人の行く裏に道あり花の山 飲食店オーナーだったらどうやって人の逆を行く?

企業分析

人の行く裏に道あり花の山〜投資もビジネスも同じ

今日のテーマは、「人の行く裏に道あり花の山」です。

このテーマを見て、パッと何を言ってるか分かる人は投資の世界、特に株式投資が大好きな人だと思います。

この言葉は、「他人と同じことをやったって上手くいかない。上手くいくためには他人と違うことをやる必要がある。」という意味が含められた投資格言です。

株も、みんなと同じタイミングで売ったり買ったりしていたら、大して儲かりはしません。

良い会社の株を安いときに買って、皆が「あっ!この会社、実は凄く良い会社なんじゃね?」と気づき始めて買い始めたら売るというのが、投資の大原則です。

経営も同じで他者と同じことをやっていてはダメなんですね。特にこれからの時代は、マスの時代から個の時代に移っていきます。

ですから、経営でも「人の行く裏に道あり花の山」という格言の重要性がますます増していくわけでございます。

マスの時代と個の時代を比較するだけでわかる、全く真逆な価値観

たとえば、マスの時代の仕事に対する価値観というのは、

  • 価格:安くすれば売れて儲かる
  • 労働時間:長く働く人は偉い。一生懸命頑張れば儲かる
  • 人件費:社員は終身雇用。年功序列で賃金を上げる

というものでした。

しかし個の時代の価値観というのは、

  • 価格:如何に高く売るかを考えないと儲からない
  • 労働時間:長時間働いても成果が出てなければ無駄
  • 人件費:如何に雇わないかを考え、仕事を細分化し対価を明確にする

といった、マスの時代とは真逆の価値観を持っていないと、なかなか利益も出せないし、企業を続けていくこともできません。

こうやって人の裏を行こうとしたら、

  • 真逆であること
  • 長期視点
  • 参入障壁

について、経営者は常に考えなければなりません。ゼロベースで既存の常識について真逆を考える資質が求められます。

あなたが飲食店オーナーだったら?真逆の仮説を立ててみよう

たとえば、あなたが飲食店を経営するオーナーだとしたら、今やっていることはこれまでの常識通りでしょうか?それとも真逆でしょうか?

真逆ってなんだろうって考えてみましょう。

来店型⇔訪問型

たとえば今、あなたのお店が行列のできるお店。来店型のお店だったとしたらどうでしょうか??

「いや、今の状態だと来店してくれるお客様をさばくだけで大変。他のビジネスモデルなんて考えられないよ。」ってなるでしょうか?

でも、ゼロベースで考えてみてください。今頻繁に来てくれているお客様が50〜60代中心の方だったら?

あと20年もしたら、車も乗らなくなって、電車に乗るのも億劫になって、今の頻度ではお店に来てくれなくなるかもしれません。

「あの味食べたいな。お金はあるけれど行くの億劫だな。」となった時に、訪問型のビジネスモデルは考えられないでしょうか?

ランチと夜の営業⇔深夜のみ営業

居酒屋さんだと、今ならランチ営業と夜の営業でどこのお店もやっていますよね。みんな大体一緒です。

これをたとえば、深夜のみ営業って形に切り替えてみるというのは考えられないでしょうか?

24時間交代の工場をターゲットにしたり、夜の繁華街で働く人をターゲットにしたら、今までの競争が無くなる可能性もありますよね。

立地とか影響する部分はあると思うんですけれど、労働力を確保する上でも「深夜食堂」なんて感じで、FC化するのもアリなんじゃないでしょうか?

座る⇔立つ

これは既に成功していますよね。俺の株式会社です。

フレンチは座ってゆっくりと食べるもの。という価値観をゼロベースで真逆から捉えて、とっぱじめに俺のフレンチが大成功しましたよね。

家賃高い商業地で、料理の質は高いまま、なのに儲かる。なぜならお客様に立って食べてもらい、短い時間で席を回転させたからです。

家族客⇔個人客

これも地方だと多いですけれど、家族客がターゲットだったのを個人客に切り替えて、何かできないでしょうか?

これまでは子沢山、週末の土日はお休みのサラリーマン社会だったのが、少子高齢化と個で副業などして稼ぐ時代にシフトしようとしています。

地方も同じ傾向ですけれども、どうしても一人では入りにくいお店って多いですよね。

だから、これを個人1人しか入れない店に変えたりしたらどうでしょうか??

長期視点で考えたら、今は儲からないかもしれないけれど敢えてやってみる。大手はリスクありすぎて手を出しにくい。ってことも考えられなくはないですよね。

あらゆる業界で、真逆に考えると「これってチャンスじゃね?」ということが見つかると思います。

大事なのは、いきなり真逆のビジネスが成功するとかそういう話じゃなくて、とにかく真逆で考えること。ゼロベースで仮説を立てて考えるということです。

あまり皆さんやってらっしゃらないので、早いもの勝ちかなと思っています。

 
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南本 静志

和歌山生まれ。株式会社紀陽銀行入行。銀行業務を2年程度経験後、システム部へ異動。

システムエンジニアとして銀行オンラインシステムや情報系のマーケティングシステムの構築で活躍する。

30歳代の後半には日本ユニシスに出向し、金融機関向けCRMマーケティングシステムの業務設計のリーダーを任される。その後、コンサルタントとして独立、現在は東京千代田区で経営コンサルティング会社と社会保険労務士事務所を設立し、代表に就任。

中小企業診断士及び社員を持つ経営者としての立場で、幹部社員(部長、課長、係長等)を次期役員に昇格させるようなマネジメント系の人材育成プログラムに強みを発揮している。また、初級管理職(主任や中堅リーダー)に対するモチベーション研修や自己発見研修も得意。

アールイープロデュース 

適性検査Cubic(キュービック)

東京中央社会保険労務士事務所

東京中央給与計算センター

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