どうもこんにちは。
無職になって言いたい放題のユーチューバー田中キミアキです。
今回は「社畜の定義」と「年金改革や働き方改革が会社にもたらす弊害」についてお話したいと思います。
社畜は会社側に責任がある
「社畜」という言葉を使って経営者側が一方的に悪いと世論を誘導して、有名ブロガーの方などが「いつまでも社畜でいるなら会社を辞めてブロガーやユーチューバーになろう!」という主張をよく耳にします。
私はさまざまな会社の給料というものを見ている立場なので、中小企業でも給料が高い会社もあれば、安い会社もあります。
例えば、コンピューター系であれば、長時間労働で残業代などもあるので給料も高くなります。
たくさん給料をもらうためには、長時間労働は当たり前で、一概に社畜と言っていいのかとも思います。
仕事の遅い人ほど給料がもらえている
2014年に作業の遅い人を採用してはダメだというような判例が出てしまいました。
組織の中には、ミスばかりする人や仕事が遅い人はおのずと労働時間が増えます。
ところが給料で考えると、ミスばかりする人や作業が遅い人の方が高くなってしまうのです。
それから、人間関係をこじらせる人は、一人でも楽に仕事ができるような部署に異動させることになります。
この根底となったのはクビにできない前提で人を雇っていかないといけないからです。
組織で働くのは全員人間です。
全員人間だから、それぞれ言い分があり、それぞれの正義があるのです。
ですから「あの人は仕事が遅いのに、逆に給料が高い」という不満が出てきます。
それでもクビにはできませんし、給料が高くなる仕組みも法律がそうなっているわけです。
正社員はぜいたく品
正社員さんという考え方はぜいたく品です。
法律が変わって、大企業からはパートさんも”ぜいたく品になって、パートさんの給料からも税金をとっていくことになりました。
その次には中小企業で働くパートさんも”ぜいたく品扱い”で税金をとる形にどんどん変わっていくという年金改革の報道が出ました。
正社員制度と厚生年金
以前に竹中平蔵さんが、そもそもの根源は正社員制度にあって、正社員があまりにも法的に守られすぎているからだと発言しました。
さらに、本来パートさんやアルバイトさん、派遣さんや外注さんなど正社員以外で働いている人たちがもらうべき給料が、”実は正社員に入っている”という経営者であれば誰でもが知っていることを竹中平蔵さんが発言しました。
今は、黒字の社長ほど会社をたたもうと考えるようになってきています。
ブラック企業、ブラック企業と言われて働き方改革をしなさいと言われても、作業の遅い人を急に変えるのは無理なので、会社をやめて雇用の責任放棄をしている経営者が増えてきています。
働き方改革によって正社員の数が減り、このような言い争いばかりを喜ぶ社会では、経営者は自分と自分の家族だけが食べていければいいという方向に世の中が動いていると言う話でした。