「あいつ、何度言ってもわからねーヤツだな。」「ミスを恐れてちっとも挑戦しないよな。」と社員にイラついた表情をいつも見せていませんか?確かに気持ちはわかります。だからと言って、人に変わることを無理強いしても、そう対して人は変わりません。それよりも、社長が社員に明るく感謝を伝えることを意識して変わったほうが会社も良い方向に変わります。
社長が社員にイラつく気持ちは確かにわかる!
今日は、「ありがとうから始めよう」というテーマです。
どこの中小零細企業も、まあ〜いろいろと人材教育とかで困っておりまして。
社長さんにしても、「あいつ、何度言ってもわからねーヤツだな。」「ミスを恐れてちっとも挑戦しないよな。」という感じのところはあると思うんですよ。
その気持ちは本当にわかります。
でもね、しょせん他人なんてものは変えられないんだから、社長さんご自身が「ありがとう」から始めて、会社の文化自体も変えてみませんか?という話なんです。
現場が求めるのはヒューマンスキルの高い人
私が勤め人だった頃、採用担当を一時期やっていたんですけど、その時に現場から常に言われたことがあります。
こういう人を持ってきてください!っていう感じでね(笑)。
それは、コミュニケーション能力が高い人、ヒューマンスキル、つまり人間性が高い人、こういう人ばかり求められました。
具体的に「この業務ができること」っていう指示は一切無かったんですよ。
確かに仕事をするうえでは、みんなある程度の能力があることは分かっているから、大事なのは、むしろコミュニケーション能力、それからヒューマンスキルだったりします。
人間性が高い人、「肯定性の人」ですね、でね〜この「ヒューマンスキル」と言われるのが、採用担当にとっては1番求められると嫌だったんです(笑)。
やっぱり人間というのは、人を否定するのは簡単なんですけれど、肯定して、認めて、褒める!なんてなかなか出来ないんですよね。
ですから、「そういう人を連れてこい」って言われましてもね、なかなか大変でした。
幸せな人は感謝の気持ちを相手に伝える力がある
このヒューマンスキル、人間性を高めるということは社会の中でも非情に重要です。
いつも感謝の気持ちを持っていて、「ありがとうございます!」って、それをず〜っと言えるような「感謝の人」をなぜ作れないのかな?とか、中小零細企業は人数が少ないのに、なぜその文化が浸透しないのかな?と昔本気で考えたことがあるんですよ。
その時に人を見ているとですね、幸せな人ほど感謝の気持ちを相手に伝える力があることを感じました。
幸せな人“ほど”です。
不幸な人にいくら朝礼で、「ありがとうございますと感謝の気持ちを相手に伝えましょう!」って言ったって、やっぱりね…どうしても伝えることが出来ないんですよ。
ところがそういう人が幸せになっちゃったら、自分自身が幸せになったら、自然と相手に感謝の気持ちを伝えているんですね。
感謝の気持ちを常に言える人は幸せになれる
じゃあ、どうすれば幸せな人になれるのかなって、私もいつも考えていました。
銀座まるかんの社長である斎藤一人さん、昔で言う億万長者ですね。
高額納税者で納税額日本一だった一人さんは、「成功している人は、幸せ幸せっていつも言っているんだよ。」って言っています。
どんなことでも“幸せ”と捉える。それから幸せなこと・良いことが起こったら、「ありがとうございます。」って感謝する。
ところが、やっぱり良いことばっかりじゃないわけですよね。嫌なことも悪いこともいっぱいあるわけです。
でもそのときにも、「ありがとうございます。」って感謝の気持ちを常に言える人が幸せな人になれると。
ちょっと精神論めいたところもありますけれど、これは実際に私も「ある」と思います。
どんな時もポジティブな言葉を意識してみる
斎藤一人さんで言うと、『ついてるシール』っていうのがあるんですよ。
ありがとう・感謝・ついてる・大金運・金運大吉
という言葉が書いてあるシールを斎藤一人さんは出しているんですね。
それで、このシールに書いてある言葉をずっと言っていると、確かに明るい人間になるんですよ。根暗な人間にならないんですね。
「ありがとうございます!」っていつも感謝しているとね、ああ〜良いなぁ!今日も絶好調〜!みたいなね(笑)
私は今、沼袋事務所で撮影しているんですけど、今だと外気温が35度くらいありましてね(2017年7月)、光化学スモッグ警報も出ています。
今日はこんな中、野方事務所行ってそれから練馬事務所行って、練馬事務所の床を四つん這いになって修理しなければいけない(笑)。。
でも!それでも「幸せだな〜!」ですよ(笑)。
この暑い中、健康な体で無事に練馬事務所に行けるなんて幸せだな。今日も頑張って床をしっかり直してやるわ〜!って感じでね(笑)。
そういうふうに自分で口に出して言うと、ね?私のこと根明(ねあか)に見えますでしょう??
ですから、こういう言葉っていうのは根明に見えますし、このシールをご紹介したのは貼っておけば思い出すんですよね。
あ!ありがとうだな、感謝だな!って。
まずは感謝は家族から。出来ますよね?
朝の朝礼を無理強いしなくたって、社長が自ら変われば会社は変わる。
それでですね、子どもたちを見ていると、私思うところがあるんですけれど、親になら“やってもらって当たり前”っていう感じで、最近なかなかお礼を言わなくなりましてね。
「喉乾いたぁー!牛乳!!」みたいなね(笑)。
んで、注いであげても “やってもらって当たり前”…。
そんで「(大の字になって)お着替え〜!!」 とか(笑)。
着替えさせてあげても“当たり前”でありがとうひとつ言わない。
つまりね、ありがとうひとつ言えないっていうのは、子どもと変わらんわ!!と思ったわけですね(笑)。
ですから、子どもと変わらんような生活をするのではなくて、「ありがとうございます!!」って言ってね、ついてるついてる〜♪でも良いじゃないですか。
そうやって日々心を変えていけば、社長さんが自らを変えれば会社の文化なんて、あっという間に変わるんですよ。
人を無理矢理に朝礼とかで変えようとするんではなくて、自分が変わって行けば良い。
自分が幸せになっていけば幸せは連鎖しますからね、そうやって会社を変えていくのはいかがでしょうか?