東洋運命学では、誰でも12年に一度、2年間、天中殺という期間がやってきます。この天中殺は「天が味方をしてくれない時期」とも言われていますが、天中殺を恐れる必要は決してありません。天中殺は膝を曲げて、次の大きなジャンプに備える時期なのです。この期間に何をして良いのか?悪いのか?篠田さんが解説してくださいます。
誰にでも12年に一度訪れる…それは「天中殺」
誰でも12年に一度、2年間、天中殺という期間がやってきます。
東洋運命学では、この天中殺が「天が味方をしてくれない時期」といわれています。
もし、あなたが、その天中殺の期間に入ったとしたら、どうすればよいでしょうか?
今日は、天中殺の過ごし方について、3つのアドバイスをお伝えします。
天中殺にやらないほうが良い3つの行動とは?
1)新しいことを始めないこと
まず、新しいことを始めないことが肝要です。
結婚は、一般的には、天中殺の期間中にはしない方が良いとされていますが、この期間中に結婚したからと言って、不幸になるとはかぎりません。
お互いの相性がすごく強い場合、二人が結婚する運命にある場合などは、問題が起こらないことがあるようです。
2)何となしの起業や独立はできるだけ避ける
2つ目ですが、起業・独立もこの期間はできるだけ避けたいところです。
人間、どうも調子が悪くなると、じたばたして何か始めようとするようです。
実際、私のところに起業相談に来られる方の中には、天中殺に入っている方が非常に多いです。
そんなときには、「どうしても起業したいですか?」とお尋ねすることにしています。
もし、本人の決意が固ければ、天中殺現象を避ける方法をお教えすることにしています。
なんとなく今の職場がイヤだからとか、起業できたらいいなあという気持ちの方には、「もう少し待ってみてはいかがでしょうか」と、思い直すようにやんわりと促します。
3)知り合ったばかりの人と新しいことを始めるのは慎重に
そして、3つ目は新しい人間関係も慎重にした方がよいでしょう。
天中殺に入ると、曇ったメガネをかけるような状態に人はなりやすく、人を見る目が鈍ることがあります。
この時期に出会った人と、すぐに新しいことを始めるのは、慎重にした方が良いとされています。
天中殺にやったほうが良い3つの行動とは?
では、天中殺の時期にしておいた方がいいことは何でしょうか?
それは、一言で言えば、「運を天に任せながら、自分を磨く」という生き方です。
詳細に話せば、以下のとおりです。
1)目の前のことを一生懸命やる
目の前のことを一所懸命やりましょう。
たとえそれがお金にならなくとも、この期間中は自分の修行の時期だと考えて下さい。
2)頼まれごとはまず乗ってみる
自分から始めたり言い出したりするのは良くないのですが、人から頼まれたり薦められたりすることには乗ってみることです。
「頼まれごとは、試されごと」と考えて、これも自分を磨くための試練だととらえてみましょう。
ただし慎重に行動して下さい。
3)他人に負けないものを磨いておく
何か一つだけでも、他人に負けないものを磨いておきましょう。
天才と言われるイチローも、天中殺の時期に2軍生活を送り、その間に振り子打法を開発して磨いています。
天中殺があけてから、仰木監督との運命的出会いにより、1軍に引き上げられ、すぐに大活躍することになりました。
天中殺を恐れる必要は決してありません。天中殺は膝を曲げて、次の大きなジャンプに備える時期なのです。