そうだ!みんなで人間ドックへ行って節税しよう

福利厚生

 人間ドッグは一定の条件をクリアすれば、福利厚生費として経費計上ができる。また、健康であることは節税のみならず社会貢献にも繫がる。ただし、人間ドッグはオプションサービスを含めると金額も高くなりがちなので、同サービスなら比較して安いものを選びたい。そんなときは、人間ドッグの比較サイトを経由して人間ドッグの予約を入れよう。

スポンサーリンク

人間ドッグは一定要件で節税対象となる

 確定申告期間のまっただ中、”節税”と聞くと目を引く読者も多いはずだ。

 会社として経費として計上することができれば、結果的に節税になる。人間ドッグもその対象に含まれるのはご存じだろうか。

 ただし人間ドッグが節税対象となるためには、福利厚生費を利用しなければならない。

 福利厚生費として人間ドッグ費用を経費計上するには、いくつか条件が必要となる。

 1)役員と社員の全員を対象とすること、2)一定の年齢以上という条件を元にすること、の2要件である。間違っても”役員のみ”というのは経費として認められないので要注意が必要だ。

 本記事では、企業として人間ドッグを格安に利用方法をお伝えする。

スポンサーリンク

人間ドッグは比較サイトで割安に予約しよう

 人間ドッグの難点は健康診断と比較すると、費用がおおよそ2倍以上かかる点だ。

 法的に検査項目の定められている健康診断と比べて、人間ドッグの検査項目はがオプションの範囲や自由診療にかかる分も多いため、費用が上乗せされているからだ。

 冒頭で述べたように、役員と社員の全員で受診することを前提にすると、いくら節税になるとはいってもその検査費用は大きなものになる。少しでも安いところを探すのがベターである。

 そこで、最近出てきた便利な「人間ドック比較サイト」を活用することをお勧めする。いずれも個々の病院やサービス別に比較・予約ができる。

MRSO(マーソ)

節約社長
 マーソは2015年2月に新規で株式会社化されたサービスであり、全国の医療機関と提携している。ユーザーインターフェースも使いやすく、見やすい。その特徴は最低価格保証。他で同条件で安いプランがあれば、差額を返金してくれるという家電量販店のようなきめ細やかなサービスが魅力である。

人間ドックのここカラダ

節約社長
 ここカラダは生活サービスの大手老舗、リクルート社の運営するサイトである。MRSOと同様、全国の医療機関と提携していることはもちろん、ホットペッパーの予約システムのような見ばえでこちらも見やすく使いやすい。特徴は、早期割引や午後受診割引など、同じ病院の同じ検査項目でも割引価格が設定されていることである。

 これらのサイトを利用して、お得な価格で人間ドッグを受診し、役員や社員の健康管理に努めながら節税してみてはいかがだろうか?

スポンサーリンク

健康維持は節税のみならず社会貢献にもなる

 厚生労働省研究班(主任研究者=辻一郎・東北大学大学院公衆衛生学分野教授)の発表※1によると、「健康状態に問題がなく、自立して暮らすことができる期間を示す”健康寿命”を長くして、介護が必要な人を減らすと、10年間で5兆~2兆円程度の医療・介護費用が節減できる。」という推計がある。

 推計に幅があるのは、状態を示す「要介護1」「要介護2」といったレベルごとに推計しているためだ。長寿の現代では、要介護状態にならない方が珍しいといえるため、それらの条件も加味されている。

 会社という団体の中で健康管理を行い、個々がしっかり改善に努めていればかかる医療費は減少する。健康に気を付けることは、節税だけでなく、社会貢献にもつながるとても大きな仕事である。

 自分の健康を管理することは、社会のためにも有用となるのだ。

参照元

※1 厚生労働省「国民の健康寿命が延伸する社会」に向けた予防・健康管理に関する取組の推進」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000019326.html

福利厚生
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
編集部

起業、経営を応援するWEBマガジン編集部です。

編集部をフォローする
節約社長