ホリエモンさんが高校を作る。その名も「ゼロ高」
ホリエモンさんが高校をつくる…といいますか、実際には通信制高校のサポート校というやつなんですけれども、半年くらいで一気に実務化されまして、遂に今年の10月開校となり、400名募集されてます。
その名も『ゼロ高』。
このゼロ校にはメッセージがありまして、近畿大学の卒業式の際にホリエモンさんが送った、
「未来を恐れず、過去に捉われず、今を生きろ」
これがゼロ校のシンボル的なメッセージとなっています。
ゼロ高のコンセプトは、「座学を目的とせず、行動を目的とする。それがゼロ高です。」というもので、方針も明確です。
座学を目的とせず、行動を目的とする。っていうね。
ホリエモンさんは常々「行動を起こしたヤツは強いよね」っていうことをおっしゃっていますので、ゼロ高に関しても、「行動を目的とする」と。
ちなみにホリエモンさんは、現在インターネット上に大学を持っておりまして、月額1万円で会員さんが今…1500人くらいいるのかな?
ですから、普通の人はそこに入れば良いわけですよ。
ただし、高校の卒業資格が欲しい人は、このゼロ校にきてくださいっていう話でね。
インターンや職場体験が盛りだくさんで3年150万円程度の学費
ゼロ高のシステムとしましては、通信制の高校と連携しています。
鹿島山北高校さんという、結構な大手さんと組んでいて、そこで高卒資格を取得できます。入学年齢の上限は無いんだけど、高校を卒業していない人がゼロ高に入れると。
高校を卒業している人はゼロ高には入れないけれど、ホリエモンさんのイノベーション大学に入ればよいという感じですね。
ゼロ高の定員は400人。同じような学校をやっているカドカワさんのN高等学校は6000人以上いますから、この400人っていうのはすぐに埋まっちゃうんじゃないかなと思います。
ちなみにゼロ高の3年間の学費は108万円。連携している鹿島の方で30万円ですので138万円。3年トータル150万円くらいで通えるんじゃないかという感じですね。
そしてインターンや職場体験を用意しているんですね。寿司職人、宇宙産業、畜産業、ファッション等…っていう感じです。
ホリエモンさんは肉とかも大好きですし、あとは、とにかくロケット飛ばすの好きですからね(笑)。
そういうのも手伝えるよ!っていう話ですね。
”国民”養成機関としての学校は過去の遺物?
こういった取組の背景について、ホリエモンさんは著書に「もう”学校”は必要ない」と書いてらっしゃいます。
全ての教育は洗脳であると。私も読みました。
「インターネットの登場によって、旧来型の国民国家が解体されつつある現在、もはや”国民”の養成機関としての学校には何の価値もない」ってね。
うん、やはり我々もインターネットの恩恵をかなり受けておりまして、私の「起業酔話」というYouTubeチャンネルも、世界中に散らばっている日本人ビジネスマンにみてもらっているんですよ、意外と。
本当にね〜、インターネットの登場によって色んな情報に触れることができるんですね、学校に行かなくても。
ですから、これまでだったら、学校へ行かないと情報が無かった、十分な教育が受けられなかったという常識がぶっ壊れているんですよ。
インターネットで全部つながっていますからね。
必要だと思う知識に一瞬でアクセスできるわけです。
そういう形で、もう”国民”の養成機関としての学校は必要ないんじゃないかと。それがホリエモンさんの主張なのかなーと思っております。
教育の多様化は止められない流れだよね〜
ゼロ高開校への想いとして、ホリエモンさん達はこんなことを掲げてらっしゃいます。
人生をかけてやりたいことを探してほしい
要するに天職探しみたいなことですね。これ合わないな…って思ったら別のことやって良いよ〜って。
あと、中退も自由だそうで、本当に”これまでの常識では考えられないような高校”という感じで、これはね〜(笑)、かなり叩かれると思います。
優秀な労働者ではなく、優秀な起業家を育てる
優秀な労働者ではなく…ここら辺も相当嫌われるだろうな…と思います。
同世代のみの付き合いをやめる
色んな世代が混じって、みんなでワイワイガヤガヤやろうぜ〜!というノリです。ベンチャーな感じです。
一緒にロケット飛ばそうぜ〜!みたいな(笑)、そんな感じでしょうね。
画一的な生き方をやめる
うん、これだけ見てもゼロ高をやろうと決めたホリエモンさんの考えが強すぎて、世間からはかなり反発を食らうと思います。
ところが私も労働者として何のギモンも持たずに、東京の満員電車…私は奴隷列車ってよんでます。
そこに駅員さんに押し込められて仕事に行っていた人間として、やはり「色んな選択肢があるんだよ」っていう事をみなさんに知ってもらう。
特に子どものうちから色んな選択肢がある…もちろんサラリーマンになるのも悪いことではないし、自分で商売を起こしても良いと。
ただし、「普通に労働者として働くことだけが人生だ」っていうような決めつけら方を結構してきましたからね、こうやって選択肢をたくさん与えてあげるのは本当に良いと思います。
私は基本的には、今回のこのゼロ高には「賛成」です。
ぜひとも頑張ってほしいと思いますし、色んな親御さんにもっと理解があってほしいなと思っています。
私自身も同じように「起業学院」っていうのを今準備していまして、ホリエモンさんたちがやっていること、そしてやりたいことを我々も作り上げて行こうと思っています。