45分ルールを実行し経営者に必要な長期的ビジョンを掴みとれ

効率化

 社長室で重厚なデスクの前に座り、パイプをくゆらせながら自社の行く末を考える・・・などという時間はドラマの中だけに存在するフィクションです。中小企業の経営者にとって、目まぐるしい日常の中で長期的な経営ビジョンや計画を考える時間は殆どありません。「無いならば作る」という視点で、お勧めしたいのが「1日45分の集中タイム」を作ることです。ショーンが解説します。

スポンサーリンク

重厚なデスクに座り将来を考えるなんて幻想!

 こんにちは、ショーンです。

 仕事を進める以上、不測の事態はいつでも生じるもの。

 従って、その場でその場で、適格な意思決定をしていかなければなりません。

 更に中小企業の経営者を忙しくさせているのが資金繰りの問題です。経営者にしか対処できない部分であり、また事業を軌道に乗せるために避けては通れない部分です。

 あちこちで発生する問題に対処しながら、資金繰りに奔走しているとあっという間に時間が過ぎていく。

 それが日本の中小企業の経営者の実態ではないでしょうか。

 社長室で重厚なデスクの前に座り、パイプをくゆらせながら自社の行く末を考える・・・などという時間はドラマの中だけに存在するフィクションです。

 そのように、忙しい経営者のみなさまにぜひ実践していただきたいのが「1日45分の集中タイム」です。

 先日ご紹介したMBAに教わるタスクが驚くほど効率的に片付く「5分ルール」と組み合わせて実践することで、抜群の効果を発揮します。

MBAに教わるタスクが驚くほど効率的に片付く「5分ルール」
 一般的なタスク管理の本には「優先順位をつけて行動しなさい」とアドバイスがあります。しかし押し寄せる波のようなタスクに追われる経営者にとって、じっくりと優先順位を判断している時間も判断材料も、そうそう存在していません。そこでタスクが驚くほど効率的に片付く「5分ルール」を、効率化マニアのショーンが解説してくれます。5分ルール、今すぐ始めませんか?

 以下、解説しますね。

スポンサーリンク

「45分ルール」実行は3つの手順を踏むだけ

 人間が1つの物事に集中できるのは、45分程度が限界だと言われています。

 小学校の授業時間などもこの定説をもとにして45分に設定されています。もちろんその時の体調や気分によって、多少は前後するとは思いますが、だいたいざっくり45分は集中力を保っていられるということです。

 そこで私が、忙しくて時間がないといつも言っている経営者の方々に、よくアドバイスしているのが「1日に45分間だけ、目の前のことに集中する時間を作ってください」というものです。

 なんだ、そんなものかと思われるかもしれませんが、私が観察した限りでは45分どころか、15分すらもしっかりと目の前のことに集中する時間が取れない方がほとんどです。

 ノートパソコンにスマホ、というモバイル機器が発達したことで、私たちはどこにいても仕事ができるようになりました。

 しかし逆に言えばひっきりなしに色んなメールや電話、メッセージが舞い込み、1つのことに集中する時間が確保しにくくなっています。

 文明の利器は私たちのコミュニケーションを促進しましたが、同時にそれらは私たちから、集中する時間を奪っているのです。

 「45分の集中タイム」を実践するのは簡単です。以下解説しますね。

1)45分でアウトプットするタスクを決める

 まずは45分かけて行うアウトプットを決めます。

 新規事業の計画や3年後のビジョンなどなんでも結構ですが、5分や10分ではなかなか考えきれない「大きなタスク」が良いでしょう。

2)通信手段は全てシャットアウトしタイマーをセットする

 次に、スマホやPCの通知機能をすべてオフにします。

 PCを開いているとついついWebページを見てしまうという方は、インターネットの接続も切りましょう。

 そして、タイマーに45分をセットしましょう。アナログのタイムウォッチを買うのもありですね。

 これで準備は完了です。

3)とにかく決めたタスクのことだけを考える

 さあ、集中タイムのスタートです。

 この45分間、あなたは他のことは一切考えずに目の前のアウトプットに集中するのです。

 電話も鳴らないし、メール着信の通知もないので邪魔するものは何もありません。

 最初は少し不安になるかもしれませんが、たった45分間です。電話やメールはあとで対応すればいいのです。とにかく他のことは考えずに、目の前に集中しましょう。

 そう、たったこれだけなのです。

 でも、たったこれだけの時間を確保することが、あなたにはできていたでしょうか。

 1日24時間のうちのたった45分間だけです。その時間に他者があなたと連絡が取れなかったとしても、45分くらいの間に起きた出来事なら、後で十分にリカバリーが可能な範囲です。

 ほぼ誰にも迷惑はかけないといえます。しかし、あなたのアウトプットの質は圧倒的に上がります。

スポンサーリンク

45分ルールで長期的な思考時間を手に入れろ

 1日の間で、この45分があることは、あなたに中長期的なスパンで物事を考える能力を与えます。

 経営者としてもっとも大事なのは、「重要だけど緊急でないこと」にいかに対処するかということです。

 日々の問題に対応しているだけだと、どうしても「重要で緊急なこと」だけに対処することになってしまいます。

 もちろん緊急な問題には対処しなければなりませんが、最も大事なのはそれが緊急になる前に対処することができることです。

 これこそ経営者の仕事だと私は考えています。

 中小企業は経営者次第で大きく飛躍することもあれば、あっという間にじり貧になることもあります。

 その差は、経営者自身が事業全体のことをしっかり考え、中長期的に成長できるような打ち手を仕込んでいるかどうかで開きを見せます。

 日々の仕事に追われているだけではどうしても短期的な打ち手ばかりになってしまいます。

 「時間があれば考えるんだけどな〜」とつぶやいても時間は生まれません。

 たった45分の時間ですが、1日の中ですべてをシャットアウトして、経営者が最もやるべき仕事に集中できる時間を、強制的に作りましょう。

 そこに2、3年後の事業の浮沈がかかっているのです。

 なんの準備もいりません。今日からはじめましょう。 

効率化
シェアする
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
ショーン

某ビジネススクールのMBAホルダーで、税理士資格保有者。
税理士資格は持っていますが、最近ではほとんどそちら側のお仕事はしておりません。

金融機関、会計事務所、CFOなど経験から会計・財務・税務分野はもちろんのこと、法務や社内システムの構築、戦略策定、プロジェクトマネジメントなどを得意としております。また、「効率化マニア」なので、タスク管理や読んだ本のデータ蓄積などを通じて、限られた時間で最大のパフォーマンスを出す方法をいつも追求しています。

コンフィデンシャルなお仕事も多いため匿名でのニュース投稿になりますが、私の経験や知識が少しでも多くの中小企業経営者のみなさまのお役に立てれば思い、精力的に投稿していきます。

なお、ニックネームおよびプロフィール写真は、私の大好きなプロスノーボーダーである「ショーン・ホワイト」から拝借しました。

ショーンをフォローする