70歳以上の人材雇用に向けて政府が環境整備を検討
70歳以上の人材雇用を目標に、政府が多様な働き方の環境整備を検討していると報道されています。
参考リンク:70歳雇用、努力目標に 多様な働き方へ政府検討:日経新聞
この原因は、年金、健康保険などいわゆる社会保障財源が大幅に不足していることが原因です。
いわゆる戦後レジーム(第二次世界大戦後に確立された秩序や体制)がどんどん崩壊する中で、政府もこのままでは日本の財源が持たないという危機感を本気で抱いているのです。
社会保障費予算は20年で倍以上に増加している
ちなみに、来年度の社会保障予算は30兆円で、大幅増加です。20年前の1998年はなんと約15兆円程度でした。
ちなみに歳入である税収は60兆円で、収入の半分を社会保障費だけで使っています。それ以外の支出を含めると約100兆円。40兆円の赤字を続けているわけです。
この赤字は国債の増加となり、増加し続けています。
20年前の1998年の税収は約49兆円と今より少ないですが、社会保障費の負担は全体の30%でした。
自らの身は自らで守る意識を皆国民が持つべき
幾らなんでもこの状況を続けるわけにはいかず、日本は支出を減らすしかありません。
普通に考えれば、健康保険や年金が削減されることは間違いありません。10年や20年後は、いったいいくら年金を受けることができるのか、健康保険をいつまで今のように受けることができるかわかりません。
それに対応するには、健康で、いつまでも働ける状態にしておくこと、そして健康である限り、人材として声がかかるようにしておかなければならないでしょう。
そのために今必要なことは、何なのか。それは各人によって違うはずですが、それぞれに必要な生活支出数値を正確に掴み、将来どうなるのかを自分で判断し、今必要なことを積み重ねる必要があります。
自分の人生を人任せにしないことが今まで以上に大事になっていきます。