エジソンの母親から教わる「叱ること」の意味

経営

小学校をわずか3ヶ月で退学した伝説の発明王といえばエジソンである。
小学校を退学後エジソンを育て上げたのは、教師の経験もあった母親ナンシーだ。

ナンシーは多くのことに肝要で、エジソンの好奇心を尊重した。しかしある事件については激しい叱咤を加えた。

後のエジソンに対しても影響を与えた叱咤は、経営者に叱ることの意味を教えてくれる。

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エジソンの才能を信じ育てあげた母ナンシー

「君の頭は腐っている」「他の生徒たちの迷惑になる」と言われ、小学校をわずか3ヶ月で退学した伝説の男がいる。

誰もが知るアメリカの発明王エジソンだ。

3ヶ月で退学、それもそのはず「A(エー)はなぜP(ピー)と読んでは行けないのか?」「1+1=2と決めつけるのは間違っている」こんな発言を8歳の生徒が、先生に向かって絶え間なく浴びせ続け、挙句の果てに「モノはなぜ燃えるのか」を知るために自宅を全焼させてしまうのだ。

しかし彼は後に人生で2,000近くの発明を繰り出し、現在でもコングロマリットとして世界の中枢にあるGE(ゼネラル・エレクトリック)社の全身となる 「エジソン・ゼネラル・エレクトリック」社を立ち上げ、多くの人に賞賛される立場となる。

エジソンの発明王たる基礎を作った幼少時代に、彼へ多大なる影響を与えたのが母親であるナンシーだ。

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大抵はエジソンを叱らぬ母が彼を叱った事件

幼少期のエジソン

自分自身が教師であった経験もあり、ナンシーは幼少期のエジソンに自宅で教育を施した。

彼女はエジソンの素朴な質問にとことん付き合い、音を上げることなく答え続け、好奇心を尊重して伸ばした。

エジソンについては幼少期に発達障害の気があったことが、今日では定説となっている。

発達障害の概念も無い時代で周囲の目も冷たい中、ナンシーはエジソンへ無償の愛を注ぎ続けた。

母が初めてエジソンを叱った日

そんなエジソンの母ナンシーが、エジソンのある失態を厳しく叱ったことがある。

エジソンは小さい頃から「人間が空を飛ぶ」ことに対して異常な好奇心を持ち、実現させようとしていた。

そしてある日のこと、遂にエジソンはヘリウムガスをヒントにして薬を自作し、友人に飲ませた。薬を飲むことで体内にガスが発生すると想定し、浮力で人間を浮き上がらせようとしたのだ。

誰しも想像が付くようにエジソンの行為は、薬を飲んだ友人に激しい腹痛を起こし、もがき苦しませる大惨事を引き起こした。

普段はエジソンの行為を尊重していたナンシーも、エジソンの行動を激しく叱り、人体実験を行う事を厳しく戒めた。

母の叱責がエジソンを変えた?

果たして母ナンシーが行ったエジソンへの叱責は効いたのだろうか?

その効果は歴史が示している。

エジソンはその後も「人間が空を飛ぶ夢」を追いかけて、飛行機の開発に後年取り組んだ。
しかし彼はその夢を諦め、飛行機の発明者はライト兄弟になった。

人間を乗せるうえで自分の技術では安全面を担保できないことが、エジソンの飛行機開発を挫折させた1つの要因だったという。

母ナンシーが幼少期にエジソンへ与えた叱咤は、確かに効果を生んでいたのだ。

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叱ることは他者の成長を願い行動を促すこと

会社間における経営者と部下、上司と部下の関係は、利害を共有することで、結果を出さなければならない宿命にあるため、親子関係とは異なる。

しかし人間がコミュニケーションを通じて感じる「感情」は、関係の違いを超えて共通している。

ナンシーはエジソンの失態に対して「怒り」の感情ではなく「叱る」ことを意識することで、エジソンの行動へ道しるべを灯した。

叱ることとは、他者の成長を願いよい方向へ人を導く行為なのだ。

無償の愛とは行かなくとも、部下が失態を犯した時こそ「人格」ではなく、「行動」にフォーカスし、真剣に叱ることの重要さをナンシーは私達に教えてくれる。

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