ノルマやKPI達成まであと一息、ラストスパートでやる気を出す方法

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ラストスパートで折れてしまうのはもったいない

 はい、どうも皆さんこんにちは。脳科学教育コンサルタントのクロスです。

 ゴールを目指している最中に突然バテる事がある。あるいは、8割ぐらい達成すると何かもういいかとなってしまう。

 ビジネス、生活、スポーツ、どんな場面でも良いのですが、皆さんにはこんな経験がありませんか?

 ラストスパートで「よっしゃ!やってやる!」という時であったり、あるいは一踏ん張りすればノルマを達成できる場面なのに、もったいないですよね。

 今日は、このようなあと一息、ラストスパートの状態で最高のパフォーマンスを発揮したい方向けに、ラストスパートを乗り切る脳科学の裏技をご紹介します。

ラストスパートのランナーズハイが危険な理由

 例えば、長距離走を走っていて、あなたがライバルと1位2位を争う接戦を繰り広げている場面を思い浮かべてください。

 この時に、あなたは「ランナーズハイ」を経験するかもしれません。

 ランナーズハイというのは、長距離を走っている時に、疲れが溜まってそして「もう駄目だ」という時に、急に疲れや痛みが消えて、気持ちよくなった状態です。

 「おお!なんだこれは!?痛みが消えて走れる!」というような状態です。

 それで、ランナーズハイな状態で実際に人の身体で何が起きてるかというと、『エンドルフィン』という痛みを鎮めるホルモンが分泌されています。

 禁止薬物のモルヒネとかも気持ちよくなっちゃいますが、エンドルフィンはそういう薬の6倍ぐらいの効果があるんですよ。

 つまり、非常に強力なわけですよね。

 エンドルフィンは非常に強力な鎮痛作用を持っているので、このランナーズハイ目当てで走る人もいるぐらいです。

 そして、ラストスパートに入った人がどういう状況になってるのかというと、ある程度既にエンドルフィンが出ている状態です。

 でも、実はエンドルフィンが出ている状態は、身体が痛みや疲労を隠している(マスキング)しているだけなんですね。

 つまり、エンドルフィンが出てる時というのは、もう気持ちよく過労死に向かっていっている状態です、簡単に言うと。

 なので非常に危険ですから、ずっとランナーズハイを続けたらダメなんですよ。

 ノルマを達成するために、深夜遅くまでずーっと仕事をし続ける生活が何日も続き、ある時から苦痛を感じなくなっている、あるいはそれが普通なんだと思い込むようになるのも同じ状態で、極めて危険です。

 気づかぬうちに、実は自分の体もボロボロという状態に入って、次のチャレンジに挑めなくなってしまったり、クリエイティブでなくなってしまう可能性があります。

ラストスパートで必要なのはテストステロンの分泌

 ラストスパートでひと踏ん張りするもう一つのパターンがあります。

 身体はとんでもなくきついのだけれど、「あとちょっとだ!よっしゃいくぞ!おらー!」と気持ちを奮い立たせるパターンです。

 この時は、『テストステロン』という、攻撃的になったりアグレッシブになったりする男性ホルモンが分泌されています。

 実際、テストステロンが出ている人は、勇気のいる行動がすんなり取れやすくなったりします。

 ある実験では、テストステロンをブーストした人と、そうでない人がバージンジャンプで飛び込むまでに、どれくらい時間がかかったかの差を計測しました。

 テストステロンをブーストしなかった人達がバンジージャンプをした時は、飛び立つまでに平均で30秒ぐらいかかりました。

 10秒ぐらいで跳べた人もいたんですけど平均は30秒で、そのうち一人は跳ばなかったんですね。

 それでまた別のグループに試してみました。

 似たような環境・似たような人達を集めて、ある特殊な裏技を使ってから飛んでもらったんです。

 もちろん薬も使わないですし、何か食べたり飲んだりしたわけでもないですし、運動したわけでもないのに、このグループに属した人のテストステロンはおよそ20%も高まり、ストレス物質であるコルチゾールも25%下がりました。

