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あれほど未来を語り合ったはずの創業メンバーが離れていく理由

あれほど未来を語り合ったはずの創業メンバーが離れていく理由
 起業当初、あれほど未来を語り合ったはずの創業メンバー達。しかし、いつしか会社には、社長しか創業メンバーが残っていない状態になってしまいました。これが多くの企業に起きている紛れもない現実です。創業メンバーが離れていく理由とは?離脱を防ぐために出来ることとは?キミアキ先生が解説してくださいます。

創業メンバーはいずれ別れていくことが普通だ

 仲間達と夢を語り合って起業した後、その仲間達とあなたは将来どうなっていくのでしょうか。

 「ずっと一緒にやっていくんだ」と堅く誓った先人の方々も、往々にして、みんな別れてきた現実があります。

 創業メンバーが全員会社を離れる場合もあります。会社が成長して行き、その過程で社長しか残らないこともザラです。

 しかし創業メンバーというのは別れるのが普通なので、もしそんな状況になったとしても別に重く考えないで下さい。

 ケンカ別れしないメンバーとなると結局、同居の親族というのが殆どです。このパターンの会社は、なかなか創業メンバーが別れていくことがありません。

 親子であったり夫婦であったりすると、ケンカばっかりでガチャガチャやっていたとしても、財布の紐が一緒ですからね。

 ではなぜ他人同士の創業メンバーは、いずれ別れて行かざるを得ないのでしょうか?今日はこのことについて、考えてみたいと思います。

会社の成長スピードに追いつけぬ創業メンバー

 創業メンバーの別れ方も、会社が100社あれば100通りあります。

 他人同士で始めた感じでも円満に別れることもありますし、金銭トラブルが生じた結果のケンカ別れもあります。

 もう10年以上前の話ですけれども、裁判になったことも見たことがあります。

 あれほど、「世の中を良くする」「お客様を喜ばせる」と語り合った創業メンバーが、あなたに刃を向けるのです。

 このように、なぜ初期のメンバーからどんどん脱落者が出ていくかというと、やっぱり会社の成長スピードが大きく関係しているんです。

 結局は会社の外、周りの環境が変わるので、社内の環境も変えていかないといけません。

 そうすると、否が応でも社内が変わっていくわけです。

 ですが、色んなルール決めが必要になる中で、なんで人を増やさなきゃいけないんだとか、なんでうちの会社は成長し続ける必要があるんだとかって、みんな違う言い分を持つようになります。

 「最初はみんな仲良く始めたのに、なんでこんな風に言いたいことを言えないようになったのかな。」と考え始めます。

 でも、それは仕方がありません。社内が変わることによって、価値観も創業当時に持ってたものと違うものになっているからです。

社長も創業メンバーも変化出来ないなら引き頃

 そんな時に立ち戻って欲しいのは、

  結局、会社なんて始めたからには、とにかく変わり続けなきゃいけない

 という大前提です。

 創業メンバーを見た時に、「コイツ変われないな」っていうメンバーがいたら、必ずその人は脱落します。会社に居にくくなって、最後には出て行っちゃいます。

 この「変わり続けなきゃいけない」っていうものは、実は社長に課せられた責務であって、自分が何歳であっても変わり続けることができない、変え続けることができなくなった時は、社長も引退の時を迎えます。

 ですから中小零細企業の社長の引退時期は、簡単に分かります。

 年齢ではありません。変えることが出来なくなったその時が、社長も創業メンバーも引退の時です。

創業メンバーの心が離れていく無駄な採用活動

 それからみんなで悩むことの一つに、営業活動があります。

 企業を経営するならば、新規のお客様を取り続けなきゃいけない、これがずっと永遠に続いていくわけですよ。

 開業したての頃は「ガツガツ新規を取る」これが当たり前です。

 ところが、会社というのは軌道に乗ってからも、更に新規の顧客を獲得し続けなければなりません。

 というのも、顧客償却という理論があって、何もしなければ売上やお客様は2割減ってしまいます。

 我々のような堅い商売と言われている会計事務所でも、今は顧問先が100社くらい有りますけれども、だいたい5%、100社有れば5社は必ず商売が立ち行かなくなると考えておく必要があります。

 ですから、私共も顧客が減った分については、きちんと新規のお客様で補充をしております。

 その時に売上が上がってきて、人手が足りないということで安易に正社員を雇ってしまうと、意外や意外!

 経営陣や創業メンバーは、全然仕事が楽になりません。かえって仕事が増えます。仕事は増えるわ、利益は減るわ、自分たちの取り分も減ります。

 ですから、このときに創業メンバーの中で、「やってられっかよ!!!」っていう意見が起こるんですね。

 「これまでも食うや食わずやで、こんなに頑張ってきたのに、なんで俺たちが、あいつらのために働かなきゃいけないんだ!」って、そりゃ当たり前の話です。

能力が低い社員でも雇ったら食わせねばならぬ

 だけれど、これは経営陣の務めなんですよ。

 ですからそういう人を正社員として社内に入れたら、それは経営陣や創業メンバーが食わせていかざるを得ないんです。

 というのも、なぜその人を雇ったの?って言うと、意外と単純作業なのに、人手が足りないという理由で正社員で入れているんです。

 なぜ正社員で入れるかというと、それは働く側が要求します。

 「私はアルバイトやパートでは嫌です。正社員として採用して下さい!」

 「正社員として雇って下さい、社会保険制度に入れて下さい、そしてボーナスも下さい、有給休暇も下さい!」

 こんなに好待遇条件で、単純作業しかできない単純労働者を中に入れちゃうから、おかしくなるんです。

安易な雇用を避ければ創業メンバー離脱は減る

 これを解決する方法は一つ、単純作業については必ず、高くても良いから外注に出すようにして下さい。

 中に抱えるくらいだったら、高くても良いから外注の方が良いです。

 それからアルバイトさんを雇うのだったら2名雇って下さい。1名の正社員を雇うより、2名のアルバイトを雇った方が、コスト面で見たパフォーマンスが良いからです。

 このように、人件費を適正化して、事業を組み立てていくことが前提となっていれば、創業メンバーというのはそれ程嫌な気持ちにはならないんですよ。

 創業メンバーが嫌な気持ちになるのは、訳の分からん理由で単純作業の人間を高い人件費で入れて、それを支払うのが「自分たち」という矛盾に多くの端を発します。

 こんなことをやっていれば、創業メンバーが不満に思うのも当たり前です。

 事業を組み立てる時は、単純作業者は外注かアルバイト、頭を使う仕事、それかどんな難しい仕事からも逃げないような、ガッツが有る人を正社員で雇えば良いですね。

 それならば、創業メンバーからも不満は出にくいと思います。


 

2016年7月19日

創業メンバー 起業 採用

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