建設的な愚痴を見極められる上司は、部下の愚痴をチャンスに変える

経営
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不健康な愚痴は聞いたところで意味が無い

 はい、どうも皆さんこんにちは。脳科学教育コンサルタントのクロスです。

 今回お話をする内容は、『愚痴をこぼすのはありかな?と思う最近だよね』というものです。

 最近、そう思うようになったんですね。

 結論から言うと、愚痴をこぼすと言っても、『建設的な愚痴』と『不健康な愚痴』の2種類があって、『建設的な愚痴』ならありだと考えています。

 『不健康な愚痴』というのは、ただただ誰かに対して批判的なものであって、何なら陰口で誰かの悪口を言って足を引っ張るようなものですね。

 自分の評価を相対的によく見せようとするような愚痴なら、それは尚更良くないです。

 会社内で言えば、同僚の足の引っ張り合いとかは、要は政治じゃないですか。

 自分のためでこそあれ、ちっとも他人のためにならない愚痴というのは、最初から止めたほうが良いです。

 不健康な愚痴を許してしまうと、ごますりの上手い人、でも能力は低い人ばっかりが勝ち残ってしまうよねということになっちゃいますしね。

 では、『建設的な愚痴』ってどんな愚痴?ということで、私なりの意見をお伝えしようと思います。

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建設的な愚痴とは?建設的な愚痴の生かし方

 例えば、企業コーチングをやっていると愚痴をこぼす場面って多々あるんですね。

 特に他人に対して何か悪口を言う、「お前はこういうところが駄目なんだ」とか「ほらやっぱりあいつノロマだ」何ていうふうに言ってしまうと。

 人格攻撃というのは結局、他人の自己評価やエフィカシー(自己肯定感)を下げちゃうので、「チームとしてのゴール達成能力が下がっちゃうよね」ということなんですよ。

 そんな中、なぜ私は愚痴について、あえてこれはOKかもしれないというような考え方になったのかと言うと、その愚痴はもしかしたら『ピンチをチャンスに変える』いいきっかけになるかもしれないんですよ。

 例えば『反脆い(はんもろい)』という言葉があります。これは、脆いの反対である言葉ですね。

 脆いものというのは壊れやすい状態ですけれど、『反脆いもの』というのは頑丈ではなくて、むしろボコボコにされて、それを栄養にでっかく強くなっちゃうぐらいの意味なんですよね。

 この『反脆いの精神』から考えると愚痴というのは実はチャンスなんですよね。

 なぜなら愚痴が出る問題には、結局どこかに問題があるはずなんですよ。

 問題や歪みがあるからこそ誰かにしわ寄せが入っていて、それに対する不平不満を述べているのが愚痴なんですよね。

 となると、愚痴を聞くことは、不平不満の元となる問題点がどこにあるのかを見つけ出すチャンスなんですよね。

 例えば社員Aが愚痴をこぼしたとします。

 「どこどこのチーム、こんなことしてるけどずるいような気がする」「誰々さんと一緒に組んでるけど、あの人なんかちょっと手を抜く癖がある」「ちょっとやだ、あの人と組みたくない」という愚痴を、社員Aがこぼしたとしましょう。

 マネージャーとして愚痴を聞いた時に、駄目なマネージャーは「なに?そんなことがあるのか、よし。じゃあそいつはクビだ!クビにしよう!そいつは悪いやつなんだ!」とか「なに!?そのチームってそういう事してんのか!それはあくどい、やっちゃいけない!あいつらに罰を与えてやる!」というふうに短絡的な、すぐに答えを出そうとしちゃうんですよね。

 すぐに決定しちゃうと。

 対して、良いマネージャーはその愚痴を聞いた時に、「なるほど、そんな問題があるんだね。じゃあそれはどうすればそれをちょっと良い方向に変えられると思う?もしくはどういうふうにすれば改善出来そうだろうか?ちょっとよかったらアイディアを教えてよ。」という形で社員Aに聞きます。

