こんにちは!組織活性化プロデューサーの南本です。
社長(中小企業)は、”「しごと」を社員に教えましょう”というと「もちろん教えている」と答えると思います。
しかし、「しごと」が生活の糧ではつまらないものです。
社員やパートさんの置かれている生活環境にまで経営側が踏み込めないということはありますが、会社の中で、生活の糧で仕事しているという雰囲気を醸し出されてしまうと中小企業の場合は厳しくなります。
「しごと」とはなにかを教える
大手企業の社員は理解力がありますが、中小企業の方はどうしても理解力が乏しいので、「しごと」とは何かを根底から教えていかないといけません。
「しごと」は面白いもの(創意工夫)
「しごと」とは面白いものです。
「しごと」は自分が初めて与えられたもの、または過去から経験したことをやるもので、工夫することでどんどん改善していくことができます。
まず、「しごと」はあなたの意思で改善できる面白いものだということを教えてください。
今まで1時間かかっていたものを55分に縮めるという改善ができます。
改善したらアピールしましょうというのが私の考え方です。
「しごと」とはお客様に喜んでいただけるもの(感謝される)
分業化してパーツ、パーツで、細かい業務をしているようなケースでも、あなたがこの重要なパーツの仕事をきちんとすることによって、お客さんがどれだけ喜ぶのかということを説明してあげないといけません。
あなたがした仕事が、最終的にお客さんに届いて、お客さんはこう使って、喜んで感謝してもらえる「しごと」をやっているということを教えてください。
「しごと」は自己成長できる(スキルUP)
嫌々「しごと」をしていると、「スキルアップ」という概念が全くありませんが、「しごと」が面白くて、創意工夫して、スキルアップすると、次にはまた難しい「しごと」ができるようになるということを教えてください。
業務改善目標(効率化)
自分勝手に暴走してはダメですが、「報・連・相」をしながら業務改善していくことが中小企業にとって効率化になります。
仕事が面白くなって、モチベーションが上がり、自己実現して、スキルアップしたらお給料が上がる、という仕組みをつくると業務改善していきます。
仲間との協同作業(チーム)
「しごと」とは、営業マンも、企画技術者もチームワークで、協同で作業しているものなので、1人で悩む必要はなく、自分で解決できないときは、先輩に相談して、仕事を振り直してもいいということを話してください。
そうしないと真面目な人はひとりで悩んでうつ病になって、辞めていったりします。
「しごと」はチームで完成させるものだと意識づけて、1人で悩むようなものではないと教えてください。
達成感・自己実現(ES)
自己成長できると達成感や自己実現をしていきます。
次はどこまでできるかを上長が伴走しながら目標設定して、その人のキャリアを伸ばしてあげて、自己成長の達成感を味あわせるのが「しごと」だということです。
そうすると会社の営業利益が増えていくので、決算賞与を配分してあげると、また仕事の業務改善や創意工夫をして、スキルを上げて会社に貢献してくれるようになります。
こういうアドバイスを中小企業の社長もしくは幹部の方はぜひ社員にしてほしいと思います。
「しごと」とはなにかということを毎日、毎週、口酸っぱく語るようにして、会社を良くしていってほしいと思います。
ありがとうございました。