目標を100%達成することはとても簡単だ!
目標を立てることの重要性は誰もが知っています。
今年は〇〇を目標にしよう、今年度は〇〇を目標にしようと、1月の始めや4月の始めに目標を立てる人が多くいます。
でも、1年後に振り返ってみて、その目標は達成できているでしょうか?
達成できたかどうかを確認できないばかりでなく、“目標そのものが何だったか忘れてしまった”という人が多いのではないでしょうか。
ただ、私が敢えて声を大にして言いたいことがあります。
目標を達成することは簡単だ!
目標を達成できないから苦労しているのに、そんなことがなぜ言えるのかと、訝しく思われる方もいるかもしれません。
でも、目標は100%達成できるのです。私が自分の目標を達成するために日頃からやっていることをお伝えしたいと思います。
達成できない目標は、単なる夢や願望に過ぎない!目標設定はSMARTに!
目標を100%達成する方法、それは、達成できる目標だけを目標として掲げればいいのです。
そうすれば、目標は100%達成できます。
なんだ、ばかばかしいと思わないでください。ここに目標設定の重要なポイントが隠されているのです。
たとえば、現在の年商が1,000万円の人が「来年こそ年商1億円を目標にしよう!」と考えた場合、果たして、それは達成できるでしょうか。
現実にはほとんど、これを実現するのは困難ですね。
そこでご紹介したいのが、100%目標を達成するのに役立つ、SMARTの法則に基づいた目標設定です。
SMARTの法則に基づいた目標設定とは、下記の頭文字をとった目標設定の方法です。
- S:Specific「明確な」誰にも分かる単純で明確な目標です。
- M:Measurable「測定可能な」数字で表現できる目標です。
- A:Action oriented「行動に基づいた」自分の行動につながる目標です。
- R:Realistic「現実的な」手を伸ばせば届く程度の目標です。
- T:Time bounded「時間を区切った」いつまでにやるのかを区切った目標です。
年商1,000万円から1億円の目標を立てるのが厳しいとしても、現実的(R)で明確(S)な年商1,500万円という目標ならどうでしょうか。
これなら手が届くかも知れません。
たとえば、年商1,500万円を目標とした場合の平均客単価が2,000円としましょう。
そうすると、客数は年間で7,500人必要になります。
年間7,500人とすると、毎月625人、1カ月の営業日を25日とすると、1日に25人になります。
これは測定可能な数字(M)ですね。
今までの経験やデータ(A)によると、1日に25人の客を確保するには、新規客を何人、既存客を何人集めればいいのでしょうか。
期間(T)は1年です。
このように、毎日達成する数字(目標)を明確にすれば、どのような行動を取ればいいのかがはっきりしますね。
目標を設定する場合、このSMARTを必ず意識するようにしてください。
あとは目標を達成するために着実に行動していくのです。私はこの方法で自分の目標を達成してきました。
目標設定と同時に何のために目標を達成したいか明確にしよう
さらに、目標を達成するためには、もう一つ重要なことがあります。
何のために目標を達成したいのか?を明確にすることです。
原田式メソッドというのをご存知でしょうか。
これを開発した原田隆史さんは、大阪の公立高校の陸上部を指導し、7年間で13回の日本一という奇跡と呼ばれる成果を出した伝説のコーチです。
原田さんの原田式メソッドは、陸上競技だけでなく、今では、武田薬品工業、ユニクロ、キリンビールをはじめ、340社を超える企業に取り入られ、多くの成果を出しています。
原田さんは、「成果を上げるためには目標を設定するだけではダメだ。なぜそれを目標にするのか目的を明確にしよう。」と言っています。
例えば、「砲丸投げ日本一」になるというのが目標の高校生がいたとします。
「砲丸投げ日本一」を目標に掲げた生徒に、何のためにその目標を達成したいのかを聞くと、「母親に喜んでもらいたい」、つまり親孝行したいからという答えが返ってきたそうです。
「砲丸投げ日本一」という目標には「親孝行したい」という目的があったのです。
私の場合であれば、生き生きとした自分のやりたいこと(ライフワーク)による起業を提唱し、失敗が許されないシニア起業を支えていく、これが目的です。
あなたにはなぜその目標や数字を達成するのか目的がはっきりしていますか?