【困った面々】能力が無いのに自己評価だけは高い人って本当にタチが悪い

経営

実験でわかった現実「能力が低い人ほど自己評価が高い」

今日は職場であったり、それから人を採用するときにも多々あるんですけれど、「どうして能力が低い人ほど自己評価が高いのか」問題について、最初に、ある実験の結果をご紹介しようと思います。

ダンニング博士とクルーガー博士という方が実験をした結果、能力が低い人ほど自己評価が高い傾向があったという話でございます。

我々も日常的にこういう光景は見るわけなんですけれども、その実験結果を踏まえて、人の採用ってどうすれば上手くいくんだろうか、それから、能力が低い人のに自己評価が高い人たちが起業開業を考える時は「ちょっと踏みとどまれよー」という話です。

この2人の博士は全体を実力毎に4つのグループに分けました。

パーセンタイル値を用いて、100〜75がAランク、75〜50がBランク、50〜25がCランク、そして25〜0がDランクです。

このDランクの話なんですよね。

この実験をした博士たちはDランクの人たちを「底辺グループ」としています(私の言葉ではナイですよ…)。

底辺グループは、パーセンタイル値でいう25から0を抽出するわけです。

要するに1番下の4分の1を抽出して、その人たちがどう思ったか?要するにどういう自己評価をしたのかという話です。

底辺25%のグループの成績の平均値は下から12.5%でした。

ところが、そのDランクの人たちの自己評価は58〜68パーセンタイルだったんです。

要するに自分はDランクなのに、自己評価は平均以上のBランクだと思い込んでいるっていうね。

これはよくですね〜、職場とかでも必ずこういう人っているし(笑)、我々も採用担当をやったりすると、ナンの実力も無くてホント薄っぺらい人なのに、どうしてこんなに自己評価が高いんだろう…ってね。

世の中よくそういう人を目にするので、あえてこの実験結果をご紹介したわけでございます。

新人は自分に実力が無いことすらわからない

よく新人さんに起こりがちなのが、自分たちが新人だった頃を思い出して欲しいんですが、最初に本当に全くわけの分からない全く知らない世界に入り込む時に、上司が「何を言っているか」自体、まず理解できないわけです。

ですから、出された指示の意味がまず分からない。

ちゃんと1行毎の箇条書きにでもしてあげない限り、新人は理解できないです。

普通の大学生でさえも、まず3行になった瞬間にもう文章が読み取れないです。

文字は読めても文章は読み取れないんです。

そうすると、指示を的確に出すには、1行毎の箇条書きにするしかない。

それができていないと、部下は何もできていないわけですから、今度は上司であったりそれから新人研修の担当者が、「指示を無視された」と思います。

新人を普通の働けるレベルまで鍛えあげる際って、入社して1年とか2年経っている先輩が教育係になりますよね。

自分たちはなんとなくもう1,2年そこにいるわけですから、その会社のやり方っていうのを覚えていますけど、新人は最初はわけ分かんないで飛び込んでいるから、言っていることがまず分からない、言葉が通じないっていう状況です。

ですから、そのときに教育係は「無視された」と思いますけれど、でもそれが「分からなくて当たり前なんだ」っていうふうに付き合わないと、そこですれ違いが起こってしまいます。

新人たちっていうのは、自分たちが如何に無知であるか、つまり「”知らない”っていうことも”知らない”」状態なんです。

それから、イチバンの困ったちゃんっていうのは、「意識高い系」って今言われていますけれど、そんなのは私たちが社会人になったばかりの30年前からいたんですよ、別に(笑)。

「自分たちは違うんだ。ガンダムで言うなら自分たちは”ニュータイプ”だから全然違うんだ。」みたいなね。

これは本当にただの勘違い野郎で、仕事やらせてもできないようなやつがゴロゴロいるわけですよ。

先程の実験の結果でもありましたけれど、実際はDランクでも、自己評価はBランクなんです。

Dランクでも、自分たちのことを”スーパーマン”と思っているわけですから。ニュータイプとか言ってね。

それくらい勘違い野郎が多いし、この勘違い野郎がどうして出来てしまうかというと、本当に言いにくい事なんですけれど、本当の意味での競争をしたことがないんですよね。

本当の意味の競争っていうのを。

敵が如何に強いかってこれを知らないまま、なんとな〜く受験に勝ってきてってね、そういうタイプが1番「自分たちは違うんだ!」って思ってます。

だから、この人たちの自己評価の高さはハンパないです。

そういうことを踏まえると、採用する時に気をつけなければいけないのは、、そこそこの学校を出ていて、そこそこ賢そうだな…と思っても、仕事やらせたら、全然できなくて自己評価だけ高いっていうパターンがあるということです。