 彼らがどうなったかというと、全員が10秒以内に跳んだんです。凄いですよね。

ラストスパートを乗り切りたい時は「グリコのおじさん」のポーズを真似する

 このように、テストステロンを上手く分泌させると、ラストスパートとのタイミングのパフォーマンスが上がることがわかっています。

 「あと一人契約が取れたら今月の営業ノルマは達成出来て、そして昇給だ!」という時に、「よっしゃ!あと一人だ!行くぞ!」という気持ちになれるということですね。

 テストステロンが分泌されると、人は普段しないような行動を積極的にとれますし、余裕たっぷりな気持ちになるので、物おじせず自信を持って堂々としていられるんですね。

 実際、営業マンを相手にした時でも、自信のある人、非常に勇気づけられるような人が来たら、何か買いたくなっちゃいますよね。

 「あー、あんたからなんか元気もらったよ!ありがとう!あんた見てるとなんかパワーが出てくるよ!もうあんたから買うよ!」みたいな事が生まれるわけですよ。

 では、先ほどご紹介した実験でも実証されている、テストステロンを高める裏技なんですが、これめっちゃ簡単なんですよ。

 「立って、手をYの字に上げてしっかり伸ばして、胸を張る。」

 このポーズを2分間やるだけです。

 実際に、このポーズを2分間取った後で血中濃度を調べてみると、なぜかテストステロンが多く分泌されていることが、実験からもわかっています。

 このポーズは、ゴリラとか霊長類で、ボス猿や強い個体が胸を張って力を誇示するのと同じ原理です。

 ちなみに、このポーズを取ると、ストレス物質のコルチゾールが25%減って、テストステロンが20%上がります。

 「うおー!」とするだけ、しかも2分間だけですよ。

 もし、勇気のいる行動を取らなきゃいけない時が来たら、「立って手をYの字に上げてしっかり伸ばして、胸を張る。」

 その時に、「やってやるぞ!」「何を-!負けるか!勝ってやるぜ!」「ぶっちぎりで1位目指してやるぜ!」というイメージを浮かべてみてくださいね。

 一方で、ストレス物質が増えるポーズもあります。弱い猿のポーズです。

 弱い猿とか、負け組の小さな猿は、『うずくまる』『頭を下にする』『目線を下に下げる』といったポーズをとります。

 実際、同じようなポーズを2分間とった人の血中濃度を調べると、テストステロンが減っていたことも分かっています。

 これも恐らくやっぱり猿の格差社会みたいなので、ポーズによって出るホルモンが調節されて、それが人間の旧脳(古い脳)に残ったんでしょうね。

 さぁ、なめて「こんなんでそんな大した事ないやろ」と思っている人もいるかもしれませんが、勿体無いのであと一息という場面が来たら絶対に試してみてください。

 本当に効果がありますから。

 最後に余談なんですが、「立って手をYの字に上げてしっかり伸ばして、胸を張る。」このポーズどこかで見たことありません?

 そう、あのグリコのおじさんのポーズですよ。あのグリコのおじさんは、どうやったらラストスパートを乗り切れるか、きっと分かってたんですね。

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Jamahl Cross

Jamahl Cross

Founder & Co-Director
一般社団法人脳科学幼児教育研究協会 理事

​認知神経科学、脳リハビリ、発達精神病理学、進化心理学、発達障碍改善、認知行動療法など様々な分野を学び、実践を通じて統合する。独自の方法論に基づいた脳機能向上方法を編み出す。

企業脳科学、行動経済学、認知心理学によって解き明かされた非常識な企業成長法を提供。伸び悩んでいる企業を『平均利益率756倍の企業文化』へと変え、パフォーマンスを高めるなど数々の実績を持つ。

・社員のやる気を出させるのに苦労する
・昇給の効果に限界を感じている
・グループの能力を活かせずにいる
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これらの問題は、それぞれ科学的なデータによって原因の特定、予測、予防が可能です。

数千に及ぶ論文を元に、経験のみに頼らないエビデンスベースドアプローチのリーダー育成を目指します。

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