人間は脳をフルに使うことで繁栄の道を築いてきました。脳には感覚を司る右脳と理屈を司る左脳があり、バランスよく使わないといけないのですが、これまでの日本では左脳を使う教育だけが先行しています。右脳を活用するためには目標の設定に重きをおいて、積極的に書きだすことが重要になります。多くの成功者も行っている方法をぜひ有効活用してみましょう。
地球上の生物で人間が突出して有する特徴は?
この地球上には、約200万種類もの生物が存在し、しかも其々がその独自の生活方法や生殖方法を持って、自らの子孫を繁栄させています。
其々の持つ特徴的な能力は、筆舌にし難いほど繊細で緻密で、しかも壮大な宇宙のリズムに合致した素晴らしいハーモニーを奏でています。
其々の生物がその特徴を使って生きていますが、人間の特徴は一体何でしょうか?
それは人間が、他の動植物と異なり、その体にそぐわない巨大な脳を持っていることです。
脳をフルに活用するには右脳を使い倒すべき
人間は脳をフルに使うことで繁栄の道を築いてきました。
しかし近年の日本では憂慮すべき事態が生じています。
脳には感覚を司る右脳と理屈を司る左脳があり、バランスよく使わないといけないのですが、これまでの日本では左脳を使う教育だけが先行し、そのまま社会に出ても右脳を使えない人達が多いのです。
私は大学教授時代に右脳教育を行って、在学生や卒業生の中に数々の成功者を輩出しましたが、それは理論的に確立された、しかもシンプルな方法です。
まず一番大切なことは、自分にとっての適確な目標の設定です。
1891年、オリソン・マーデンという人が『Pushing to the Front 』(前進あるのみ)という本を出し、世界で1000万部以上売れ、「サクセス・マガジン」を刊行しました。
彼は、成功の秘訣は、「目標設定の秘訣」と「目標達成の秘訣」からなり、80対20 の法則で、「目標設定の秘訣」が80%を占める成功要因であるとしています。
即ち、自分に合った目標、時流や環境にマッチした目標の設定に80%のエネルギーを注ぐことが重要なのです。
右脳を活発化させるため目標をメモしよう
では、どのようにすれば良い目標を設定することが可能になるのでしょうか?
秘訣は「紙に目標を書き出すこと」です。
今ではブラック企業の代名詞となってしまった和民ですが、渡邉美樹・元代表が「夢に日付を」と言って目標を自分の手帳に書き出していたことはとても有名です。
サッカーの日本代表、セリエAのACミランで活躍する本田圭佑選手も、自分の「日本代表になる」「セリエAで10番を付ける」といった内容の目標をメモや卒業文集で繰り返し書き続けていました。
目標は出来れば「世の為、人の為、ちょっと自分の為」になるものがいいのですが、目標が決まったらA4版位の紙に書きだして、自分が必ず見る壁に貼り出すことをお奨めします。
時間が無い時は、1秒間でいいので右目をつむり左目で目標を見ます。
左の目で目標を見るのには理由があります。左目は右脳につながっているからです。
左目で目標を見つめることで、目標はインプットされやすくなり、潜在意識から目標に対する確固たる意志が発信され、目標達成に関わる情報や人やモ ノが引き付けられやすくなります。
時間がある時は、両目で目標を見ながら、目標達成した時の感動を体で先取りをしたり、万歳をして喜びましょう。