もっとも働きがいを感じて社員が働いている業界は?

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経営者は働きがい作りをますます求められる

 当サイトでは以前「2015年働きがいのある会社ランキング」をご紹介した。

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 経営者は会社の業績に責任を持つと同時に、社員が働く環境や企業風土をより良くすることを求められるようになっている。

 個性の多様化が重視されるようになり、社員の働きがいが、パフォーマンスに大きな影響を与えているからだ。

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働きがいの感じ方は業種業態ごとに全く違う

 前述の「2015年働きがいのある会社ランキング」を調査した、世界49カ国に拠点を置く「Great Place To Work」によると、働きがいとは「従業員が勤務する会社や経営者・管理者を信頼し、自分の仕事に誇りを持ち、一緒に働いている人たちと連帯感が持てる場所」だという。

 一方で、働きがいは業界によって変容するという調査結果も発表されている。

 人材サービスの株式会社VSNにより全国の男女20代~40代に調査した結果、働きがいを感じている業界は「医療業」「放送業」「旅行業」が上位であることが分かった。

 1位の医療業界で働く人は、実に56.9%の人が働きがいを感じていると回答した。一方で調査対象となった7業種のうち、建設業は46.1%という結果が出て最下位となった。

 会社が掲げるビジョン・経営理念を最もよく理解しているのは「鉄鋼業」が1位の53.8%となった。会社の方向性や指針をよく理解して毎日の仕事を進めることは、働きがいにも通ずる点があると言えよう。

 ワークライフバランス(仕事だけではなく、仕事・生活の調和が取れているかどうかを指す言葉)が最もとれていると答えたのは、「金融業・保険業」が61.2%で1位という結果だった。

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昨今の風潮に合わせず自社の現状に合わせる

 「働きがい」は業界や職種、勤務形態、によって多種多様であることをVSNの調査は表す。

 より働きやすい職場を経営者と社員が力を合わせて作る必要があるが、現状を度外視して「働きがいを持って働く企業」として世の中に知られる企業へ合わせる必要はないだろう。

参照元
株式会社VSN 業界別に見るビジネスパーソンの意識調査
http://www.vsn.co.jp/news/20150312.html

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