目標を叶えた20年後の自分をイメージして日々を暮らすとマイナス思考が消える

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マイナス思考「認知の歪み」を目標設定で解消せよ

前回の記事では、どんなに基本的な能力が高くても「認知の歪み」があると、成功しにくくなるというお話をしました。

マイナス思考が作り上げる「認知の歪み」を解消する具体的手法
他人が自分のことを悪く言っている気がする、「小便は便座に座ってするもの」という自分の価値観に他の人も従うべきだ、東大入れなかったら人生終わり、これらマイナス思考は「認知の歪み」と呼ばれるものです。認知の歪みを持っていると生きることがしんどいです。どうやって改善していけばよいのか?脳科学教育コンサルタントのクロスさんが教えてくれます。

認知の歪みとは、例えば友達から「ちょっとそこのゴミ落ちてるから拾って?」と言われた時に、

「何?うるさいなぁ、ホンマに。何で俺が取らなあかんねん」

「あいつのせいでこんな面倒くさい事になってるやないかい」

とか、マイナスに捻じ曲げて考えちゃう思考のことです。

そして、これも記事で取り上げましたが、認知の歪みを治すには、『自分らしい目標を持つこと』『今の自分がその目標に対してふさわしい選択をしているか考えること』が必要であるとお伝えしました。

目標は、もし仮に世界平和だったとしても全然良くて、「俺なら出来るぜ」「俺はやりたい」と思えればOKなんです。

『したいか、したくないか』のどっちかで判断すればいいんです。能力なんて勝手にあとからついてきますからね、そんなもん。

そうは言うものの、具体的にどんなふうに、それを実行したら良いかを今日は詳しく話していきますね。

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目標を掲げて達成している10、20年後の自分になりきる

ちなみに、私の目標の一つも、世界平和に貢献することなんですね。

最初、目標を立ち上げて、脳科学教育やコーチングにチャレンジした時は、やっぱり不安でした。
  • 大丈夫かな?
  • 色んな人から批判されたりするのかな?
  • こんなことを情報発信して、アンチコメでボコボコにされないかな?

ビビリながらも、ちょっとずつ行動を始めたんですね。

でも、目標を掲げて勉強と行動をしていると、いつの間にか実績と知識がついて、多くのファンも出来て、いつの間にか人の役に立つことがどんどん増えていきました。
それに応じて、クライアント、支援者、パートナーが増え、収入も増えました。

じゃあ、不安な時に自分が何を意識していたかというと、目標を達成した状態の、10年後あるいは20年後の自分はどういう状態なのかって常に考えていました。

  • ゴールを達成した時の自分ってどんな感じなんだろう?
  • 多分こんな服着てんのかな?
  • こんな家に住んでんのかな?
  • こんな仲間に囲まれてんのかな?
  • こんな収入なのかな?
  • こんな口癖になってるのかな?
  • こんなふうに普段考えてんのかな?
  • 自分らしい行動ってこうかな?あーかなぁ?
  • こんな趣味持ってんのかな?

とかって考えるんですね。

10年後あるいは20年後の自分がどういう人なのかイメージを作ったら、もうその人になりきればいいんですよ。

今の自分は10年後、20年後の自分であるんだと考えるんですね。

10年後の自分が普段言っているであろうことを、10年後の自分になりきって言う、それが自分らしいわけですよ。

だから、自分らしさっていうのは10年後の自分。もしくは、20年後の自分からみた自分らしさです。

もし、現時点で『人のせいにするとか、自分のせいにしがち』という傾向にあるのならば、それは果たして10年後の自分もそうなのか、そのままでいるのか、それが自分らしいのかということを考えて欲しいですね。

「あー、人のせいにしてるのって俺らしくないな。だって、1万人の長になってるんだもんな。」とか「あ、自分は10年後にガンガン攻めてるわ。俺らしいぜ!ゴールに近づきそうだー!」と本当に思うかどうかっていうの重要になってきます。

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自分らしさとは目標から逆算した将来の自分

これってホントにどこ行ってもそうですよ。仕事場でもそうですし、企業にコーチングしてもやっぱりそうなんです。

「本当はしたくねぇなぁ」と思っているような仕事でも、それがゴールに向かっていく過程で必要な仕事なら、自分らしさっていうのが見えてきて、生産性が高まる場合があるんですよ。

