キミアキ先生は普段から”社長の仕事”というのは、「作戦の立案と作戦の実行」とおっしゃっていますが、実はこの言葉の元ネタは『銀河英雄伝説』というアニメだそうです。各個撃破の戦術論、登場人物たちの名言は経営者にとって共感できるものばかり。休日を使って見てみるのはいかがでしょうか?
名言だらけのアニメ『銀河英雄伝説』とは
私が常々言っている”社長の仕事”というのは、「作戦の立案と作戦の実行」です。
もっと簡単に言いますと「作戦を立てて、そして従業員さんにお願いする」
これが社長の仕事だってよくお話しているんですけど、元ネタについて明かしますと、実は『銀河英雄伝説』というアニメです。
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原作は田中芳樹さんの長編小説なんです。
田中芳樹さんの長編小説は完結しないんですけれど、『銀河英雄伝説』は完結しています。
これが元ネタでございまして、おいっビジネス書じゃないのかよ!と(笑)。
なんとこの「作戦の立案、作戦の実行」というのは、このアニメからなのか!と。
はい、実はそうなんです。
魔術師ヤン・ウェンリーに憧れる社長達
私がみなさんに小説よりもアニメをおすすめしたいのは、このアニメの声優陣がもぅ〜ハンパないんですよ!
富山敬さんをはじめとした、そうそうたるメンバーで、これこそ名作だ!と言えるアニメですし、それからなにより中小企業の経営に役立つというところです。
最近になって私も見直そうと思ったら、私の携帯電話はdocomoなんですけど、docomoのdアニメストアで配信されていました。
私の時代はまだVHSビデオでして…今の人分かんないと思うんですけれど(笑)、その時代にレンタルビデオで借りて『銀河英雄伝説』のアニメをみていました。
最初はこのアニメが経営に役立つなんて思っていなくて見始めたんですが、どんどん惹き込まれて行って、これね〜めちゃくちゃ長いんですよ!
多分全部みて普通に110話くらいあるし、それから外伝っていうのもあるので、外伝も含めると結構な本数になります。
みなさんもハマったら、「これ抜けられないや…」っていう感じになると思います(笑)。
登場人物に自由惑星同盟の魔術師ヤン・ウェンリーっていうのがいるんですが、これを社長らがめちゃくちゃ好きなんですよ(笑)。
魔術師ヤンみたいになりたい!っていう感じで。
2018年1月には、魔術師ヤンのフィギュアも出るんですよ。9千円くらいのようですが私も買っちゃいたくなります!買って飾りたい!
それくらい私自身も好きですし、社長たちからも人気のあるキャラです。
中小零細企業が取るべき弱者の戦略が学べる
私が”自分がなりたい自分”っていうのは、ビッテンフェルトっていう攻撃力が凄まじいのがいましてね、その人みたいに自分はなりたい!と思って本当に憧れなんですよ。
そうやって生きてきた中二病です(笑)。
戦術論は非常に簡単で、基本的には最初から最後まで、全てにおいて「各個撃破」しか出てこないです。
ナポレオンをよく研究しているなって思うんですけれど、結局どうしてナポレオンがあんなに強かったのか、あの機動力と各個撃破でどんどんナポレオンの軍隊は強くなっていくんですけれど、それが『銀河英雄伝説』の中で素晴らしく表現されているなぁと思います。
各個撃破以外に戦術のとりようがないんですよね。
我々のような中小企業も少ない戦力で戦わなければいけないんですが、そのときにやっぱり相手の大群とは正面衝突ができないわけですよ。
ですから、相手の兵が分断しているときに、各々が各個撃破していくっていうね、まさに中小零細企業のランチェスターの弱者の戦略をやらざるを得ないっていう、そういう感じの物語の中にどんどん自分達が引き込まれて行くんです。
そして自分達が実際に商売をする中でどういう戦いをして良いんだろうかって、そうした時に、魔術師ヤンはどうなふうな戦い方をするんだろうかとか思いながら、我々は顧問先の社長さん方と作戦を立てているわけでございます。
社長さん方も本当にねぇ『銀河英雄伝説』好きな方が多くて、その時に必ず出てくるのは自分も魔術師ヤン・ウェンリーみたいな人間になりたい!とか、私みたいに攻撃力だけ(笑)のビッテンフェルトになりたい!とか、みなさん”憧れ”があります。
そのくらい、まぁいい歳こいた大人が熱く語れるくらいの素晴らしい長編アニメでございますし、本当に経営に役立ちます。
休日を使って見てみるのはいかがでしょうか。経営者の方が見れば会社の戦術とか組み立てるのにほんっとーに役立ちます。
もうね〜、絶対見て欲しい作品です。