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自社商品がブームに乗ったら、その瞬間に準備を始めねばならぬこと

自社商品がブームに乗ったら、その瞬間に準備を始めねばならぬこと
 苦労して開発してきた商品やサービスが世の中に受け入れられ、ブームを作ったら、こんなにビジネス冥利なことはありません。ただし、ブームに乗ったあと、これを定番商品として販売持続するのはとても難しいことです。もし、ブームに陰りが見えて商品が売れなくなってきたら…私達はどんな備えをしておくべきなのでしょうか?

ブームに乗った拡大期は借入で容易にしのげる

 TVで驚異のダイエット食品として紹介された、SNSで美味しい店として拡散したなど、ブームとなってあなたの持つ商品の需要が急激に増えることがあったとします。

 売上が上がるのはもちろん良いことですが、商品を売るためには材料を仕入れなければなりません。材料を仕入れるにはお金がかかります。売上の入金がある前に仕入の出金があるのですがら、まずここで資金繰りが悪化してしまうポイントとなります。

 急激な生産拡大により、人手も増やさねばならないかもしれません。

 この段階では需要拡大期ということもあり、後々の収入が見込めることから、短期的な銀行借入などで当座をしのぐのが一般的です。

ブームから定番になれなかったら待っているのは資金繰り地獄

 ただし、ブームというのはいつまで続くのかがわかりません。

 人気となれば似たようなお店が乱立したり、安い粗悪な類似品が出回ったり、誹謗中傷にさらされたり、様々なネガティブ要素が発生してきてしまいます。

 ブームから定番へ落ち着けばよいのですが、成功例はそう多くはありません。逆にブームに乗った後に倒産した会社のニュースはよく見かけます。

 最近だと、麩ブームを作った麸の老舗シバタが破産手続きに入ったことが、ヤフーニュースで大きく取り上げられていました。

 参考リンク:麩の老舗シバタが破産手続き ブーム落ち着き業績低迷

 この事例のように一旦ブームを作り上げたあと、ブームが下火になると、別の要因で資金繰りが悪化します。

 大量に仕入れたものが売れないとなると、入金がなくなるわけですから一気に資金はショートします。

 またブームを当て込んで新規店舗を開いた、従業員を増やした、新しい機械を導入もくしは新しい工場を建てた、といった固定費を増加させる投資を行っていた場合には目も当てられなくなります。

ブームに乗っている時ほど手元資金を厚くする

 こういったブームに陰りが見える際の銀行借入は非常に危険です。

 売上増加等の見込み無ない状況では、借入で増えたお金も運転資金に消えてしまい、借入返済+利払いのキャッシュアウトが上乗せされるため資金繰りが更に悪化します。

 こうなれば最後は自転車操業となり、どこかでキャッシュフローが止まり、会社は継続できない状態に追い込まれてしまいます。

 私達はブームに乗っているときほど、冷静に状況を見る必要があります。

 儲かっているうちに手元資金をどのくらい厚くできるか、売上が0円となっても3ヶ月~半年は会社を維持できるだけの資金が確保できていれば理想的です。

2018年9月5日

ブーム 資金繰り キャッシュフロー 借入返済 利払い 運転資金

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