自分らしさっていうのをまず持つ、それが大事だっていう事がとにかく1番大きいですね。

自分らしさは何かっていうと、ゴールや目標から逆算した将来の自分のイメージ像ですよね、セルフイメージ。

むしろ、ゴールや目標とちっとも噛み合わないと思ったら、それは徐々に止めていく。できるところですっぱり止めていけばOKです。

そこに罪悪感とか要りません。

もし自分に認知の歪みがあるなと思った場合、「自分らしさに当てはまる行動なのか」「ゴールに近づく決断なのかどうか」そして「自分の決断がベストである」と考えて行動してみましょう。

ベストだと信じていれば、実際には本当に完璧かどうか別にして、自分がベストだと信じていればそれでいいんです。

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認知の歪みは簡単に消えない。歪みが出たら自分を許せ。

あともう一つ。たとえば、目標に向かう過程で失敗があったとします。とんでもない失敗です。

お酒の席で上司に暴言を吐いてしまったと。そしたら、「うわー、なんてこったい。俺の人生これでおしまい」と言うことになりやすいじゃないですか。

この場合、自分を責めるんじゃなくて

  1. 自分はベストの選択をした
  2. でも、結果は、今のところこうなっている
  3. じゃあ、次回からどうすれば自分らしいんだろう
  4. この結果は俺にふさわしくない気がするから、更に成長しよう

と考えれば良いんですね。

「どうすればいいのかな?」と「次こそはもっと良い方向に向くような、もっとベストな行動と選択が出来ればいいな」と。

「やっぱり相手にもちゃんと謝罪したほうがいいな」とか、そういう方向に、目標を達成するために切り替えるんです。

『誰かのせいにする、自分のせいにする』ではなく、何がベストかと信じてゴール(目標)に突き進んで行動すると。

ただ、目標を設定して毎日頑張っていると疲れる時もあって、そうするとまた、認知の歪みがワラワラ〜っと出てきたりするわけですよ。

電車の中で肩をガツーッといかれてイラッとするみたいな、あいつホンマにぶち殺したい!とか思うこともありますよね。

でも、そんな時は、『誰かのせいにする、自分のせいにする』んじゃなくて、「俺疲れてるんだな。」「癒やしを得れば、俺はまた目標に向かって力強く進めるはずだ。」と思うだけで良いのです。

その認知の歪みは、貴方の体が疲れているサインですし、脳が頑張りまくっているサインでもありますからね。

こういう癖を付けていくと、他のせいにするとか、人のせいにするとかっていう事がなくなってきます、段々。

『have to』はどうしても人の声になっちゃいますけど、『have to』をちょっとずつ減らして『Want to』を増やしていけば、他罰的な思考とか自分を罰する思考が減ってきます。

仮に、「何か今日だらけて、なんかあかんなぁ、疲れたなぁ。やる気出へんなぁ」っていう時は、ゆっくり休めばいいんですよ。

ゆっくり休んで英気を養えば良いんです。

目標を設定して、その目標を達成している10年後、20年後の自分になりきって普段を過ごし、たまに認知の歪みが来たら他人・自分のせいにしないで、自分を許して、休む。そして、また設定した目標を確認して次の一日をスタートする。

これをやっていくうちに、段々と貴方の自己肯定感は増していきます。

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Jamahl Cross

Jamahl Cross

Founder & Co-Director
一般社団法人脳科学幼児教育研究協会 理事

​認知神経科学、脳リハビリ、発達精神病理学、進化心理学、発達障碍改善、認知行動療法など様々な分野を学び、実践を通じて統合する。独自の方法論に基づいた脳機能向上方法を編み出す。

企業脳科学、行動経済学、認知心理学によって解き明かされた非常識な企業成長法を提供。伸び悩んでいる企業を『平均利益率756倍の企業文化』へと変え、パフォーマンスを高めるなど数々の実績を持つ。

・社員のやる気を出させるのに苦労する
・昇給の効果に限界を感じている
・グループの能力を活かせずにいる
​・目標が現状維持になっている
・批判しあう割には前進していない
・暴言や八つ当たりが目立つようになった
・ネガティブ思考が風邪のように流行っている

これらの問題は、それぞれ科学的なデータによって原因の特定、予測、予防が可能です。

数千に及ぶ論文を元に、経験のみに頼らないエビデンスベースドアプローチのリーダー育成を目指します。

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