ご存知ですか?82歳の女性プログラマー、若宮正子さん
いきなりですが、50代を迎えた僕、高橋はスノーボードを始めようと思っています。
生まれは福島、育ちは北海道と、まさにスノーボード天国で育ったのですが、この年令になってやっとそう思い立てました。
これを聞いたあなたは何を思いますか?きっと笑いますよね。でも、これが結構本気なのです。
インターネットを調べてみると、「50歳からのスノーボード」的なスクールは実際に存在しました。
でもさすがに、「50歳からのハーフパイプ」とか、「50歳からのビックエア」とかはありませんでしたね。残念。
ただ、どのスクールも体験会も今年の受付は終了。
来年こそ、ぜひチャレンジしたいと思います。
ところで、僕の背中を押したのは誰だと思いますか?ハーフパイプ銀メダリストの平野選手?16歳でビッグエア4位入賞の岩渕選手?
いいえ、違います。僕の背中を押してくれたのは、82歳の女性プログラマー、若宮正子さんです。
若宮正子さんが教えてくれるのは「僕達がいつだって変われる」こと
若宮正子さんは、昨年、アップルが開催した開発技術者会議に招かれた日本人の女性プログラマーです。
驚くべきはその年齢とプログラマーになった経緯。若宮さんは82歳。
彼女はなんと、2017年に入ってからアップルのアプリ開発言語を学び始めて、「hinadan」という高齢者でも楽しめるパズルゲームを開発したのです。
「若い人に勝てるゲームを作ろうと思いました」
若宮さんは、アップルの最高責任者ティム・クックにこう話しました。
「82歳からアプリ言語を学び始める?」
「しかも、こんな短期間にゲームを開発する?」
僕は最初、信じることができませんでした。みなさんも、初めてこんなことに出くわしたらそう思いますよね?
でも、彼女は本当に自分がやりたいことを実現したのです。
ちなみに、彼女がインターネットと出会ったきっかけは、60代に入ってから始めた親の介護。
介護で家にこもる彼女にとって、インターネットが唯一、外部の人と交流を持てる場所だったのです。
最初はまっさらのド素人。インターネットと接続するまでに3ヶ月かかったところから、アプリ開発言語を習得したわけです。
「年だから◯◯◯できない」
「苦手だから◯◯◯できない」
「難しいからマーケティングは無理だ」
これ僕たち、平気で口にしちゃいますよね?でも、これって本当に恥ずかしいいこと。勝手に自分に都合の良い「壁」を作っているだけ。
若宮さんの例を考えれば、ただの言い訳になってしまいますよね。
若宮正子さんを知って、僕は「理想の老後」が見えてきました。
それは「独創する愉快なジジイ」になること。
独創すること、愉快であること、そして絶対に言い訳を言わないことを、目標にしようと誓いました。
明日死ぬと思って生き、永遠に生きると思って学ぶ
あなたが取り組んでいるマーケティングは次の3つの要素から形成されています。
「マーケット」「メッセージ」「メディア」
「メッセージ」は不変です。古今東西、人の欲求は変わらない。けれど、「マーケット」と「メディア」は目まぐるしく変化しています。
「年だから」「苦手だから」なんて言い訳を言っている場合ではないのですね。
「明日死ぬと思って生きなさい、永遠に生きると思って学びなさい」
まさに、ガンジーの言葉の通りなのです。
だって82歳からだって、プログラミングを学んでゲームを開発することができるのですよ。
僕たちにできないわけありませんよね?
さあ、あなたはなりたいと思う変化を自分に起こすため、今日から何を学び始めますか?