11月に入ると考え始めるのが取引先や実家に送るお歳暮だ。お歳暮は小売側にとっては高利益商材となるが、消費者にとっては割高な買い物となっている場合が多い。一工夫、一調べするだけで、お得にお歳暮を購入可能となることをご存知だろうか?週末のうちにお得なお歳暮購入方法でよい商品を選び、送られる人にも喜んでもらおう。
お歳暮商戦のからくり 割高な買い物してない?
明日から11月にはいるため、どんなお歳暮を贈ろうか今週末から考え始める方も多いだろう。
何気に手に取るカタログやネットショップなど、様々な場所でお歳暮商戦が繰り広げられるため選択肢は非常に広く、見る側にとっては楽しくもある。
さて、そんな消費者にアピールを繰り広げるのが各種小売業者(デパート、スーパー、ネットショップ、)である。彼らにとってお歳暮は、年末の稼ぎ頭の一つであり高利益商材なのだ。
「あれ?高くない?でもお歳暮だし良い物を送りたいからな〜。」という消費者心理を煽り、普段より割高な価格で商品が販売されているケースもかなり頻繁に見られる。
経営者や忙しいビジネスパーソンであれば、忙しくて選択する暇もないためこのパターンにハメられがちな方も多いだろう。
そこでお歳暮をお得に買うためのハックを今回はご紹介する。
お得にお歳暮を手に入れるハック4選
1)カタログでの購入は優先順位を低く
カタログ、特に百貨店や大手スーパーのカタログに掲載されている商品の価格には副次流通の関節フィとカタログ費用がゴッソリ乗っている。帳合(ちょうあい)制度といって、自分たちのビジネス商流簡略化のために、問屋が輸送に関係ないにも関わらずフィをのせる。また、カタログ雑誌の印刷コストも高い。カタログは簡単に手にとれて便利だが、原価が30%くらいの商品もある。直接店舗で購入したほうがお得な商品も多いため、選ぶ場所として優先順位は低くて良い。
2)早割制度を利用しお得に購入
小売業者はたいてい、昨年対比で申し込み件数ベース100%以上の受注を目指すため、早期に購入してくれる顧客を優遇する。ウェブ・カタログともに早割は早いところで10月から始まっている。10%〜20%程度の割引で購入することができるので、早い段階でお歳暮を選ぶのが得策だ。ただし、粗利をとってるところからの割引で、実質割引になっていない例もあるので、インターネット(Googleショッピング、アマゾン)で価格を比較しよう。
3)ネットでメーカーを調べて直接購入する
1)で前述したように小売店で購入する場合、価格は割高になる。小売店のカタログを見た時に気になる商品があったならば、インターネットで検索しメーカーのホームページがないかチェックしよう。メーカーのホームページにネットショップがあれば、そこから商品を購入したほうが価格が大幅に割安になる。メーカーも直接の注文は独自顧客の獲得のほうが当然嬉しいため、柔軟に話を聞いてくれるケースが多い。大手の誰もが知る商品より、小さな会社がこだわって作ったものを自社ネットショップで販売するケースにこの傾向が強い。
4)クレジットカードで購入する
企業にとって有効な手段がお歳暮をカードで購入することだ。お歳暮を贈る個数が多い場合は、意外とバカにならないポイント還元となる場合がある。数万円分まとめてお歳暮を買う場合、未加入のクレジットカードへ加入するのもありだ。年末に向けて各カード会社がキャンペーンを打っており、大幅なキャッシュバックをしてくれるケースもある。
慣例行事だからこそ冷静な比較を
お歳暮は日本で江戸時代から続く習慣であり、お世話になった人に対し、最大限の感謝の気持ちを込めてお歳暮を贈る大切な行事である。
同じよいものを買うのであれば、少しでも安く購入し、自分の財布にも相手にも優しくあれるよう、早いうちから準備をしておきたい。