自分のお金を1円も使わずに会社やお店を買う方法〜しかも他人の売上が担保だよ!

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自分のお金を1円も使わずに会社やお店を買うことは可能か?

結論からお伝えすると可能です!

今日は1円も使わずに会社やお店を買ったり、あるいは目に見える形のお店を買ったりとか、私も実際に随分と昔の話ですけれど、経験がありますので、もう使い古された方式ですがお伝えしますね。

買収時に銀行さんに言われたこと

私がお店を買おうとした時に、1番最初に”経験”について銀行さんに言われたことをよく覚えています。

もう15年以上前ですが、やきとり居酒屋を買いたいという時に、当時の私は不動産賃貸の仲介をやったり、会計事務所からの請け負いとして経理の代行をやったりとか、そういう業務が私の会社の主な業務でした。

その時に、いきなり銀行さんに「チョット居酒屋さんを買いたいんだけれど、その買収資金を貸してくれ」って(笑)言っても、帰ってくる答えは案の定ですが、以下のようなものでした。

「…タナカさん!全く飲食店とかの経験がないんだから、制度上・ルール上 融資ができないから、会計屋さんとしてお金を借りるとか、不動産屋さんとしてお金を借りたものを流用するしかないですよ。」

こんな説明を銀行屋さんから受けたわけでございます。

銀行の融資制には大きく分けて3つある

ちなみに、銀行の融資制度っていうのは大きく分けて大体3つあります。

政策金融公庫

昔は国金と呼んでいました。

これは政府系の銀行っていう感じで、主に中小企業融資をやっています。

保証協会付き

保証協会っていう保証人を代わりにやってくれる融資制度があります。これも政府系です。

この保証協会という保証が付けば、どこの銀行も融資をしてくれます。これらがいわゆる”公のもの”です。

プロパー融資

そして、全く別のものが銀行がリスクを取って、銀行が直接貸す形の融資なんですが、これをプロパー融資といいます。

私みたいに今まで全くの経験がない分野に飛び出そうとすると、当時の決まりではプロパーで借りるしかなかったんです。

結局、1円も支払わずにお店を買う際に、「政策金融公庫」と「保証協会付き」についてはルールに乗らない、ということでお断りされました。

私はここでアタマを働かせてですね、どうにかしてあの居酒屋さんを買って、そして…まぁぶっちゃけて言うと、自分の会社でお金を出すんじゃなくて、なんとかならんかな〜?みたいなのがありました。

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買収先の現金売上を担保にLBO(レバレッジド・バイ・アウト)

そこで当時考えたのが、LBO(レバレッジド・バイ・アウト)っていう方法です。

これはアメリカでは、特に小さい会社が大きい会社を飲み込む時によく使われた手法なんですけれど、日本では一般的でもなかったし、ましてや、たかが小さい店を買うのにLBOの手法を使うなんて人もいなかったんです。

このLBOが何かっていうと、買収先の資産とかそういうものを担保にしてお金を借りて、買収金額を払うみたいな感じのやり方なんです。

私がLBOをどうやったかっていうと、買収する居酒屋さんの現金売上を担保にして、この買収金額をなんとかして出せないかなぁ〜と考えました。

「う〜ん」って考えまして、「うちの会社はあと2ヶ月で決算か…」ってね。

銀行のプロパー融資=決算書主義

銀行のプロパー融資っていうのは、結局のところは「決算書主義」なんですよ。

決算書主義で、なおかつ、月商の3ヶ月分までは貸してくれるんですよ。これ運転資金としてね。

じゃあ、あと2ヶ月で決算があるから、決算前に要するに短期資金が必要だなぁ…会社から出したくないなぁ…そうだ!ノンバンクがある!と。

当時のノンバンクは、すぐに貸してくれたんですよ。

ノンバンクで2ヶ月つなげば良いかな〜って。2ヶ月つなぐと、大体2.5%くらいの利息がかかるんですね。

大体 1ヶ月1.25%だったので、ノンバンクは。まぁ〜最悪2ヶ月伸びても3.75くらいで終わるな〜みたいな感じでね。

銀行のプロパー融資っていうのは決算書を持って、過去15ヶ月分くらいの売上げを書いていくんですけれど、それで月曜に書類を出すと、大体その週の金曜日までには振り込まれるんですよ。

それくらい融資の判断がめちゃくちゃ短いです。それがきちんと出来上がっていたので、LBOみたいな手法が使えたんですよ。

店を買うときに私が出したものっていうのは、決算書だけなんです。

決算書だけで会社のお金は1円も使わずに、自分で居酒屋を手に入れたんです。
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【後継者不足はチャンス】今はチョイ赤字の会社でも条件次第で買収対象

従来は赤字企業が売却候補の中心

私が居酒屋を買収した当時、なぜその居酒屋が売りに出たのかって言ったら、赤字だったんですよ。

月20万円の赤字を垂れ流していたから売りに出ていたわけで、やっぱり黒字企業っていうのはなかなか売りに出ないし、売りに出たとしても高いんですね。

最近は後継者不足で状況が変わりつつあります。

後継者不足を理由に会社の買収案件が増加

ところが!今だと後継者不足で、結構そこそこの会社が売りに出ているんですよ。

要するに手放したいと。

どうしてそうなったかっていうと、大体がお子さんを良い大学に入れちゃっているんで、お子さんが良い会社に入って、その環境で家庭を築いちゃってる。

お子さん達はサラリーマンとしてきちんと家庭を築いているので、それで親の会社継ぐとか言ったら、もう奥さんは大反対しますからね。

継ぐに継げないから、しょうがないからどうしようか〜…って迷っている社長さんが多いんですね。

経営と作業って違うので、従業員に任せようと思っても、従業員は作業員・職人なので「経営」はできないんですね。

どうしようか、どうしようか〜って感じで悩んでらっしゃる。

条件が揃えばLBOによる会社買収も一つの選択肢

会社を買う対象としましては、あくまでも私の意見ですが、数千万円から1億円くらいの売上の会社やお店を数百万円で買えるんだったら、自分で事業を起こすより全然良いと思っています。

自分で事業を起こすのも良いかもしれないけど、その方が遥かに難しいんだから、赤字でも良いから「ある程度の売上」がある会社やお店を買って、それを黒字化する方が私は簡単だと思っています。

こういう選択肢もあるんですよ〜、っていうお話でした。

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タナカキミアキ

売らない営業マン タナカキミアキ

YouTubeチャンネル「キミアキ先生の起業酔話」で、
中小企業経営のこと、起業のこと、経理のことを、
顧問先法人100社・個人事業者50名を抱える現場目線で
お話しています。

所有資格:

日商簿記検定1級
全経簿記検定上級
全商簿記検定1級で簿記検定3冠王、
税理士
簿記論・財務諸表論で簿記4冠&簿財番長
宅地建物取引主任者
ファイナンシャルプランナー
かわいらしい秘書検定2級
普通自動車に普通自動二輪
みんなの安全を守る甲種防火管理責任者
珠算3級
よく分からん情報処理検定2級

…などプチ資格オタク

妻は「あおば会計税理士法人」代表税理士の田中朝代。

18歳の時に簿記1級のクラスで出会って、
15年後になぜか結婚しました。

中小零細企業の経営に関しては夫婦揃ってめっぽう詳しいので、
ガンガン講義やっていきます!

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