ストックビジネスの事例
こんにちは。LeadClover代表の清永です。
今日はストックビジネスの事例について解説しようと思いますが、ストックビジネスと相反する新規のお客さまを集め続けなければならないビジネスがフロービジネスです。
では早速ストックビジネスの具体的な事例を見ていきましょう。
【ストックビジネス事例1】家賃収入
今回はストック型の事例についてですが、大家さんの家賃収入がまずひとつの例です。
マンションや家を貸す人が増えれば増えるほど、その分収益がストックされてきます。
【ストックビジネス事例2】顧問契約
税理士や社会保険労務士などの顧問契約も顧問先が増えれば増えるほどストックされます。
お客様が顧問契約を辞めると言わない限り、は顧問先の数が増えれば売り上げがストックされて毎月毎月顧問料が入ってきます。
【ストックビジネス事例3】会員制ビジネス
他にも会員制サービスのスポーツクラブや動画定額サービなどの会員向けサービスです。
【ストックビジネス事例4】飲食店の飲み放題ビジネス
会員価格でたとえば、月5,000円払えば、いつ来ても飲み放題というサービスです。
そうすると損してしまうのではと思われがちです。
その会社もテスト的に行ったらしいのですが、実は結構売り上げが上がっているそうです。
飲み放題サービスはお客さまの立場からすれば、1回目に飲み放題の会員料がかかりますが、2回目からは無料で飲めるので、その浮いた分の料金でおつまみを買っていて、結果的に客単価は減っていないそうです。
売上は、客数×客単価×購買頻度ですが、購買頻度がすごく上がっているのです。
飲み放題の会員制なので、何度もいかないと元が取れないということで、来店回数が増えるそうです。
会員化することによって、逆に売り上げが上がっているという事例ですが、一見損するように見えても、長い目で見れば得するようなストックビジネス化ができないかという視点で考えてほしいです。
【ストックビジネス事例5】うどん屋さんの会員制ビジネス化の事例
もうひとつの事例は何かというと、こちらも飲食店のうどん屋さんです。
うどん屋さんというのは、かなり原価が安いそうです。
知り合いのうどん屋さんの場合、かけうどんであれば、原価20円とか30円だと言っています。
そして、そのうどん屋さんは会員制を導入しました。
一旦会員になってもらえれば、かけうどんであれば原価の30円で食べることができるのですが、お客さんの立場からすれば、毎回いきます。
そのうどん屋さんはメニューが豊富だということもあって、特に工事現場の人は、その場所付近にいますので、お昼休みにその店に来てくれるそうです。
利益は少ないです。ですから売上を上げるポイントを変えました。
今までは、うどんや定食を買っていただいたら、そこから利益が出て、キャッシュポイントは稼ぎのポイントだったんです。
その後、会員制で毎月いくらかのお金を払ってもらえれば原価で食べられますという会員制のビジネスでキャッシュポイント、収益をあげることにしたのです。
そうすることによって、例えば台風などでお客さまがゼロになったとしても会員価格の方で収入が入ってくるので、ダメージを受けません。
会員が増えれば増えるほど、売り上げが上がっていくストックビジネスの仕組みにしたので安定収入化ができたのです。
継続課金の仕組みを考える
今回は会員制の事例でしたが、こういった新たなビジネスモデルのように、何か継続課金の仕組みを導入できないかということを考えて欲しいと思います。
特に地方ではストックビジネス化は不可欠だといえます。
今回の事例を参考にして、あなたのビジネスでストックビジネスの仕組みを作れないか、売り方、ビジネスモデル、キャッシュポイントを変えることができないかといった視点をもって考えていただきたい思います。
ありがとうございました。