コンビニコーヒー 各社コーヒーを独自評価

経済

 2013年は「コンビニコーヒー元年」と言われ、セブン-イレブンの号砲を合図にしのぎを削る展開となった。大手カフェチェーンと違い、原料をその場で高性能マシーンでドリップすることで高品質のコーヒーが味わえ、価格もカフェの1/2から1/3程度と割安のため、今後もシェアは伸びるだろう。節約社長編集部のコーヒーマニアが独自に各社のコーヒーを評価した。

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コンビニコーヒー コーヒー市場の主役へ

 日本がコーヒー消費大国であることをご存知だろうか?統計によると※1日本はアメリカ、ドイツに次ぐ世界3位のコーヒー消費大国である。日本人一人あたりが一週間に消費するコーヒーの量は平均で約11杯にも及ぶ。
 
 都市圏ともなれば、そこかしこにカフェチェーン店が乱立するが、カフェで日本人が一週間にコーヒーを引用するのは平均で約0.2杯のみである。ここに市場参入余地があると見て、資本力を背景に乗り出したのがコンビニ各社である。
 
 2013年、コンビニ各社が一斉にコーヒー市場へ乗り出し、いわゆる「コンビニコーヒー元年」と騒がれた。
 
 コンビニコーヒーはコンビニ利用時に気軽に購入できる。また、その場でドリップしてくれる品質の高さ、価格もカフェの1/2から1/3程度と割安であるため、見事に市場へ受け入れられたのである。
 
 特にコンビニ界の王者セブン-イレブンは一年間で4.5億杯ものコーヒーを販売した。ざっと試算し500億円近い販売額は、カフェチェーン業界最大手のスターバックスの売上高約1000億円の半分にもなる。コンビニコーヒー市場は黎明期にあり、今後も拡大することが見込まれる。
 
 さて、節約社長編集部にはコーヒーにこだわるメンバーがいる。打ち合わせに入るとき、いつもメンバー分のコーヒーをコンビニで購入してくれるのだが、各社を独自に評価したというので、以下編集部独自の視点でコンビニコーヒーを評価してみた。

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編集部 コンビニコーヒー独自評価

以下、採点は1〜5段階にわけて評価する。点数が高くなるほど評価が高い。

1.セブン-イレブン 香りを楽しみたい本格派へ

  • 香り:5
  • 苦味:3
  • 酸味:4
  • 甘み:2
  • バラエティ:1

 「セブンカフェ」最大の特徴は、本格的な豆の香りが楽しめる点にある。今年の10月に技術を更に革新したことで、渋みが少なく飲みやすくなった。ラテ等バラエティが少ないため、本格派「コーヒー通」の方にお勧めする。

2.ローソン バラエティとサービスが魅力

  • 香り:4
  • 苦味:3
  • 酸味:3
  • 甘み:2
  • バラエティ:5

 「マチカフェ」はバラエティの豊かさがウリだ。コーヒー自体の香りはセブンにやや負けるものの、飲みやすい。紅茶や期間限定の商品もラインナップ随一である。また通常の店舗では注文が入ってから店員がコーヒーを淹れてくれるため、サービス充実度も高い。9月末より160g100円の低価格ラインも販売開始された。

3.ファミマ 苦味がイヤなら飲みやすいファミマ

  • 香り:3
  • 苦味:2
  • 酸味:3
  • 甘み:4
  • バラエティ:3

 「ファミマカフェ」もバラエティに富んでおり、どちらかと言えば女性に喜ばれるタイプの作りをしているかもしれない。バリブレンドのため、ブラックは香りが若干感じにくく物足りないが、苦味が少なく、あっさりとしたコーヒーが好きな人にお勧め。今年の冬はその場でチョコを入れてカカオの香りを楽しめる「ショコラ・ラテ」がイチオシの様子。

4.サンクス 豆で選ぶ・コスパ重視ならサンクス

  • 香り:1
  • 苦味:3
  • 酸味:3
  • 甘み:2
  • バラエティ:5+α

 「FAST RELAX CAFFE」ブランドについてデフォルトの「オリジナルテイスト」に限って言えば味で選ばず、コスパで選ぶとの評価だった。税込み一杯100円は圧倒的パフォーマンスである。ただし、これはオリジナルテイストに限っての評価。複数の豆(キリマンジャロ、プレミアムペルー、有機栽培)などお好みの豆からコーヒーを選ぶ事ができる点は他にないユニークさである。また、ドリップ時間が早い点は加点ポイントであるが、一方ワンサイズのみの展開は減点ポイントとなるようだ。

5.mini stop 意外と本格派 バラエティは望まず

  • 香り:3
  • 苦味:4
  • 酸味:3
  • 甘み:2
  • バラエティ:1

 実はミニストップはコーヒー元年に先駆けて店舗でコーヒーを販売してきた経緯がある。味は香り強く、本格派である。元来イートインコーナーを設けてきた特殊形態のコンビニのため、アイスやパフェとのコンボで展開する形だ。そのため、コーヒー単体での商品開発はあまり進んでおらず、アイスとホットしかない。

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品質向上と潰し合い 飽くなき戦争が続く

 コーヒーはコンビニエンスストアの「カウンターキッチン戦略」における重要位置を占めるため、今後も各社が品質向上を目指すだろう。
 
 ただし価格競争は既にはじまっており、今年に入ってローソン、サンクス、ファミリーマートが、相次いで値下げ販売やダウングレードサイズの販売を開始した。
 
 勝ち組と負け組がはっきりとここ数年で出てきはじめ、撤退する会社もあるはずだ。
 
 顧客へのサプライズを忘れずに、どのコンビニエンスストアがカフェ戦争に勝ち残るか目が離せない。
 
 ※1 社団法人日本コーヒー協会「世界の国別消費量」
 http://coffee.ajca.or.jp/data

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