ペヤング再販売 企業が信頼を取戻す時に必要な3つの意識

ペヤング焼きそばが6月から販売再開を決定

  ツイッターを通じた消費者告発で虫混入が発覚したことにより、昨年末から生産・販売が中止された「ペヤングやきそば」の製造再開を、メーカーの「まるか食品」が19日に発表した。

 今回の生産・販売中止期間中に、同社は製造ライン監視用センサーカメラの増設や、品質管理スタッフの増員を行うなど衛生体制を強化した。

 容器を従来より「消費者にとって使い勝手の良いもの」に改良する措置も行われたという。

 まずは関東7都県で「ペヤングソースやきそば」一種類のみを販売再開し、その後ラインナップを増やしていく。

 今回の発表を受けて、芸能人を含めた多数のペヤングファンが販売再開を歓迎する旨を、インターネット上でコメントしている。

 一方で虫混入の正確な理由は判明しておらず、同社の対策が虫混入のリスクを減らす対策であることから、販売再開を嫌気する消費者がいることも事実である。

ビジネスで失った信頼を取り戻す3つの意識

 ビジネスで一度失った企業の信頼を完全に取り戻すことは、ペヤングの例でもわかるように非常に難しい。

 しかし一度立ち上がったならば、いつまでも過去に囚われいてはならない。

 経営者は以下3つの意識を強く持つ必要がある。

1)商品やサービスで失った信頼は同じもので取り戻す

 言葉やポーズだけで失った信頼を取り戻すことは難しい。商品やサービスで失った信頼は、以前よりも更に改良された商品やサービスを通じて取り戻す必要がある。そのためには実行あるのみで、結果(顧客満足度)を徹底的に追求し前に進む必要がある。

2)信頼を失った相手とのコミュニケーションを恐れない

 ただ萎縮しているだけでは、いつまでたっても信頼を失った相手(顧客)の理解は信頼失墜前と変わらない。ライバルはそれを見て更に攻勢をかけてくるはずだ。自社(自分)本意ではなく、相手の立場にたち有益な商品情報や自社の取り組みを伝え、積極的なコミュニケーションを取ることから、信頼を失った原因に対する根本的な対策や、次のステップに向けたヒントすら生まれる。

3)現状が厳しくともプラスの言葉で社を作る

 ビジネスで信頼を失った自社(自分)にとって最大の敵は自分だ。給与・業績面は厳しく、しばらくの間は社員も打ちひしがれるだろう。しかし現状に囚われマイナスの言葉を吐けば、自己憐憫(じこれんびん:自分で自分をかわいそうだと思うこと)にしかならない。ビジネスは他者の生産性向上や効率化のチャンスを提供したり、生活の質を向上させる提案から始まる。そのためにまず自らが生産性の高い言葉(プラスの言葉)で、社を再創造する必要がある。

腐らず今と向き合うことを避けるべからず

 自社の信頼を取り戻すために強く意識を持ち行動したとて、時に世間の風当たりは強く、心が腐りそうになる時もある。

 しかし過去は変えられず未来はわからない。自社(自分)がコントロールし、選択できるのは今だけだ。

 一度ゼロやマイナスになっても、真摯な今を積み重ねて行くことで、将来へ続く新しい信頼が生まれる。

企業分析
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