ぶっちぎりに伸びる社長と伸び悩む社長がいる
私も普段、顧問先で色んなタイプの社長さんと接しています。
アドバイスをスポンジのようにどんどん吸収して全部実践して、更には関連することも先読みして「これもやったんですけれど」って言う社長さんもいれば、何度言っても何もやらない社長さんもいます。
どんどん実践する社長さんは圧倒的に伸びていって、そうでない社長さんはいつまで経っても伸びず、しまいにはズッコケてしまいます。
なぜ、両者にこれほどの差が開くのか考えてみます。
「うちの業界は特殊だから」を言うか言わないかで雲泥の差が生まれる
どんな理由かというと、「うちの業界は特殊だから」というお決まりの理由を付けるか、付けないかで、圧倒的に差が開きます。
理由を付けてやらない人は、「〜やってみるのはどうでしょうか?」とアドバイスすると、まるで水戸黄門が印籠を出すかのように、「うちの業界は特殊だから」って必ず言います。
もう、「参ったか!島倉!」みたいな具合に、「私はやらないんだよ。」ってバリアを張るんです。
「島倉さんの言っていることはよーくわかります。しかし、うちの業界は特殊なんです。」って、やらない理由を作って行動しないんです。
ただ、色んな業界に関わらせてもらっている私から見ると、どんな業界だって、どんな会社さんだって特殊なんですよ。
全てが特殊ということは、全てが普通なんです。特徴なんてないんです。
だから、人と違うことをどうやってやったら良いのか?と考えて、行動しなければならないのに、絶対にやりません。
「うちの業界は特殊」は思考停止した人の言葉
そもそも、人間の購買心理なんてそんなに変わりません。好きな人から買いたいとか、知らない人から買いたくないとか…こういう人間の共通行動を元に、マーケティングが体系的にまとめられて、あとは自分の状況に合わせて実践するだけのはずです。
にも関わらず、「うちの業界は特殊だから」って言ってる人は、その人が人の話を全く聞き入れない特殊な人なだけなんです。
英会話教室、学習塾、リフォーム業、冠婚葬祭、ネットマーケティング、不動産業…その他、数多くの業界で共通する課題ってほとんど同じで、あとは課題を解決する方法を実践するか否か、それだけですから。
ビジネス書、セミナー、コンサルティングなど、普遍的なアドバイスを得られる場所はたくさんあります。
どうか、そこで新たな学びを得ようとする時に、「うちの業界は特殊だから」で思考停止しないで、どうやって自分たちに当てはめられるか考えてみてください。