勝率の高いビジネスの実践者がいつも意識している3つの要素があります。それは「お金」「時間」「努力」です。この3つの要素を、1)消費者に対してのアプローチ時、2)商品・サービスの開発から販売時、この2つの場面で上手に使い分けることができているのです。どのように?島倉さんが解説してくださいます。
ビジネスで勝ちたいなら意識すべきは「お金・時間・努力」3つの要素
今回は「勝率の高いビジネスをしている人が意識している3つの要素」と題して話してみたいと思います。
最初に3つの要素を言ってしまうと、
- 1)お金
- 2)時間
- 3)努力
この3つです。
以下、説明していきますね。
消費者へのアプローチにおける3つの要素の生かし方
消費者が何かをやろうとする時って、お金をかけたくない、時間を掛けたくない、努力したくない、ってみんな思っていると思いませんか?
たとえば、ダイエットしたいって思っている人達って、
- お金をかけてダイエットしたくない
- 時間をかけてダイエットしたくない
- 努力してダイエットしたくない
って思っている人がとても多いと思うんです。
これらの悩みに対して、
- お金をかけてダイエットしなくてOK
- 時間をかけてダイエットしなくてOK
- 努力してダイエットしなくてOK
というアプローチができる商品やサービス作りをしたビジネスは勝ちやすい。これを意識しているかしていないかの差はかなり大きいです。
お金・時間・努力、このいずれかでもいいから、消費者の間で発生するわがままの、どれか1つを解決してあげる意識で始めるビジネスは、勝ちやすいビジネスになります。
確かに完璧な商品やサービスはないかもしれません。
「お金」ゼロ円しかもらえないのならビジネスではないですよね。でも、本体のサービスは安いけれど、その人以外からもお金をもらうビジネスモデルを作る。お金をもらうサービスを別に作る。こんな風に幾らでも工夫ができますよね。
「時間」を掛けたくないニーズを満たすなら、逆にお金をとことんもらって、短期間で結果にコミットするサービスを作れば良いのではないでしょうか。
たとえばダイエットで「努力」しなくてOKというのも度合いがありますけれど、これは顧客層を適切に選択し、努力しないの度合いを説明し、プロセスをきちんと明示したうえで、商品やサービスを提供すれば、本当にそれだけで売れやすくなります。
こんな具合に、消費者へ提供する商品やサービスを創り出して提供する時は、
- お金
- 時間
- 努力
が少なくなる方向で考えてみましょう。
商品・サービスを提供する側における3つの要素の生かし方
次に、商品やサービスを作る私達にとって、
- 1)お金
- 2)時間
- 3)努力
とは、どうあるべきものでしょうか?
感の良い方なら既にお察しだと思いますが、商品・サービスを提供する側は、
- 1)お金をとことん使う
- 2)時間は誰よりも掛ける
- 3)努力を誰よりも払う
という形でこれにあたるべきです。
商品・サービスを提供する際は3つの要素を削る視点が必要ですが、これを提供する側は逆に3つの要素をとことん使わねばなりません。
なぜか?
ライバルは商品・サービスを作って販売する際に、お金を使いたがりません。
ライバルは商品・サービスを作って販売する際に、時間を掛けたがりません。
更に、ライバルは商品・サービスを作って販売する際に、努力したがりません。
だから、上記3つの要素、いずれか1つでも良いから逆をやれば、商品・サービスの質は必ず洗練されて、貴方はぶっちぎりで勝てます。
3つの要素をどう生かすかをまとめると、以下のとおりです。
3つの要素/対象 | 消費者 | サービス提供者 |
お金 | 減らしてあげる | とことん使う |
時間 | 削ってあげる | とことん掛ける |
努力 | しないで良い状態を作る | とことん努力する |
いつも勝っているなぁ。と思う経営者は、必ず上記を意識してビジネスを行っています。
ぜひ、自分のビジネスが上記の状態となっているかチェックしてみてくださいね。