社内運動会は、手軽な酒席に比べると企画運営や日程の調整など手間ヒマが掛かるため、一般的には敬遠されがちです。しかし一部の企業ではここに来て様々な形で社内運動会を復活させています。社内運動会には健康面・コミュニケーション面・家族含めた会社との連帯感を持ち人事を円滑にする、など様々な効果があります。ストレスチェック制度の導入も見据え導入を検討することを是非お勧めします。
京セラは原則として全社員が運動会に参加する
社内のコミュニケーションと言えば“飲みニケーション”と言われるほど酒席が中心ですが、近年、ほとんど見かけなくなった「社内運動会」がここに来て様々な企業で復活の兆しを見せています。
運動会を行う企業として有名な大企業といえば、京セラです。
カリスマ経営者である稲盛和夫さんも御自ら強力な後押しをする「京セラ大運動会」は、原則としてグループ会社も含めた社員全員が参加することを義務付けられています。
とはいえ社内運動会は、手軽な酒席に比べると企画運営や日程の調整など手間ヒマが掛かるため、一般的には敬遠されがちです。
社内運動会が企業にもたらす3つの良い効果
面倒な行事にも関わらず、運動会に盛り上がりの兆しが出ている理由は、以下3つの良い効果が期待できるからです。私自身も大変おススメしたい企画です。
- 1)ストレス発散・運動不足解消による健康面での良い効果
- 2)上司・同僚・部下との職場を超えた連帯感が生まれることによる仕事面での良い効果
- 3)家族を巻き込めば、家族の会社に対する理解が進むことによる人事面での良い効果
上記のような効果が社内運動会には期待できます。
社内にゴルフサークルやサッカーチームがあるケースは多々ありますし、社員旅行やバーベキュー大会に家族同伴可とするケースも多々あります。
しかし、社員の家族も一緒に参加できる行事である社内運動会は、これらサークルの行事とは趣旨が異なるもので、多くの目的を達成できる行事です。だからこそインパクトがあり、効果は絶大です。
ストレスチェック控え社員の心も身も健康に
今年の12月からはいよいよストレスチェック制度が始まります。
従業員数50人以上の事業場は、原則としてストレスチェックの実施が義務付けられます。
社員がストレスに打ち勝ち、健康を維持して仕事をするためには運動が不可欠です。
体を動かしてのコミュニケーションを取り入れ、社内の風向きを変えるのも一考と言えるでしょう。