こんにちは。LeadClover社労士事務所代表の清永です。
今回はストックビジネスについて解説したいと思います。
ストックビジネスとフロービジネスとは何か
ストックビジネスとは
「ストック」とあるように、時間が経てば経つほど、売上や収入が上がっていく仕組みです。
売り上げが上がっていく仕組み、ストックされていく仕組みを「ストックビジネス」と言います。
フロービジネスとは
ストックビジネスの逆が「フロービジネス」です。
これは何かというと、フロー=「流れる」という意味で、常に新規のお客さんが流れてくイメージです。
新規のお客さんを獲得し続けないと売上が上がらないビジネス=「フロービジネス」です。
世の中の9割は「フロービジネス」ですが、飲食店とか小売店とか、お客さんが来店してくれたときは売り上げが上がりますが、お客さんが1人も来なかったら、その時の売上はゼロです。
このように新規のお客さんを集め続けないと、売上が上がらないのが「フロービジネス」です。
地方は「ストックビジネス化」が不可欠
地方の場合は、人の数が少なく、新規のお客さんを集め続けるといったビジネスはなかなか難しいので、実はストックビジネス化が不可欠と言えます。
時間とともに売り上げがだんだん増えていく仕組みは、地方でこそ、ぜひ実行してほしい仕掛けだと言えます。
ストックビジネスの例
ストックビジネスの具体例をいくつかご紹介いたします。
①家賃収入
わかりやすいのは、大家さんの家賃収入のように、マンションやアパートの部屋を貸せば貸すほど、その分の収入がストックされてくるようなものです。
居住者の方が引っ越すと言わない限りは、毎月家賃が振り込まれてきます。
このように借りてくれる人が増えれば増えるほどストックされていくビジネスが「ストックビジネス」です。
②会員制ビジネス
会員制ビジネスも典型的なストックビジネスです。
スポーツクラブの会員になれば、会員の間はスポーツクラブを利用できて、店舗側としては会員が増えれば増えるほど、会費分がどんどん収入が増えていきます。
③動画定額サービス
他には、動画定額サービスもストックビジネスです。
昔は映画を観る場合、TSUTAYAさんのようにDVDをレンタルして観ることが主流でしたが、今は違います。
1,000円とか2,000円とかを払って、Huluさんやu-nextさん、dTVさんのような会社と契約すれば定額で動画が見放題です。
毎月会費を払えば、映画は見放題といった定額サービスもあります。
そういうものがストックビジネスになります。
④顧問契約料
他の例では、顧問契約です。
ある企業さんと顧問契約して、顧問契約先が増えれば増えるほどストックされていきます。
世の中は上記のようにストックビジネス側に移行しています。
ストックビジネス化できないか考えてみる
ぜひあなたのビジネスの中で、ストックビジネス化ができないかということを考えていただきたいと思います。
何度も言うように、地方では、新規のお客さんを集め続けるのが難しいので、いかにこのストックビジネスの仕組みを作るかが大事です。
時間が経てば経つほど売り上げが上がっていくようなそういった仕組みを作るかということが重要になってきますので、この機会にぜひ考えてみて下さい。