作業に慣れただけで「自分はデキる」と思ってる30代以降はタチが悪い

自分たちが社会で戦っていく中で、やっぱり1番大事だったなぁって思うのは、私はどうしてもお金を稼がなきゃいけなかった。

貧乏だったのでね。

東京でひとり暮らししていくためにお金が必要だったので、その時に鍛えてもらったんです。

私ね、やっぱり20代は黄金期だと思います。20代で働き方を知って、30代40代に繋がっていくのでね。

どうしてもお金を稼ぎ続けなきゃいけないっていう、その立場だったら、やっぱりきちんと”仕事のやり方”を覚えなければいけないと思います。

その時に尊敬できる先輩、尊敬できる上司の言うことを、とにかくきっちり守ること。

仕事というのは必ず期限があります。ですからそういう期日は必ず「日」だけではなく「時」で考えます。

時間で考えるんです。

例えば、「今週の金曜日の午後2時に納品します」とか、何でもとにかく時間を付けてやっていく。

これだけでも、まともに生きていけるっていうくらい、本当に哀しいかな何もできない30歳を迎える人たちが今だと結構多いんですよ。

何もできないのに、社会的な評価もそれから社内の評価も低いのに、「自分はデキる!」って思っているの。

それはただ単に自分が勤めている会社の”作業に慣れた”に過ぎないんだけれど、これに気づかないっていうのがありますね。

自分の実力も無いくせに自己評価だけ高いと起業してから大変

私がホリエモンさんみたいに、「会社イヤなら辞めればいいじゃん。辞めて起業すればいいじゃん。」って簡単に言えないのは、その会社の中ですら評価が低いんだったら、起業なんかしない方が良いって思うからです。

起業して会社を持たせたり、もちろん個人事業でもそうです。ずっと仕事をとり続けて行くっていうのは本当に難しいことです。

たしかに、会社の中で多少評価が良かったら、その会社から外注を受けることができるかもしれません。

特にシステムエンジニアさんなんていうのは、そこそこの評価が高ければ仕事はもらえます。

ところが、システムエンジニアのほとんどっていうのは、変なハナシ、出向みたいな仕事が多いんですよ。

だから、「俺は本当に独立しているんだろうか、なんか良いように使われているんじゃないか…」って。

あれって偽装派遣なんじゃないだろうか?とかね、そういうふうなことがたくさんあると思います。

ですから、自分はそれが嫌で飛び出そうと思っても、ほとんどの人がなんらかの下請けっていうのが多いんですよ。

そうじゃないと、起業開業して自分が仕事ゼロの状態から、どんどんお客様をとっていくなんて難しいからです。

起業開業するっていうのは、会社の中のちっちゃな評価どころか、社会的な評価を凄く上げていかなければならないし、本当の意味での実力をつけていかなければいけない。

その時に、自分の実力も無いくせに自己評価だけ高いっていうのは本当に残念なことです。

どうやっても本当に実力のある人とは戦えませんから、こういう人は起業なんか止めた方が良いですよ。

ホリエモンさんの言う事なんか聞かなくて良いです。

 
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タナカキミアキ

売らない営業マン タナカキミアキ

YouTubeチャンネル「キミアキ先生の起業酔話」で、
中小企業経営のこと、起業のこと、経理のことを、
顧問先法人100社・個人事業者50名を抱える現場目線で
お話しています。

所有資格:

日商簿記検定1級
全経簿記検定上級
全商簿記検定1級で簿記検定3冠王、
税理士
簿記論・財務諸表論で簿記4冠&簿財番長
宅地建物取引主任者
ファイナンシャルプランナー
かわいらしい秘書検定2級
普通自動車に普通自動二輪
みんなの安全を守る甲種防火管理責任者
珠算3級
よく分からん情報処理検定2級

…などプチ資格オタク

妻は「あおば会計税理士法人」代表税理士の田中朝代。

18歳の時に簿記1級のクラスで出会って、
15年後になぜか結婚しました。

中小零細企業の経営に関しては夫婦揃ってめっぽう詳しいので、
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