ビジネスにおいて「1」という数字が最悪な数字となる場面

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 トランプのエース、野球のエース、1番槍などなど…1という数字は一般的に「強い」「早い」などプラスの印象を与える数字です。ビジネスでも、地域1番店、シェアナンバー1、顧客満足度ナンバー1など、1は非常にプラスの印象が強い数字です。ただし、この1という数字もビジネスのある場面においては最悪な数字となってしまいます。それは集客の場面においてです。

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「1」という数字が最悪な数字となる場合がある

 今回は、「最悪な数字『1』に気をつけろ」というテーマでお届けします。

 1という数字に読者のみなさんはどんな印象を抱かれますか?

 トランプのエース、野球のエース、1番槍などなど…1という数字は一般的に「強い」「早い」などプラスの印象を与える数字です。

 ビジネスでも、地域1番店、シェアナンバー1、顧客満足度ナンバー1など、1は非常にプラスの印象が強い数字です。

 ところが、同じビジネスの世界でも、ある分野で数字を見た時に1という数字が目立つなら、私たちは注意を払う必要があります。

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集客の場面で『1』という数字はヤバイ数字だ

 ビジネスをやる上で、『1』という数字が目立つなら気をつけなければならない場面、それは集客の場面です。

 たとえば、お客さんが1人しかいない、集客手段が1つだけ、お店が1つだけ、これって会社として終わっていると思いませんか?

 お客さんが1人しかいなければ契約終了でおさらば、集客手段が1つしかなければ、その集客手段が廃れると会社も廃れる。お店が1つしかなければ地域要因に大きく業績が左右される。

 これくらい1という数字はビジネスの集客場面においてリスクのある数字です。

 もちろん1というのは極端な表し方であって、2とか3でもヤバイです。

 月間1,000万円の利益を作ろうと思った時に、1人から1,000万円をもらっているのか、100人から10万円ずつ計1,000万円をもらっているのかには雲泥の差があります。

 1,000万円をくれる顧客は確かに上客かもしれませんが、この人がいなくなったら、その時点であなたのビジネスは終わります。

 一方で100人から10万円ずつ計1,000万円をもらっている場合、10人のお客様がいなくなっても900万円の利益を確保できます。

 絶対に後者を選んだほうが良いと誰もが思うはずです。

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1つだけで集客しない。全部使って集客する。

 集客に関する数字は大きければ大きいほど良いです。

 「うちは凄いお客さんが1人ついているから、儲かって儲かって仕方がないわ。」なんて言ってるようじゃアウトです。

 うちはホームページだけで集客してます。チラシだけで集客しています。アナログの営業だけで集客しています。っていうのはNGです。

 その、「1つだけ」やってる集客ツールがダメになったらどうするんですか?という話だからです。

 集客において「1」はダメな数字です。アナログもホームページもSNSもチラシも効果が高いものは全部使い倒して、顧客も集客ツールもどんどん増やしてください。

 
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島倉大輔

有名人気企業の取締役、国立研究所の研究者の地位を捨て、失意のアルバイト生活から這い上がってきた壮絶な逆転人生。「人生、何度でもやり直せる!」を信条に、コンサルティングを開始。全国延べ1,700社以上の会社や個人を支援し、各業界で勝ち組企業や成功者を生み出してきた。現在、全国の経営者や起業家を支援するために、日々コンサルティングに奔走している。「行動すれば人生は変わる」が信条。また、トレーダーとしても活躍。資産1億円超えのトレーダーを7名輩出した実績を持つ。

朝日放送『雨上がりのAさんの話』、テレビ朝日『お願い!ランキング』『やじうまテレビ!』等に出演。日経ビジネス、FLASH、アントレ、フジサンケイビジネスアイ、近代中小企業など、メディア掲載も多数。また、全国の商工会や青年会議所、金融機関などで講演も行っている。著書に『大手とケンカしても負けない、経営逆転のヒントあります。』がある。

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