頭でっかちで働けないオッサンほど、使えない、世の中に必要とされない人種はありません。
大概、働けないオッサンは働き始めた若い段階で勉強に努力を傾けず、一生懸命に勉強して努力する人間を「意識高い」とバカにしてきた人達です。
「朱に交われば赤くなる」という格言にもあるように、もしそのようなオッサンのいる職場にいるなら、それは危険な行為。今スグ辞めるべきでしょう。
使えないオッサンほどニーズの無いものは無い
今日は、「学ばない子どもたち、働かない若者たち」というテーマに沿ってお話してみます。
これは、とある本のサブタイトルでございまして、10年ぐらい前ですかね「下流志向」という本が出たんですが、それのサブタイトルみたいな感じですね。
学ばない子供と働かない若者を結びつける内容のものだったんですけれど、よくよく見てみると…
まぁ学ばないのは子供だけじゃなく、むしろ、大人の「学ばない」っていうもののほうが、非常に大きな問題になっているんじゃないかと思ってます。
と言いますのも、学ばない大人っていうのは職が無い。
実際にビジネスの最前線では、働かない若者よりも、働けないオッサンのほうが問題となっています。
働けないオッサンほど使えなくて、世の中に必要とされない人種はありません。
そこで今日は若い人に向けて、こういう悲惨な状況とならないためにどうした方が良いのかな〜?というのをお話していこうと思います。
勉強してないのに人に付加価値を提供することは出来ない
反面、全体の1割ぐらいの大学生は週に1冊以上のペースで読書をしているようで、年間50冊以上のペースで読んでいるらしいです。
両極端に分かれてしまっているんですね。
それで、私たちみたいな職業、要するに知的財産を提供するサービスの提供者は、圧倒的な付加価値を提供しなければなりませんから、とにかくインプットが絶対的に必要です。
そういう職場って世の中に結構あるんですよね。
なのに、本を1冊も読まないのか、それとも読めないのか知らんけれど、そういう人たちも実際に存在します。
でも、そういう人ってハッキリ言ってね、要らないんですよ。
それくらい私たちも勉強しなきゃいけない業界にいるわけですから。
それでね、うちにくる人たちも勉強しない人が多すぎなんですよ。
どうして、すごく勉強しないといけないような業界に入ってきたいのか、全くもって分からないってのが率直なところです。
国語が出来ないと難しいことにチャレンジなんて出来ない
ちなみに、私の子供は昨年都立中学を受験したのですが、かなり国語力が付きまして、やっぱりこれだけはしっかりやっておいた方が良いなと感じました。
というのも、私は教室講師を30過ぎまでやっていまして、教室で簿記というのを教えていました。
受講生の半分は大学生で、あとの半分は20代の社会人という構成です。
国語の段階の話だったんです。
問題文が2行までならなんとかなるけれど、3行になってしまうともう読み取れないんですよ!
何を問うているのか、質問の言わんとすることを理解できないんです。
ですから、そこから教えていかないといけない。資格の学校なのに、まず国語から教えるんですよ(笑)。
国語が理解できないと問題が何を言っているのか、出題者が何を問うているのか理解できないですからね。
ですから中学受験の国語の方がよっぽど難しい(笑)。
そんなこともあり、息子には読解力をつけてもらって良かったなぁと思っております。
肝心の国語力がないんじゃ雇う側も苦労する
それで昔は、「社会に出るなら読み書きとそろばんくらいは出来るようになれ」って言っていましたけれど、ちょうど私が社会人になったぐらいからは、「読み書きとパソコンくらいは出来るようになれ」と言うようになりました。
私も、パソコンが世の中に出てきた黎明期、プログラミングの技術が非常に重視される時代を生きた1人でございます。
私の場合、たまたま商業高校の情報処理科に行っておりまして、コンピューターのプログラミングの時間が週に8時間ありました。
そこでコボルという言語から入って、それから東京に来てパソコンに触れまして…PC98へ移っていく、まさに王道だったわけです。
そういう時代を経てきたわけなんですけれど、その時に表計算ソフト、今のExcelを学びました。
Excelなんかが出た時には本当に非常に簡単ですから、やはりこれは必須のスキルになっていくだろうなと。
そんな感じだったわけですが…
今なら、「読み書き パソコン」のパソコンだけで言うなら、普通に扱う分には今の若い人ってめちゃくちゃ扱えます。
ところが、問題は「読み書き」。こっちの方が非常に大変なんですね。
中小企業の採用のときに、社長さんたちが1番覚悟をしているのは、「ウチなんかに来るような連中は読み書きもろくにできない」って、これ覚悟で採るんですよ(笑)。
これね、大学でもですね〜、例えばマンモス大学の日本大学、日大クラスで読み書きできたら「凄えな」ですよ。
日本語の読み書きもできないですからね、普通。
そういう人たちに仕事を教えていくっていうのがね、中小企業の現実であるわけです。
確かに就職するまでパソコンを扱ったことが無いっていう人は結構いるんです。
うちも大学生のアルバイトさんに来てもらっていますけれども、やっぱり若い人はパソコンにすぐ慣れちゃいますね。
今スマホ世代ですけど、スマホ世代からすればパソコンに移っても大体できるんですよね。
パソコンもあともう少しは続きそうですけれど、そんなに価値の高いことじゃなくなってるのも事実です。
勉強している人間を「意識高い」とか言うバカのいる職場はダメ
それは、勉強する大人をバカにする職場です。
子供の頃は、勉強すると誰かしらに評価されていたわけです。
ところが大人になると、職場によっては勉強したら、すごくバカにされるっていう職場があります。
「意識高い」とか言ってね。
遠目に、「◯◯勉強してんだ。へぇ〜、凄いじゃん。」とか他人事だったりするんですよ!
こういう職場に入ったらもうアウトです。アウト〜!
それくらい社会に出てからの勉強で、能力にはグ〜っと差がついてしまうんですよ。
たとえば我々の年代ですと、大学の進学率が男子で3分の1行ってるか行ってなかったかくらいですが、では18歳まで全く勉強しなかったとしましょう。
それでも18歳から勉強をやり始めたら、30年勉強していることになります。
で、ず〜っと勉強して、努力してきた連中はね、ハッキリ言って「敵無し」ですよ。
それくらい大人って勉強してないんですよ。
だから、そういう勉強しない職場に入ってしまったら最期です。
1回底辺に落ちてしまって、底辺職場に入ってしまうと、周りが全部そういう人ばっかりになります。
周りがとにかく勉強しない。「これでいいや〜」って感じでね。だから、自分もやがて勉強しなくなります。
「朱に交われば赤くなる」ってのはよく言ったもんです。
まぁ、まだ若いうちはそれでも良いんです。
体も動くし、そして若いうちは他にも職がありますからね。
ところが、1年1年歳を重ねていって、何もしないまま40歳を迎えてごらんなさいって。
どんだけ辛い人生が待っていることか。
生涯底辺を行くしかない。詰んじゃうんですよ。
勉強してないから頭で働けない分、どんどんガタが来る体を張って、なんとかお金を稼ぐしかなくなるんですから。
ですから、若いうちだったら本当にバカにされようが何しようが、とにかく勉強してください。
そして本を1冊、1冊、最初はゆっくりでも良いから読んでみて、インプットして、そしてそれを実際アウトプットして、そして失敗して…って。
その繰り返しだけやってれば良いんですよ。
でも、それをずーっとやっているだけで、やっていない人間との間には雲泥の差が開いてしまう。
「勉強することをバカにするような職場になんか居ちゃダメ!」
これだけは、若いみなさんには本当に言っておきたいんです。