あおば会計コンサルティングの田中です。
今回は、会社員のメリット・デメリット、フリーランスのメリット・デメリットについて紹介します。
フリーランスのメリット・デメリット
会社員は安定した収入を得られるというメリットがあり、フリーランスは収入が不安定ということがデメリットにありますが、終身雇用に限界があるため、最近ではフリーランスが急増中で、今や5人に1人がフリーランスとさえ言われています。
フリーランスの実態
実は世の中、自称フリーランスの数が多すぎます。
確定申告などで実際に比較してみると、本当にフリーランスで食べている人は意外と少ないのですが、フリーランスのメリットばかりに目がいくのだと思います。
フリーランスには、
- 時間や場所にとらわれない働き方が出来る
- 仕事を自分で決められる
- 収入を増やしやすい
というメリットがあります。
実際には、フリーランスはだいたい40歳ぐらいがピークになることが多くて、仕事の発注担当者が変わったりすると、年配の方はちょっと使いにくいということもあって、若手の方に仕事を依頼する傾向があります。
フリーランスで仕事をするための心構え
それではフリーランスで仕事をするための心構えについて解説したいと思います。
フリーランスは国民年金
会社員であれば、厚生年金という非常に手厚く積み立てされていますが、国民年金の辛さは現在夫婦でだいたい手取り10万円ぐらいしかありません。
フリーランスで夢を見るのはいいのですが、長い目で見ると厳しい分もたくさんあるということです。
繰り返すがフリーランスは都市部が有利
それはなぜかというと、何でもネットで繋がっていればいいという話ではなく、基本的には客先常駐というところにお仕事が沢山あります。
ですから、人口が増えている東京のほうが圧倒的に仕事があるのです。
東京は昨年からさらに人口が10万人増えていて、仕事もあるので、フリーランスとして田舎でくすぶっていてやりたい仕事がないのであれば、思い切って東京に出てくればいいと思います。
フリーランスは客先常駐を経験する方が有利
フリーランスを始める時には、まず客先常駐のようなことを経験しておいたほうがいいです。
東京では時給1500円以上の派遣の仕事が結構ありますので、まず派遣会社に登録して、派遣先に紹介してもらい、派遣先から採用OKが出て、派遣社員として働くわけです。
派遣の仕事で時給2000円以上もらえるようになれば、フリーで仕事が取れるような最低限の技術があるという解釈をしていいと思います。
まずは客先常駐のようなやり方を覚えて、フリーランスになっていく方が安心です。
フリーランスは営業からお金の回収まですべて自分でしなければならない
フリーランスというのは自分で営業をとって、そして自分で仕事をして、自分で請求して、自分でお金を回収する。
これをすべて1人でやるのがフリーランスです。
30代でフリーランスから会社組織にする
しかし、フリーランスの限界をみんな知っているので、だいたい30代で会社組織にして、会社として仕事を受けるようになります。
そして、フリーランスの人は会社の社長になると、普段の業務を全て従業員や他のフリーランスに任せて、自分は何をするかというと、基本的には営業をとって、請求して、お金を回収する、そういう仕事に移行していきます。
50代はフリーランスでなく、組織で稼ぐ
フリーランスをやって、50歳になってしまうと、もう組織でないと仕事がとれなくなる人が多いのです。
ですから、その辺りまで考えて、一旦フリーランスでやってみて、それから会社組織にして、あるいはチームとして仕事をやっていくという考えであれば、意外と長続きするのではないかと思っています。