セブン&アイHDといえば、かの有名なセブン-イレブンを運営するグループという印象が強いですが、実は総合スーパー事業にフードサービスに金融サービスにITサービスにと、様々な事業領域を有した流通サービスグループです。そんなセブン&アイが満を持してスタートしたのは、なんとカフェ!カフェの名前は「白ヤギ珈琲店」というユニークなものです。競合はどこか?業界内で目指す地位は?という問いにお答えします。
コンビニだけじゃない7&I白ヤギ珈琲店とは
セブン&アイHDといえば、かの有名なセブン-イレブンを運営するグループという印象が強いですが、実は総合スーパー事業にフードサービスに金融サービスにITサービスに・・様々な事業領域を有した流通サービスグループであることは意外に知られていないかもしれません。
今回ご紹介する「白ヤギ珈琲店」はセブン&アイ・フードシステムズが運営するカフェチェーンですが、ファミレスチェーン、デニーズの姉妹チェーンにあたります。
今のところ全国で5店舗を東京、北海道、千葉で運営しており、今月の12月3日には多摩堤店がオープンしました。(東京都世田谷区)
パンケーキ、オムライス、パスタ、フレンチトーストなどメニュー層も幅広いのが、郊外型カフェチェーンでも特徴で木です。そんな「白ヤギ珈琲店」のメニューと多店舗展開の可能性についてご紹介します。
こだわりコーヒーと朝昼夜に対応したメニュー
それでは白ヤギ珈琲店のこだわりを見ていきましょう。
まず珈琲店を名乗るだけにメイン商品ともいえるのがコーヒーです。
一杯一杯淹れたてのハンドドリップコーヒーの価格は店舗によって異なる可能性アリですが、450円前後で飲めます。
また、ラテアートメニューも充実しているので視覚的にも楽しめるドリンクメニューも!
あとは、トップ画像にもある二種類のコーヒー、黒ヤギコーヒーと白ヤギコーヒー。これはそれぞれのクリームの色を表していますね。(白ヤギコーヒーなら真っ白な生クリームが浮かんでいます)
また、スムージーやチアシードドリンク、アイスフラッペなどソフトドリンクも充実しているので、コーヒーが苦手な方も安心して楽しむことができます。
12月3日に開店した多摩堤店のニュースリリースによると、モーニング、ランチ、ディナー・・それぞれのフードメニューが白ヤギ珈琲店では提供されるようです。
店舗によってメニューが異なる可能性もありますが、これが実施されているとなると競合のコメダ珈琲店との差別化にもなっているといえます。
モーニングは、プレートメニューもしくはフレンチトースト。ランチは、パスタもしくはプレートメニュー(ミニグラタン+がっつりメニュー)、ディナーはビールやワインなどアルコールメニューも取り入れられ、お肉メニューも充実。(仔羊の肉がさらっと出てくるのも珈琲店には珍しい!?)
珈琲店とは言いながらも、白ヤギ珈琲店は朝食ビジネス・ちょい飲み市場を意識した業態であることがわかります。
デニーズから転換?白ヤギ珈琲店は多店舗展開
いま、セブン&アイHDは、フード事業の中で「和食」と「カフェ」に力を入れているようです。そこで、ファミレスのデニーズから「白ヤギ珈琲店」への転換も視野に置いていることがメディアでも報じられていました。
今のところ「白ヤギ珈琲店」は商業施設内での出店がケースとして存在するようですが、今後は郊外にも出店が検討されているようです。競合のコメダ珈琲店や星乃珈琲店(ドトール。日レスHD運営)、「むさしの森珈琲」(すかいらーく運営)などを意識しているような動きが予想されます。
競合のコメダ珈琲店もフランチャイズの手段で多店舗展開を進めていますし、同じセブン&アイHDのセブン-イレブンもフランチャイズを活用し、国内1万店舗以上を超える勢いです。
となると、白ヤギ珈琲店のフランチャイズ展開も遠い未来ではないかもしれませんね。