群馬県民(特に伊勢崎市民)なら誰もが知っている、有名なパン屋さん運営企業があるのを皆さんはご存知ですか?それは「グンイチパン」です。グンイチパンは自前ブランドでの成功ノウハウを元に「メロンパン専門店」のフランチャイズ展開を今年から本格始動しています。メロンパンでは珍しい、インストアベーカリー型の店舗運営が行われることに大きな注目が寄せられています。
群馬県民に愛されるパン屋さんはグンイチパン
群馬県民(特に伊勢崎市民)なら誰もが知っている、有名なパン屋さん運営企業があるのを皆さんはご存知ですか?
それは「グンイチパン」です。
なんと創業は1954年(昭和29年)、60年の歴史を誇る老舗のパン屋さんです。
ちなみにグンイチパンという企業名には「群馬イチのパン屋さんになる」という創業者の想いが込められています。
これまでグンイチパンは「パーネデリシア」という名前で直営店をメインに展開してきました。
昨年、群馬県高崎市や埼玉県で開業したお店では、月間売上高500万円程度という数値を出して業績も目下絶好調とのこと。
中でもパーネデリシアの目玉商品として勇名を馳せてきたのは、メロンパンでした。
四季折々でバラエティ豊かなメロンパンは、地元の人にとても愛されており、今では旅行のお土産として選ばれるくらいの商品になっているのです。
グンイチパンがメロンパン専門店FC展開を開始
パーネデリシアでの成功ノウハウを元に、グンイチパンが「メロンパン専門店」のフランチャイズ展開を今年から本格始動しています。
展開を強化するエリアは南関東で、「メロン・ド・パーネ」というブランドを、6月6日にさいたま市の大宮店でオープンし、続いて7月1日には羽生市のイオンモール羽生店にもオープンさせました。
今年は5~10店舗を目標として店舗を増やしていくようです。
メロンパンの専門店・フランチャイズといえば、今まで移動販売型が目立っていましたが、メロン・ド・パーネの特徴は固定店舗がメインということです。
新規出店する2店舗の店舗面積は、共に60平方メートル以下。出店にかかる費用は約1,500万円程度となります。
また、本部の向上で生産したメロンパンの中身と皮を店頭で焼き上げて販売するという形式になるのでパン釜を店舗に設置する必要がありそうです。
インストア型がパン屋運営の主流となった背景
パン業界では近年、インストアベーカリー型という業態が主流になっています。
インストアベーカリー型というのは、店内焼きたてにこだわった運営スタイルのパン屋を指します。
店舗で焼きたてのパンを提供することにより、パンの香りで集客したり、食にこだわりを持つ人への付加価値訴求が行えることが、このスタイルで店舗を運営するメリットです。
これを支える背景には、消費者へのパン文化浸透、生地を生成する工場の技術向上があります。
今回ご紹介しているグンイチパンのフランチャイズもこの形態ですが、パン業界のフランチャイズという大きなくくりの中で見てみると、「リトルマーメイド」、「ヴィ・ド・フランス」、「コンセルボ」、「ロンドン」などが、インストアベーカリー型で運営されるパン屋チェーンの代表格として挙げられます。
パン屋のフランチャイズというのは数ありますが、あくまでもメロンパンに特化していて、固定店舗メインであることが、グンイチパン株式会社のフランチャイズ展開におけるポイントになりそうですね。