 その愚痴をこぼしている人が、「そうだな、こうだったら助かるな」とか「こうこうこうすれば、もしかしたら良くなるかもしれないのにな」とか、「もしかしたらもうちょっと監視をするための厳しい、たまにちょくちょく視察的なことをするのもいいんじゃない?視察に入るみたいなことするのもいいんじゃない?」とか「チェック入るのがいいんじゃない?」とか、何かしらの提案をしてくれるはずなんですよね。

 良いマネージャーはその提案を聞いて、出来そうなことだったらやってみるんですね。

 新しい提案を聞いて、一定の期間試してみて上手くいけば愚痴から出たアイデアを採用し、上手くいかなかったら別の方法を探すか、前の状態に戻すかジャッジします。

 つまり、愚痴を通じて、常に何か試行錯誤して、新しいことにチャレンジし続けていて、何がよりベターなのかというのを見つけるわけですよ。

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愚痴をチャンスに変える「じゃあ、どうしたらもっとよくなるのかな?」

 特に新しい社員とか入ってくると、絶対に新しい問題とか出てきちゃいます。

 コーチングのプロである私が、誰かに「コーチングがピンとこない」と「研修では一応社長命令だから受けてはいるけれど、何かそんなに私としてはコーチングは何か足枷な気がする」「むしろ邪魔な気もする」というふうな意見が出たとした場合、私は多分聞きますね。

 「なるほどね。ちょっとコーチングが合わない感じがするんですね。じゃあ何がベストだと思いますかね?コーチングを受けないという感じのほうがいいですかね?それとも何か違う、より建設的にもしくは好意的に捉え直す方法はあったりしますかね?」と聞きます。

 聞いて本人が納得する方法が何なのかを見つけて、常に試し続けると。

 私が答えを出してそれを提案するのではなく、本人に考えてもらって、それを採用するというスタンスが一番いいですよね。

 というのも、仮に私がその人の心の中を読めて、先回りしてその人が用意していた答えを言ったとしても、やっぱりうまくいかない可能性のほうが高いんですよ。

 なんでかと言うと、結局押し付けたみたいな構図になっちゃうと駄目なので、本人が自分で言って「こうかな?こうなのかな?」と、自分で答えを見つけたり考えたりしたほうが、本人が自発的に動き出してくれるからです。

 そういう意味では、何かを建設的な方向に持っていくための愚痴であれば、こぼしてもらったほうが良いのでは無いかと思っています。

 何かに対する改善を迫る愚痴であれば、愚痴も一周して宝の山になるわけです。

 愚痴を受け入れた状態から、「じゃあ、どうしたらもっとよくなるのかな?」ということを皆で考えていくというようなスタンスが会社としても人としても成長に繋がるんじゃないかなというふうに思います。

 普段、周りが愚痴だらけでかなわんなぁ!と感じている方は、自分を有利に持って政治的で不健康な愚痴で無ければ、一旦受け入れて、愚痴をこぼす人に「じゃあ、どうしたらもっとよくなるのかな?」って言ってみてください。

 案外、解決策が見つかることが多いですよ。

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Jamahl Cross

Jamahl Cross

Founder & Co-Director
一般社団法人脳科学幼児教育研究協会 理事

​認知神経科学、脳リハビリ、発達精神病理学、進化心理学、発達障碍改善、認知行動療法など様々な分野を学び、実践を通じて統合する。独自の方法論に基づいた脳機能向上方法を編み出す。

企業脳科学、行動経済学、認知心理学によって解き明かされた非常識な企業成長法を提供。伸び悩んでいる企業を『平均利益率756倍の企業文化』へと変え、パフォーマンスを高めるなど数々の実績を持つ。

・社員のやる気を出させるのに苦労する
・昇給の効果に限界を感じている
・グループの能力を活かせずにいる
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これらの問題は、それぞれ科学的なデータによって原因の特定、予測、予防が可能です。

数千に及ぶ論文を元に、経験のみに頼らないエビデンスベースドアプローチのリーダー育成を目指します。

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