ビジネスや新事業を思いついた場合には、どのようなことに注意した方がいいのか?疑問に思いネットで検索されて調べているという方も多いのではないでしょうか?
個人が新規で起業するならストック型のビジネスモデルが理想と語るLeadClover代表の清永先生に、集客費とストック性の2つチェックポイントを具体例を交えて解説していただきました。
新ビジネスや新事業で注意する2つのポイント
あなたが新ビジネスや新事業を思いついた場合に注意してほしい2つのポイントは、集客費とストック性があるかどうかということです。
- 集客費
- ストック性があるか
①集客費
新しいビジネスを開始するときには必ず集客費がかかります。
あなたがお店を出して、なにもしなくてもお客さんが来るということはあまりありません。
チラシを撒いたり、広告を出したりして集客広告費がかかりますからその広告費より売り上げが低いようであれば、結局赤字になってしまいます。
しかし、新ビジネスを始める方の多くは集客費がかかるということが抜けていますから要注意です。
②ストック性
もう一つストック性があるかどうかということです。
それは、新しい商品が1回だけの売り切りの商品だとすると、ずっと新規のお客さんを集め続けないといけません。
そうすると集客費がずっとかかり続けるので、集客費より売り上げをずっと上げ続けなければならず安定しません。
逆に1回商品を利用していただけたら、継続利用が見込める商品であれば、集客費がだんだん下がってきます。
売上が同じであったとしても集客費が下がれば下がるほど手元にお金が入るからどんどん利益が増えます。
このように集客費が下がり、ストック性があるかという2つのチェックポイントを念頭にいれてほしいと思います。
おススメなストック型のビジネス事例
新規ビジネスの事例を解説していきたいと思います。
空きスペースのビジネス有効活用
あるクライアントさんから質問を受けました。
このクライアントさんは事務所が余っていて、倉庫としてしか使っていませんでした。
と相談されました。
確かにCDやビデオは売っていないので、扱ってほしいという需要はあると思いましたが、私はやめておいたほうがいいと答えました。
CDとビデオの置き場所に困っている方を ピンポイントで集客するのはなかなか難しいです。
ストック性は高いのですが、集客費がかかるのでやめましょうと言って、代わりに提案させていただいたのがタイヤのレンタルスペースです。
ストック性の高いタイヤのレンタルスペース
寒い地域では、スタッドレスタイヤと普通のタイヤを毎年交代で使っているという話を聞いたので、タイヤのレンタルスペースを提案しました。
タイヤの置き場所として毎月お金がいただけますので、ストック性がかなり高いです。しかも、寒い地域だったのでタイヤを持っている方も多いんです。
寒くなったら、またスタッドレスタイヤに変えるので、捨てるわけにはいかないけど、かさばって、しかもきれいなものではないので、タイヤの置き場所に困っている人がすごくいると思います。
集客費がほとんどかからないタイヤのレンタルスペース
ポストに入れたチラシを見てもらうのはすごく難しいことですが、タイヤの場合であればワイパーのところにチラシをはさんでおけばいいので、チラシを読んでもらえる可能性がものすごく高いです。
集客費がかかるとしたら、労力とインク代と紙代くらいですから、集客費がものすごく低いです。
お客さんを集客することが出来れば、毎月レンタル費用が入りますから2つのポイントをかなり高いレベルでクリアしています。
新ビジネスを考える場合は集客費がかからないということとストック性があるかということについて考えてください。
チラシのポスティングで一つ懸念があるとすれば、どれくらいクレームがあるかというくらいです。
ストック性と集客費、この2つのポイントレベルをクリアしていますので、ぜひこのような新規ビジネスの例を参考にして皆様も考えて欲しいと思います。