生き残るビジネスには3つの共通点がある
今日のテーマは『生き残るビジネスに共通する3つの特徴』です。
昨日、札幌のメンバーさんとミーティングが終わった後に「食事でもしようか」という話になりまして、久々に街に繰り出しました。
ところが二人とも知らない店に入ったんですよね。
そしたら、その店に入った瞬間に「あ!やべえ!間違えた!」と思っちゃいました。とにかく店が若いんですよ(笑)。
店のお客さんはほとんどが学生さんとか、若いカップルとかグループとかで、対する僕は当年57歳、メンバーさんは42歳です。
それでも、一旦は入っちゃったものだから仕方なく食事をしていた時に、そのメンバーさんがふとこんな事を呟いたんですね。
「いやー、この元気な人達もあと20年もするとポケットに胃薬忍ばせて、腰痛に悩んだりするんでしょうねぇ。諸行無常ですね。」と。
「まあまあまあ、そんな老け込む年じゃねえだろう」と思いながらも、確かにそうだと感じる部分もあり、思わず笑っちゃいましたね。
『諸行無常』『全てのものは常ならず』
これはビジネスも同じです。残念ながら多くのビジネスというのは、数年で姿を消してしまいます。若さを失います。
かたや5年も10年も20年も30年経過しても成長を続ける会社があります。
この『生き残るビジネス』『消えゆくビジネス』の差はどこにあるのでしょうか?
色んな要素・見方があるので、一概に「絶対」とは言えないんだけれども、僕が多くのメンバー(企業クライアント)さんを見ていて、生き残るビジネス・生き残る人には3つの共通点があるなと思っています。
生き残るビジネスに共通する特徴1:常に課題が明確
生き残るビジネスの一つ目の共通点は、『常に課題が明確』であることです。
生き残るビジネスを展開する企業は常に課題を明確にしています。
今どれだけ儲かっていようが、「次にこれをやる」という課題がもの凄くはっきりしていて、常に課題に取り組んでいます。
僕のメンバーさんでも、ぐいぐいビジネスを前に進めてる人は、例えば「今月何に取り組むつもりですか?」と聞くと、迷いがなくて「今月はこれとこれとこの3つをやります!」と、きっぱりと言い切るわけですよね。
常に自分自身で課題を設定しているので、「次に何をやっていいのかわかりません」という事態にはなりません。
いくら今の業績が良くても、次に何をやるべきか明確になっているのです。
でも、課題を決めるには一つ条件があるんですよ。それは『ゴールが明確である』ことです。
5年後、3年後、1年後、1か月後、そして今日さえも、ゴールが決まっているから『課題・やる事が明確』にできるわけです。
生き残るビジネスに共通する特徴2:数字を常に見ている
生き残るビジネスの二つ目の共通点は、『数字を常に見ている』ことです。
見込み客の数・成約率・顧客生涯価値・粗利率・時間当たりの生産性、こういった自分のビジネスに必要な数字を、生き残るビジネスを展開する経営者は常に見ています。
ビジネスは数字のゲームですから、数字を見ていないということ自体がナンセンスなんですよね。
「あっ、この数値、2ヶ月連続で落ちているぞ」といった段階で、すぐ手を打てるわけなんですよね。
『数字を常に見ている』ことは、一つ目の共通点『課題を明確にする』と、実は対になってるんですね。
数字を見てると、「今何をやるべきか」というのが明確になるんですよ。
そして、「今何をやっていいかもわかりません」という人に共通しているのは、そういう人に数字聞いても何にも把握してないんですよね。
「何をやるべきか」わからないなら、数字が具体的な課題を教えてくれるんですよね。
生き残るビジネスに共通する特徴3:とにかく早い
生き残るビジネスの三つ目の共通点は、『とにかく速い』ことです。
「アイディアを行動に移すスピードがめちゃめちゃ速い」「やる・やらないの判断がめちゃめちゃ速い」といった具合です。
まさに『兵は拙速を尊ぶ』です。
できる経営者ほど本当に待たないんですし、完璧を求めません。完璧よりもスピードを重視します。
サイトをバーッと作って、バーッと公開して、それから改善して行くんだけども、そのスピードがとにかく速いです。
たとえば、メンバーさんと1ヶ月ごとにミーティングをやる際に、できる人ほど1ヶ月ごとにアウトプットが全然変わってるんですよね。
常に課題を明確にして、数字を常に見て、とにかく早く全てのことをやってしまいましょう。上手く行ってる人のまねをすると成功も早いですよ。