優秀なキャッチコピーを判断する物差しに「かっこ良い」は無い

マーケティング

 ヒットしたキャッチコピーを見ていると、キャッチコピーはかっこ良くなければならないのか?と考える人がいます。しかし、キャッチコピーは結果として格好良くなくても、買ってもらえるなら優秀なキャッチコピーです。かっこ良くないキャッチコピーの成功事例から、考えてみたいと思います。

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かっこ良いキャッチコピーを作りたいという罠

走りを忘れた大人たちへ

トヨタ自動車

「話したい」これ以上の要件はありません。

NTTドコモ

花火には上を向かせる力がある。

三井不動産

 どれも全て過去にヒットした、大企業のかっこ良いキャッチコピーをご紹介してみました。

 これらが全てかっこ良いのは当たり前です。キャッチコピーだけを考えるプロが、これらの言葉を膨大な時間とお金をかけて作ったからです。

 私達も日常的に商品のキャッチコピーや、ブログの宣伝文句を考えますが、私達はキャッチコピーのプロではありません。

 むしろド素人ですから、かっこ良い文章を作ることにこだわると、宣伝にかける費用や人的リソースは無駄になる可能性のほうが高くなります。

 中小零細企業の考えるキャッチコピーは、結果として格好良くなくても、全く構いません。

 その理由を以下説明します。

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大手であろうがかっこ良いか悪いかは関係ない

 では、どのように宣伝手段として、販売に結びつく広告を作成できるか、考えてみましょう。

 売れるキャッチコピーを作るコツは、商品を売り込みたいターゲット層を徹底的に絞ることに尽きます。

 例えば、アサヒ飲料が発売した「ワンダコーヒー・朝専用」は、ターゲット層を絞ることに成功した好事例です。

 缶コーヒーは、膨大な種類で競合の多い商品ですが、アサヒ飲料は、男性の多くが毎朝缶コーヒーを飲む習慣があることに気が付きました。

 そこで彼らが発案したキャッチコピーは、漢字でたった3文字の「朝専用」でした。

 毎朝缶コーヒーを飲んで仕事へ向かう男性(サラリーマン)へ、ターゲットを狭く絞ることにより、売上はうなぎのぼりとなりました。

 かっこ良くはないですが、商品やサービスが売れるための宣伝手段として、販売に結びついたことにおいて、アサヒがワンダにつけたキャッチコピーは、大成功といえます。

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購買に繋るキャッチコピーこそ優秀なのである

 上記の事例は、大企業が売れるキャッチコピーを作った事例で、そこまで奇をてらわず、かっこ良くなくとも売れるということを説明するためにご紹介しました。

 中小零細企業の場合はどうでしょうか?

 私がよく行く弁当屋に好事例があるのでご紹介いたします。

 その弁当屋さんでは弁当を販売する横で、お茶のペットボトルを併設販売していますが、このお店はお茶の宣伝文句を、「お弁当によく合うお茶」としています。

 お茶はどこに行っても買えるものですが、「弁当のプロがすすめるお弁当に合うお茶」を、皆さんは買ってみたいと思いませんか?

 実際、そのお弁当屋さんではよくペットボトルが売れるそうです。
 
 ターゲット(買って欲しい人)に、買いたいと感じてもらえるキャッチコピーであれば、カッコ良いか、カッコ悪いかは、全く関係ありません。

 買ってもらえるキャッチコピーこそが、優秀なキャッチコピーなのです。

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