こんにちは島倉です。
長年、中小企業向けにコンサルティングをしてきまして、そこで気づいた「ビジネスで勝つには何に注意したらいいのか」ということをご紹介していきたいと思います。
「ビジネスで勝つには何に注意したらいいのか」
ビジネスごとの勝ちパターンを知る
いくつかありますが、まずは業界、ビジネスごとの勝ちパターンを知るというのは大事になってきます。
一般的にビジネス書とかいろんなセミナーとかでは、一般の大枠な枠組みとか抽象論など、どの業界にも、どのビジネスにも当てはまることが多くて、あなたのビジネスにとっては、何が必要なのか、何を具体的にやるべきなのかというのがいまいち分からないというものが多いです。
自分のビジネスで何が勝ちパターンなのかっていうことを、まずはしっかり理解することが大事です。
抽象論、細部の理論は意味がない
ここで注意したいのは、大枠の話もありますが、ものすごく個別の議論もあるわけです。
一番よく見るのは、Facebookでどうするとか、インスタをどうするとか、こういった個別の媒体メディアを使って集客に結びつける云々みたい話が結構あります。
けれどもこういった話は細部すぎて意味がありません。
Facebookで集客できますと言っても、全体の大きな流れがあって、その一部でしかないものに特化して議論するというのは全く意味がないんです。
業界、ビジネスごとに売り上げの上限がある
次に、業界、ビジネスごとに売り上げの上限があるということを理解していただきたいと思います。
例えば、治療院などのように、比較的上限がないようなビジネスもあるんですが、普通は上限があります。
自分でお店を開いて、一人でやっていく、または数人雇ってやっていったとしても限界があります。
売上には限界があるので、その限界を超えていくにはちょっと違ったことをやっていかなければいけません。
例えば、多店舗展開とかフランチャイズをやっていくとか、自分で店主からビジネスオーナーになっていくということをしなければいけません。
そういう方向に向かうのでなく、あくまでも1店舗で頑張る、1つの会社で頑張る、1つのビジネスで頑張りたいのであれば、売上の上限を知って適切に広告宣伝を打つことが大事です。
売り上げをもっと上げたいということで、広告にお金をつぎ込む方がいらっしゃるんですけども、上限があるので、あまり意味がありません。
店舗経営をされている方でよく見る失敗が、自分のマーケットに一気に短期間で広告をバラ撒いて、全部刈り取っちゃうんです。そうするとうともうお客が取れなくなっちゃういます。
そこから店舗を移して別の土地に行くという方法もないわけではないですが、それをやっていると安定しませんし、やっている本人の精神的負担も半端じゃないので、こういったやり方はよくないです。
適切にどのぐらい集客しなければいけないのかというニーズを確定し、そのためにはどのぐらいの指標が必要なのかということをきちんと計算で割り出して、定期的に広告に使って集客していくことがやはり大事になってきます。
ビジネスはリピート客が大事
新規の顧客を獲得するということも前提として当然大事ですが、新規の顧客を獲得するコストがやっぱり上がっているし、獲得しづらくなっている現状があります。
一気に急成長すると反動が大きいのでそこは注意した方がいいです。
そういうわけで、新規を取ったらいかにリピートにつなげていくかが大事です。
リピートしてもらえなければビジネスを継続させることができないので、目標としては8割から9割をリピート客にしてください。
技術や知識は重要だが、ビジネスをおろそかにしない
もうひとつお伝えしておきたいのがやはり技術、知識というのは大事だということです。
技術を磨く修行の方々ための知識をどんどん取り入れていくといったことが重要です。
ただ最近は、勉強だけをする、技術ばかり学びに行く、スクールに入るとか、教材で学ぶことに過大投資をして、やるべき事を忘れちゃっている人が多くいます。
勝ちパターンを知って、ビジネスを運営していく
やるべきことというのは勝ちパターンです。
この勝ちパターンでも特に大事なのがやはり集客じゃないでしょうか。
その集客の事を忘れて、自分の技術を磨くこと、知識を仕入れることばかりに注力してしまって、自分のビジネスをおろそかにしてしまってる方が結構いらっしゃいます。
知識を仕入れることばかりに意識を向けていると、自分のビジネスをどうやって運営していくのかという集客の部分、リピート対策の部分がおろそかになってしまうので、その点はぜひ気をつけていただきたいと思います。
4つの勝ちパターンを意識する
コンサルティングをしていてお伝えしたいことがいっぱいあるのですが、まずはこの4つでしょうか。
- 業界、ビジネスごとの勝ちパターンを知る
- 一般論とか抽象論または個別の込み入った話にこだわりすぎるのは気をつける
- 売上の上限があるので過大な投資はせずに、ビジネスの上限を意識する
- 技術や知識を磨くことも大事ですけど、それにかまけているとビジネスが崩壊してしまう
ということをお伝えしました。
以上、4つのことに是非気をつけていただいて、日々のビジネスに向き合っていただければと思います。