人間は基本的に怠け者です。たとえば、昼夜を問わず働く勤勉な人がいたとしても、その人はかわりにプライベートでは楽をしたいと考えるはずです。部屋の掃除をアウトソーシングしたり、自分では料理を作らず外食したり、どこかで怠けたくなるはずです。もしも自社の商品が売れていないなら、自分の商品は顧客の負担を減らしているか考えてみるのはいかがでしょうか?
人間は誰しも怠け者で楽をしたいと考えている
今回は「怠け者が喜ぶような商品を作りましょう。」という話をしたいと思います。
どんなことかというと、基本的に世の中は怠け者ばっかりです。
貴方も怠け者なら、私も怠け者です。
たとえば、私達はある目標を定めて行動する場合、まともにやれば100の負担がかかるところを、3の負担でやりたいと考えて、そちらの道でやれる方法を探すはずです。
100を選ぶ人なんてまずいなくて、3で目標にたどり着く手助けとなるものを見つければ、絶対にそれを試そうと思うんです。
工程が100のサービスか3のサービスか、顧客がどちらを選ぶかは明白
たとえば一定の顧客が、ユーチューブの動画を始めて、アドセンス広告で儲けたい、という目標を持っていたとしましょう。
これを解決するために、2種類のサービスがあったとします。
1つめは、アカウントの取り方などを事細かに説明してあげるけれど、あとは自分でやってくれというサービス。
もう1つは、アカウントの取得から全部こちらで引き受けて、あなたがやるのは「これ、これ、これの3つだけ」あとは動画を全て作ってあげます。というサービスです。
皆さんはどちらを選びたいと思いますか?殆どの人は後者のサービス、100を3にしてくれるサービスを選ぶはずです。
たとえば私のいる業界で言えば、コンサルタントとして稼ぎたいと思ったら、アドバイスだけだとダメなわけです。
アドバイスだけだと、サービスとして相手に100をやらせるのと同じ、アドバイスにプラスして、クライアントの商品が売れる仕組みも提供するのが3のサービスです。
それをやらないと、どんなにそのコンサルタントさんが経験をもっていたところで、顧客が離れますから儲かりません。
お客様の負担を減らす視点をいつも意識せよ!
このように私達は、世の中の人は怠け者だと考えて、とことん商品やサービスを作り込み、結果が出やすい形で相手に提供することを意識する必要があります。
時間や労力、コストの負担をかけずにできるよ、という仕組みを貴方が用意すれば、その商品はガンガン売れていくはずです。
確かに、良し悪しはあります。
相手がその商品を使いこなせるようになるために、学んでもらい、体験してもらう、そのためにプロセスの中で工数を積んでもらう場面もありますから、その時は100と3で言えば、100をこなす場面を設ける必要もあります。
ただし、純粋に「売れる商品」を作りたいならば、考え方のキホンは「怠け者が欲しいと感じる商品を作ること」から始めましょう。
今あなたが苦境にいて、商品が売れないと感じているならば、お客さんの負担を減らす視点をとことん追求してみてください。