逆説語を多用する人と話を円滑に進める3つのポイント

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 「でも、だって、しかし」などの逆接を頻繁に使う人が多くいる。往々にして逆説を伝えられる場合、それは私達にとって好ましいものではない。しかし自分が逆説を生理的に受け入れられないという場合は、自分のコミュニケーションを成長させるチャンスがまだある証拠だ。そこで本稿では逆説を提示する相手とのコミュニケーションを図る方法に提示したい。

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逆説は受ける当事者にとって快いものでない

 でも、だって、しかし・・・などの逆接を頻繁に使う人が多くいる。何かを主張するとすかさず、しかし・・・・と発言してくる人のことだ。主張している人にとっては否定されているようでどこかいい気はしないものだろう。

 この逆説を言われたときに、あなたはどのような反応をしているであろうか?

 実は、逆説に対しての反応次第で、自分の人間力やマネジメント力、洞察力のレベルが高いか低いかは、ある程度判断することができる。

 また、逆説を述べる人間をうまく取り込めるようになれば、違った視野で新しい思考を手に入れることが可能になる。

 逆説で対応する相手への対応方法を知ろう。

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逆説を使ってくる相手を沈める対応策3選

1)「私が正しい」発言をしない

 例え自分があっていても、「私の言ってる言葉は間違ってる?正しいよね?」と逆説を使いたがる人間を詰めてはいけない。相手は自分の自尊心を守るために、かえって逆説を使いやすくなってしまうからだ。まずは意見を言いやすい質問に変えてみよう。「私は◯◯について△△と思うが、あなたはどうしたら良くなると考えますか?」と、ポイントを絞って相手の意見を引き出す質問は逆説を消す。

2)発展形の言葉を多用し相手に考えてもらう

 相手が逆説を使いそうになった時は、発展形の言葉もっと具体的に言えば「不定詞」を使って相手に質問することをおすすめする。「例えば」「もし」「〜だったら」という言葉を使うと良い。あなたが不定詞を使う時点で、相手側の頭には色々な想像が飛び交う。相手の頭で逆説のその先を考えさせることにより、今までに出なかったアイディアや意見を出してくれるようになれば貴方の勝ちだ。

3)相手へのメリットを一緒に提示する

 逆説思考の人は逆説を利用する時に、自分にとってのメリットを思い描けていない場合が多い。そのような人間と話をする場合は、必ず一緒に相手へのメリットを同時に提示することが肝要だ。すぐに相手の考えるメリットに到達しなくとも、数回の自己主張と相手へのメリットを同時に提示すれば、いずれは相手も首を縦に振らざるを得なくなる。

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逆説を言う相手との会話は成長の源泉となる

 逆説を使われると人は「自分の存在を否定」されていると考えがちだが、実はそれは殆どの場合において勘違いである。

 逆説は「異なる意見」の提示であり、場合によっては逆説の中に真理が存在する場合さえある。

 言葉の響きが「イヤ」でも、殺すのではなく相手の異なる意見をプラスの言葉で喋ってもらえるように努力するべきなのだ。

 逆説を自分が生理的に受け入れられないという場合は、自分の能力にまだ成長するチャンスがある証拠だ。

 更に逆説を言う相手から建設的な会話を引き出すことができれば、あなたは相手の成長を促すスキルを身に付けたことになり、マネジメントの面でも一つ上にステップアップしたと言えるだろう。

 ぜひ相手の「でも、だって、しかし」を、自分自身の成長の糧としよう。

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