イオンが韓国のミニストップ売却を検討する
イオンが韓国のミニストップを売却することを検討していると報道されています。
ちなみに、ミニストップの親会社はイオンですよね。
日本のイオンは売上でトップ3(セブン、ローソン、ファミマ)に大きく差をつけられて、現在4位です。
ミニストップの今はどうなっているのか、はたと気になったので調べてみました。
日本のミニストップは今どんな立ち位置?
イオンはセグメント(業界区分)において、ダイエーやイトーヨーカドー等と一緒にSM事業(スーパーマーケット)に区分されており、ミニストップ単体での収支状況ははっきりしません。
就職情報の一部としての情報を見ると、ミニストップの売上は3,000億円程度で、イオン全体の8兆4,000億円からするとほんの一部です。
参考リンク:業界動向サーチ
と思ったのですが、ミニストップ、実は上場していました。
2018年2月期決算で売上約2,000億円、営業利益は1,000万円です。
参考リンク:平成30年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結) ミニストップ株式会社
これを見ると財務状況は安定しており、いますぐに会社が立ち行かなくなるような状態では決してありません。
日本ミニストップも利益を見れば事業継続に疑問あり…
ただし、2,000億円も売上があって、利益が1,000万円だけというと、事業継続する意味合いをあらためて考えてもおかしくはありません。
というのも、1位のセブンイレブンはの2018年2月期の決算は、売上高(営業収益)が前期比3.5%増の6兆378億円、当期利益が前期比87.2%増の1811億円。
1位と4位でこれだけ雲泥の差が開いています。2位じゃダメなんですか?なんて話もありましたが、やっぱり1位は圧倒的です。
話は冒頭に戻り、今回の韓国ミニストップ売り報道があったからといって、日本のミニストップがすぐ売りに出るとは限りません。
ただし、これまでも買収交渉は何度かされてきたのはないかと思います。少なくとも日本のミニストップが売りに出されても驚くような状態でないことは確かです。
Photo credit: Yuya Tamai on Visual hunt / CC BY