会社を成長軌道に乗せられない経営者の決定的な欠陥とは!

経営

皆さんこんにちは。
組織活性化プロデューサーの南本です。

「成長軌道に乗せられない経営者」という方がいらっしゃいます。

経営者に必要な要素、特性を持っておかないと経営はできませんが、ある方とお話ししていて、決定的な欠陥というものがあるということがわかりました。

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マネジメント力がない経営者は経営はできない

マネジメント力とは

「マネジメント力」というのは、我々コンサルタントっぽい人が使いやすい言葉なのですが、「もう少しマネジメント力アップしましょうよ」とか、「マネジメント力が足りませんねぇ」などとコンサルタントが偉そうに言うわけです。

そこでマネジメント力はどういうことなのかを真剣に考えて、「自社の部・課・全社単位で与えられた経営資源(人・モノ・カネ・情報・ノウハウ)の最適化を図り、経営が求めている目標を達成する能力のこと」と定義しました。

「経営資源」

与えられた経営資源、例えば課に10人課員がいたとします。
与えられた経営資源とはモノ・カネ・情報・ノウハウぐらいです。
その資源の最適化、どう組み合わせれば一番効率がいいかを考えるということです。

経営が求めている目標

当然数字の目標です。
または事業の拡大の目標とか新規事業などいろいろあると思いますが、どれも数字の目標です。

一番の経営目標は利益です。
売り上げも大事ですが、会社は営業利益を出さないとキャッシュが回らなくなるので潰れてしまいます。

利益を達成する能力

経営が求めてる目標を達成する能力のことです。

マネジメント力はこのように私は定義付けています。

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会社を成長軌道に乗せられないダメな経営者の8つの行動特性

そこでダメな経営者の行動特性とは、この定義とはかけ離れたことをしています。

ダメな経営者の行動特性1 人を信用しない

そもそも人を信用しない。
経営者には部下や社員がいるのに重要な仕事を任せない。

こういう性格の人はもう経営をやらない方がいいです。

私は会社を作りました、代表取締役になりました、そして社員を雇いましたが、信用しませんので何も仕事も重要な仕事を任せません。
こんな会社は伸びると思いますか?

ダメな経営者の行動特性2 人に無関心

人に無関心だと社員やスタッフが何人かいるのにその人の特性を理解たり、成長させようとしません。

教育しようとしないし、「俺の背中を見て学べ」のような、令和の新しい時代に、まだ昭和初期の高度成長時代の古臭いオヤジのようなことを言っている人がたくさんいるんです。

人にはそれぞれに良いところ、強いところがあるのに、良いところを教えてあげないと会社は強くなりません。

こう言う人は本当に経営者をやめたほうがいいです、

ダメな経営者の行動特性3 人の感情に無関心

「感情に無関心」

人を部品だと思っている人が意外に多いんです。
「働きが悪い」「夜中に働けないのか」「土日出勤して」みたいなことを平気で言っている人です。
この時代にはダメです。

人は感情の動物なので、もし経営者自身からしたら、このくらいできて当たり前と思っても口に出してはいけません。

そういうときは、「ありがとう」。君がいてくれて「助かったよ」「今度も頼むよ」とひとこと言える、そういう感情のマネジメントができるかどうかです。

部下がちょっと叱られたり、ミスした時は落ち込みますよね。
その時に、「ちょっと飲みに行こう」とか、「俺も昔こんな失敗してさあ」とか、これがフォローです。
このような感情マネジメントができない人は経営者をやめた方がいいです。

ダメな経営者の行動特性4 ノウハウなど情報共有が苦手

これも経営者としては欠陥です。

自分だけ知っていればいい、社員は歯車や機械だから知らなくていいといった発想で経営している人もいます。

そうではなくて、自分が知ったお客さまのクレームや業者さんしか知らないことを社員全員に共有すること。
社内のスタッフと考えることです。

どうやって間違わないようにすればいいか、どうして間違えてしまったんだろうと考えている社員はいますので、ノウハウなどの情報は全部隠さず共有するということができないと経営者としては失格です。

ダメな経営者の行動特性5 コミュニケーション下手

ほうれんそうであったり、部下の目線に下ろして、一緒の土俵で悩んで、解決してあげるということができなくて、自分が何でもできてしまう人というのはコミュニケーション下手な人が多いです。

それではいい会社というか、強い会社なんかできっこありません。
経営者としても失格です。

例えば社員が10人いたら、朝と夕方必ず一人一人の声を聞くとか、悩みはないかと声を掛けるとか、そうすれば双方向のコミュニケーションが取れてきます。

こういった簡単なことができない経営者はやらないほうがいいです。

ダメな経営者の行動特性6 知識不足・勉強しない

勉強しないと知識は入りません。
新聞にしても、雑誌にしても、動画でも何でもいいですが、知識がない人は勉強もしない。
勉強しないから、知識も入らない。
こういう人はもう経営をする資格がありません、

ダメな経営者の行動特性7 努力・苦労・チャレンジしない

これも経営者をやる資格はありません。

楽して儲けてる人は世の中にいません。
成功した人は全員努力して、チャレンジして、苦労して、いろんなことを学び、これらをひっくるめてやっています。

ただ、こういう経営者はプライドが高いので、自分が苦労しているとか、努力しているとか、ということを言わないだけです。

そのことに気付かない方も経営者をやめたほうがいいです。
もっと楽して儲けたいと思っている方も経営には向かないかもしれません。

ダメな経営者の行動特性8 財務・CF/PL/BSが苦手

財務やキャッシュフローとかPL、BS の知識が全くない経営者。
こういう経営者はどんぶり勘定で計算するので、締めた時に「赤字でした。銀行さん貸してください」と言っても貸してくれるわけがありません。

どんぶり勘定の計画をつくって達成もできない会社に誰が貸してくれるでしょうか。

資金繰りもできない、PLも読めない、誰でも分かるような売り上げから経費を引いたら利益になるということがわからない経営者が山ほどいます。

このような勉強する気力もやる気も無いようであれば、経営者も絶対やらない方がいいです。

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8つの行動特性を改めないと会社は成長しない

いろいろな経営者にお会いするのですが、もう少し努力したらどうでしょうとか、もう少し人に任せたらとか、もう少し感情のマネジメントをしたらどうかと思うことがあります。

人のマネジメントは特に需要

ヒト・モノ・カネ・情報の全てをマネジメントしなければいけませんが、特にダメな経営者は、人のマネジメントがまったくできないので、社員が入ってもすぐ辞めてしまったりの繰り返しで、会社が全然良くならないのです。

まじめに経営するためには、真剣にこの8つをやっていただきたいと思います。

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南本 静志

和歌山生まれ。株式会社紀陽銀行入行。銀行業務を2年程度経験後、システム部へ異動。

システムエンジニアとして銀行オンラインシステムや情報系のマーケティングシステムの構築で活躍する。

30歳代の後半には日本ユニシスに出向し、金融機関向けCRMマーケティングシステムの業務設計のリーダーを任される。その後、コンサルタントとして独立、現在は東京千代田区で経営コンサルティング会社と社会保険労務士事務所を設立し、代表に就任。

中小企業診断士及び社員を持つ経営者としての立場で、幹部社員(部長、課長、係長等)を次期役員に昇格させるようなマネジメント系の人材育成プログラムに強みを発揮している。また、初級管理職(主任や中堅リーダー)に対するモチベーション研修や自己発見研修も得意。

アールイープロデュース 

適性検査Cubic(キュービック)

東京中央社会保険労務士事務所

東京中央給与計算センター

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