ご存知ですか?シンガポール発「1for1」 ビジネス
はい、皆さんこんにちは。組織活性化プロデューサーの南本です。
今日のテーマは『「1for1」 ビジネス』です。
ネットで「あ、こういう言葉があるんだ」って、自分も知らなかったので、ちょっと調べて皆さんに今日は共有したいなと思います。
これはまだ、日本にはあまり定着してないビジネスの形態です。
ところがある国ではもの凄く流行っているらしいんですね!
ある国とはシンガポールです!私はシンガポール行った事ないんで、現地のことはあまり分からないんですが(笑)。
これがやがて、日本にどんどんどんどん入ってくるのかな、ということでちょっとレポートとしてまとめました。
値下げなのに正規料金「1for1」 ビジネスの仕組み
『1for1』
これどんな事かっていうと、一人分の値段、例えば焼肉定食が1500円でしたと。
そうすると、一人1500円払えば、もう一人分タダにしますよー、っていう。これが『「1for1」 ビジネス』です。
ちょっと調べて見たんですけども、今シンガポールで凄い流行っているみたいなんですね。
「一人分の値段で二人分食べれる」ってことは、3000円分の価値があるものを1500円で食べられるということですよね。
そしたら単純に50%OFFです。日本の小売って、アパレルにしても何にしても30%OFF、50%OFF、80%OFF、とかOFF表示ばっかりで販促しますよね。
これを『1for1 』という形で表現しているみたいなんですよ。シンガポールでは。
僕なんかは素人、小売りとか店舗型のビジネスをやった事がないので分からないんですけれど、見込み客を二人ゲット出来るんです。
そうでしょう?
一人分の値段、これは値下げしないんですよ。50%OFFでもなんでもない。
ちゃんと正規100%の値段をもらって、「もう一人連れてきたらその人は無料ですよ」。
一種の紹介ビジネスですよね。
お店側からしたら、経営側からしたら「二人分の見込み客を連れてきてくれる」ってことになるんです。
50%オフになるんだけれども、同じ人がやれるのは一回こっきりで、1人には正規料金をきちんと支払ってもらうわけです。
店側からすれば。
けど、人は新規客を含めて二人来てくれるので、SNSとかTwitter とか色んなもので、口コミがブワーッと広がるらしいんですね。
「3,000円するピザを一人1,500円で食べれたよ」みたいなのがTwitter で拡散していきますよね。
だから、それで噂が噂を呼んで、またバーッと人が連れてくるので、お店の認知が広まる、そういう仕組みです。
販促の間接費用がそれほどかからず集客も抜群
何がいいかって言うと、チラシ等の広告宣伝費入らない。
お客さん二人連れてきてくれる+チラシ刷って配って、人件費使って配って、ティッシュの間に入れて配るとか、テレビ広告するとか、ちょっと高くなって電車につり革広告するとか。
そんなことやるとお金いっぱいかかっちゃいますよね。
でも、これ、そんな間接費用がかからないですよね。もちろん事実上は半額にするコストはかかりますよ。
ただ、色んなチラシとかネット媒体頼るとか、そんな面倒くさいことをやらなくても、 SNSでどんどん普及していただけると。
しかも、1人あたりの値段は絶対に値下げ「◯%OFF!」の表示が無いから、美味しかったら次も来てくれて、その時は正規料金を支払ってくれると。
ところが、『1for1 』ってまだ日本にはほとんど根付いてないようですね。
例えば店舗を持ってお客さんを集客しないといけないようなビジネス。飲食・小売り・整体とかエステとか。
そういった店舗系のビジネスは50%OFF、とか60%OFF、とかやったって、もうその値段じゃないと来てくれないじゃないですか。
同じことやるにしたって、もう1人連れてもらって、『1for1 』で、結局同じなんだけど、販促コストも安いし、リピーターになってくれたら正規の料金が手に入るようになっていきます。
シンガポールという国は広告・宣伝費を使う文化がないらしくて、そういうマーケティングが流行ったらしいんですけど、日本にもそういうものを取り入れると、コストをかけずにまとまった集客ができるようになるかもしれません。
あとは、今だとインバウンドで中国系の人がガンガン来ますよね。
香港や台湾の人を中心に、こういう販促にどんどん慣れているようですから、新たな集客がどんどんできて、売上を伸ばす事が出来るかもしれませんよね。
Photo credit: GillyBerlin on Visual hunt / CC BY