日大アメフト部の悪質な反則行為は対岸の火事ではない〜経営者が学ぶ2つの教訓

時事

日大アメフト部の悪質な反則行為は対岸の火事ではない

先月、日大アメフト部選手による悪質な反則行為に端を発する問題が、連日大きく報道されました。

ワイドショーはこの話題ばかり報道し、居酒屋でもレストランでも、もれなくこの話題で盛り上がっているのを耳にしました。

これほど大きく注目されている話題ですが、経営者であるあなたは、この問題をどのように見ていましたか?

もし、あなたが「自分のビジネスに関係ないからどうでもいい」と思っていたら、それはとんでもない間違いです。

この問題は経営者にとって対岸の火事ではないからです。私達はこの問題から2つの教訓を得ることができます。

教訓1:小さな会社ほど問題を放置すると致命傷になる

今回の騒動でとりわけ大きく取り上げられたのが、監督・コーチと部員の間に絶対的な上下関係があり、これに基づいて監督・コーチが学生を卑劣な反則行為に走らせたことでした。

おそらく、この事件が起きる前は、アメフトについて知らない人も多かったことでしょう。

私も、全くアメフトについて知識を持っていませんでした。

本場アメリカと違い、アメフトは日本ではマイナー競技で、今回の騒動がなければ、私を含め多くの人がアメフトに注目することは無かったことでしょう。

しかし、そんなマイナー競技で起きた問題が、連日の報道で全国に知れ渡っているわけです。

冷静に考えると、これは本当に恐ろしい事態なんですね。

と言うのも、今回のアメフト問題のように知名度が低い会社であっても、悪質な問題を起こしてしまったのに、これを放置してしまえば、全国に知れ渡ってしまう可能性があるからです。

「ウチはまったく関係ない」

と考えるのはあまりにも楽観的過ぎるでしょう。

教訓2:謝罪は初動対応ですべてが決まる

2つ目の教訓は、「謝罪は初動対応ですべてが決まる」というものです。

日大アメフト部の選手による悪質な反則行為の問題は、なぜこれほど連日メディアで取り上げられ、世間に知れ渡ってしまったのでしょうか?

メディアでも指摘されていますが、問題が大きくなった理由は、日大上層部による初動対応のミスに尽きます。

問題が起きた直後に、素直に非を認めて謝っていれば、現在のように問題が大きくなることはなかったでしょう。

「自分たちは悪くない。指示を勘違いした選手が悪いんだ。」

という主張を日大上層部が繰り返したことで、世間は以下のような印象を強めてしまいました。

「言い訳ばかりしている」「選手に責任を押し付けている」

何か問題が起きた場合、責任のある部分は素直に認めて、謝ることが大事。

考えてみれば、問題を起こしたらすぐに謝るということは、保育園や小学校低学年のときに先生から習ったはずなのですが、大人になると、これができない人が多いんですよね。

先日、私も、自社のサイトに使っている画像を盗まれたので、画像を盗んだ人に抗議したのですが、謝るどころか、最後は逆切れする始末。

しかも、相手は学習塾の経営者。教育者としてあるまじき対応に悲しくなりました。

謝罪時に行うべき初動対応はとてもシンプル

では、自分が過ちを犯して他者に被害を与えてしまった際、私達はどのような初動対応を取ればよいのでしょうか?

やることは簡単です。徹底的に非を認めて謝るのみです。

言い分があることはわかりますが、言ったところで問題が大きくなるだけですし、相手は言い訳ばかりしているあなたを見て、態度を硬化させてしまうでしょう。

もし自分に非があるなら、言いたいことをぐっと押さえて、とにかく謝ることを優先してください。

初動対応でミスしてしまうと問題が大きくなり、解決するまで問題が長期化しまい、時間的、経済的、精神的に浪費するだけで、何ひとつよいことはありません。

致命的な問題に発展する前に、初動で謝って、早期に事態を収束させましょう。

賠償問題とプライド、どちらも謝罪しない理由にはならない

では、なぜ、日大の上層部はすぐに謝罪をしなかったのでしょうか?

ひとつは賠償の問題、もうひとつはプライドの問題があったかもしれません。

賠償については、確かに謝ることで罪を認めたことになるので、賠償責任が発生する可能性がありますが、それでも謝るべきです。

謝れば許してくることがほとんどで、賠償に発展することは稀だからです。

仮に、賠償責任が問われるような問題については、謝っても謝らなくても裁判になるので、事前に謝ることで誠意を示すことが大事です。

「自分は関係ない。むしろあなたの方が悪い。」

などと言ってしまえば、相手の処罰感情が膨らんで、問題が大きくなってしまいます。

なので、初動対応としては、とにかく謝ることに徹してください。

もうひとつ、プライドの問題についてですが、謝ることができない人はプライドが高い人が多いですね。

しかし、考えてみてください。

謝るタイミングを逸して問題が大きなってから謝ることの方が、はるかにプライドが傷つくことになりますよね。

今回のアメフトの問題でも、監督やコーチが記者会見で批判にさらされて、ネットでも誹謗中傷を受けるなど、完全にプライドを傷つけられているわけです。

プライドを守るために謝りたくない、というのは間違った考え方です。

もし、自分が過ちを犯して他者に被害を与えてしまったなら、初動対応でしっかりと謝って、事態を鎮静化させましょう。

時事
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島倉大輔

1974年生まれ。筑波大学大学院経営・政策科学研究科修士課程修了 MBA。さらに、博士課程に進学して、博士号取得。博士号取得後、外資系・国内独立系コンサルティング会社を経て、株式会社マーキュリーコンサルティングを設立。

経営コンサルタント業界の異端児として、全国延べ1600社以上の会社やひとりビジネスを支援する。また、財団法人埼玉県中小企業振興公社をはじめ、各都道府県中小企業振興支援センターの専門家として、中小零細企業の経営支援や独立・創業支援をする傍ら、全国の大学、商工会議所、商工会、青年会議所、金融機関などの主催による講演会の講師として活躍し、あらゆる業界で勝ち組企業や成功者を生み出している。更にトップアフィリエイターとしても活躍。キャンペーンの報酬ランキングに常に上位ランキングしている実績を持つ。現在、年収1億円起業家を輩出するため、日々コンサルティングに奔走している。

朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載も多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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