どんな人であってもチャレンジしてなかなか上手く行かないと、ついついこれまでを否定して萎縮してしまい、何もしたくない気持ちにもなり、次のチャレンジから逃げたくなるものです。では、失敗してもクヨクヨしない、常にチャレンジする状態を作るためにはどうすればよいのでしょうか?失敗を恐れない最強のマインドを島倉さんが教えてくれます。
なかなか上手く行かないとチャレンジを躊躇しがちになる
今回は、「失敗を恐れなくなる考え方」という話をしてみたいと思います。
経営者であったり、自営業者として貴方が何かに投資したとしましょう。
ウン十万円のセミナーに出た、ウン百万円かけて人材を雇ってみた、ウン千万円の機械を購入した、といった形で投資をしたのですが、なかなか上手くいきません。
というか丸損になってしまいました。
仕事に一生懸命になって時間を投資することで、家族との絆が時として薄れてしまう経験をするかもしれません。
どんな人であっても、こういう状況になった時って、ついついこれまでを否定して萎縮してしまう、何もしたくない気持ちになって、動けなくなりがちです。
しまいには、行動すること、チャレンジすることに対して億劫になり、引きこもりがちになってしまう方すらいらっしゃいます。
常に最悪な事態を想定するとチャレンジ以外に選択肢はなくなる
では、失敗してもクヨクヨしない、常にチャレンジする状態を作るためにはどうすればよいのでしょうか?
その方法は簡単で、「常に最悪な事態を想定すること」です。
30万円の高額セミナーに参加するなら、そのセミナーに参加した際に自分と合わない、想定していた効果が出ないセミナーであることを想定して動きます。
従業員を雇ったは良いものの思ったように動いてもらえず、その人が短期間で会社を辞めることを想定にいれながら、最初から採用試験を行うのです。
この時に、「失敗したら、自分が、会社が、家族がどうなる」ということについて、自分が考えうる限りどうなるか?紙に書き出してください。
そうすると、失敗して周囲に迷惑をかけることを想定したとしても、「チャレンジを諦めない」「ビジネスを続ける」以外に答えが出て来こないことに気がつくはずです。
貴方が幾ら失敗を恐れていても、ビジネスをやっているならば最終的には努力する方向で考えなければ明日すらありません。チャレンジすることは避けて通れない道なのです。
だったら、一度やってみようと思ったことはやってみれば良いんです。
経営者という立場は、チャレンジすることでしか付加価値を上げることができないポジションなのです。
失敗はない。あるのは、成功か学習のみだ。
結果として一度失敗したとしても、「やるしかないんだ」ということを悟っていれば、貴方はその失敗でレバレッジを効かせた学びを得て、更に努力することで、自分が考えていなかったより一層大きな成果を最終的には手に入れることとなります。
それが経営であり人生なのだと思います。
私がこの話でいつも触れる最終的な結論は、「失敗はない。あるのは、成功か学習のみだ。」ということです。
そもそも失敗なんかこの世の中にないんですよ。何かあってもそこから学ぶわけですから、最終的には成功するしか選択肢がなくなります。
だったら、やれば良いだけです。
こうやって考えれば、チャレンジすることが経営者の存在意義そのものであり、失敗を恐れて萎縮したり自分の歩むスピードを落とすことは、存在意義を脅かすリスクでしかないことを理解してもらえると思います。