起業したら100%失敗すると思え⇒準備が必要
今回は、「起業する前にやっておくべき3つのこと」について、お話をしていきたいと思います。
よく「このビジネスをやろう」「じゃあこれで独立しよう」と思って、いきなりそれで独立しちゃう人が多いんですが、いやいやいやいや、まずは準備しましょう。
備えあれば憂いなし。なぜなら、起業した後っていうのは100%失敗するからです。自分の描いた地図通り、計画通りに物事は進みません。
最初っからグイグイグイグイ、上手くいくなんて事はまず有り得ないです。あって万にイチ。
自分がやろうと思っていることは、100%失敗するものだと思ったほうが、倒れても前のめりに倒れられるし、次のチャレンジができます。
ここからは、1,600社以上の会社と社長さんを見てきた中で、成功した人が準備していたことをご紹介します。
起業前の準備1:メンターを見つけておく
まず1つ目に準備してほしいのが『メンター』です。
結局、自分が失敗することを前提にすると、的確にその場その場で、アドバイスをしてくれる『メンター』っていう人がいないと本当にやばいです。
『メンター』がいないと自己流・我流になってどんどんどんどん深みにハマります。
もっと言うと、自分が今やってる事が本当に正しい事なのか?結果に繋がる事やってるのか?って、自分じゃ分からないじゃないですか。
自分では正しいと思っていても、客観的に見ると「それは明らかに遠回りだよな」というパターンは本当に後から辛いです。
「それ、逆の事やんないと駄目でしょう」っていうパターンですね。
そんな時のために『メンター』を見つければ、かなりリスクが解消出来ますので、相談出来る人は必ず見つけておいてくださいね。
起業前の準備2:1年間何もしなくても食えるお金を作っておく
2つ目は、『1年間何もしなくても食えるお金』です。これも用意しておいたほうがいいですね。
やるビジネスの内容にもよりますけど、すぐお客さんがこないケース、そういうビジネスモデルもあります。
そういった時に1年間とりあえず何もしなくても、食える状態・お金用意しておければ何とか乗り切れます。
だって、大体1年で6割は消えるわけですから。1年で6割ですよ。何で60%が会社辞めちゃうのかっていうと、食えないからです。
要するに貯金が尽きてしまうって事です。お客さんが捕まらないんで売上が上がりません。
となると、自分の給料出せないんで、今あるお金で何とかやりくりしなきゃいけない。
たとえば、歌手のスガシカオさん。スガシカオさんがそんな感じだったっていう話ですね。
確か彼も1年かな?何もせず、何もしなくても、売上が上がらなくても、お金が入ってこなくても、食えるだけのお金を用意して、ひたすら作詞作曲に没頭したそうです。
それでいい作品を作ってったという事なんですね。
たとえば、商品開発するスタートアップの段階だと、最初はやっぱり集中しなきゃいけないわけですか。
商品開発に集中しようとなると、中々最初お客さんが取れないっていう時期も当然あるわけですよ。
なので、スガシカオさんみたいにまず『1年分何もせず食えるだ結構のお金』を用意しておくと、1年間は商品作りだとか、集客の仕組み作りのに集中できるじゃないですか。
ホームページを事前に立ち上げられるんだったらいいですけど、ホームページを起業してから立ち上げるんであれば、3ヶ月ぐらい集中してホームページをきっちり作っていくという事が出来ますよね。
できれば1年間ぐらい、半年でもいいですけども、『食えない・何も収入がなくても食えるぐらいのお金』は用意しておいたほうが良いと思います。
起業前の準備3:常に新しい情報が入る環境を整える
あとはベタな話ですが、『情報』ですね。
『情報』は常に収集しておいたほうがいいですね。
実際、自分が今やろうと思ってるビジネスがイケてるかどうか、もちろん『メンター』が見つかればそれはそれでいいんですけども。
『メンター』が全て教えてくれる、そもそも良い『メンター』が見つけられるとは限らないじゃないですか。
そうなると、自分で情報収集して判断する場面も当然あるわけですよ。
その情報をキチンと仕入れておけば、例えば「今この業界はこれがトレンドなのに、自分がやろうとしてるのはもう古いな」というのが分かりますよね。
例えば「こういう販促しようと思ってるんだけども、それは時代遅れだ」と「むしろこっちのほうが今イケてる」「こっちのがお客さん集まるんだ」っていう情報が手に入るんであれば、それでやって成功する可能性が高いわけじゃないですか。
じゃあ、情報収集しようと思った時に本とか雑誌、ネットじゃ無理・限界あります。本とか雑誌じゃ古過ぎるんですよ。
出版されるまで時間がかかるのが本。雑誌やネットだって、全部本音ベースで色んなこと言えないじゃないですか。
情報はやっぱり、人に直接聞くのがいいです。
この人に一回アドバイスしてもらいたいっていう人がいたら、直で電話をしてアポ取って、お金を払ってでもいいんで、まず聞く事ですよ。
そこで関係が出来れば、「自分のメンターになってください」と「自分の師匠になってください」と「1年間このお金で契約してもらいたい」と。
最後のひと押しで『熱意』は必須です。
「自分はこうやりたいんだ」「自分はこの業界こう変えたいんだ」とか、「世の中にこれだけのインパクトのある、こういう商品を発売していきたいんだ」っていう事を言えば、大体こういう良いアドバイスをしてくれる、良い情報を持ってくれる『メンター』クラスの人は、場合によっては無料で教えてくれる事があります。
熱がなければ相手動かせないじゃないですか。
だから自分にどれだけ熱があるのか、自分に熱があれば『情報』が入ってくると思っておいたほうがいいですね。
メンターを見つける、1年間何もしなくても食えるお金を作っておく、情報を仕入れるルートを作る、この3つは起業するなら必ずやっておいてもらいたいなと思います。