居心地の良い環境を選び続けて成功している人はほぼいない
先日、ヒルトン東京に経営者同士で集まり勉強会を開催しました。
僕のように10年程度の若造はほぼおらず、20年、30年のベテラン投資家、経営者がほとんどです。
同世代ではないですし、レベルも僕よりだいぶ上なので、正直な話、居心地は良くありませんでした。
ただし、自分より上の環境には多くの学びがあります。
というのも、「居心地の良い環境を選んでいる人」、または、「無意識に環境を選ぶ人」で、成功し『続けている人』は見たことがありません。
一方で、1年〜5年程度の短期的な成功を収めている人が、やがて消えていく光景は沢山見てきました。
先日の勉強会では、なぜ、才能や能力がない僕が、投資や経営の世界で上手くいっているか、彼らとの共通点を見つけたことで、少し腑に落ちた気がしました。
『グリッドスケール』で自分の「やり抜く力」を見極めろ
読者の皆さんは、『GRIT・やり抜く力』という本をご存知ですか?
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
ダイヤモンド社
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この本には、やり抜く力をはかる『グリッドスケール』というものが書かれています。
10の質問に応えてグリット・スコアを計算します。
10項目のなかで自分がマルをつけた点数を合計し、10で割った数字により私達のグリット・スコアが見いだせます。
また、奇数の問題を5で割った数値は「情熱」の高さを、偶数の問題を5で割った数値は「粘り強さ」の高さを表します。
この採点結果を見てみると、確かに私の場合は、奇数の分野では平均値がさほど高くありませんでした。
一般的には、これがあれば「社会でバリバリ新しいことに挑む起業家として活躍できる」と言われる能力ですが、私は残念ながら低いようです。
そのかわり、
- 挫折してもめげない
- 達成まで長期間かかることをコツコツやる
- 興味の対象が毎年変わらない
- 挫折を乗り越えたことがある
- 新しいアイデアやプロジェクトに気を取られない
これらの能力は相当高いことがわかりました。
悪く言えば、バカの一つ覚えなのかもしれませんが、諦めずに続けることが、今の成果につながっているのだと思います。
冒頭のベテラン投資家、経営者も同じように、諦めずに粘り強く勝てる分野で継続してきたのだから今がある、とおっしゃっていました。
今後も茨の道があるかもしれませんが、粘り強く、お客様が喜ぶ不動産経営に邁進していきたいと思います。