パーソナルテクノロジーコラムニスト”で米CBSのニュース番組「News Sunday Morning」のレギュラーでもあるデビッド・ポーグ氏が、TEDの講義で、パソコンの使用時に時間を短縮するために10の時間節約技を紹介している。書き起こしてみたので、ぜひ利用してみよう。パソコン作業は知らぬうちにも膨大な時間を使うので覚えておいて損はない。
アメリカで大人気のデビッドポーグ氏とは
米New York Timesの“パーソナルテクノロジーコラムニスト”で米CBSのニュース番組「News Sunday Morning」のレギュラーでもあるデビッド・ポーグ氏(50)をご存知だろうか?
彼はiPhoneやAndroidのレビューについて、非常にわかりやすい解説を行うコラムニストで、ガジェットの解説書も多数出版している。コラムはもちろん、オンライン版のビデオもアメリカでは大変人気である。
彼が「TED」の講座を通じて、コンピュータ、ウェブ、スマートフォン、デジカメユーザのための10の時間節約技を紹介しているので、以下まとめた。
いくつかはご存知かもしれないが、おそらく知らないものも一つはあるはず。ぜひチェックして活用してみてほしい。
デビッドポーグが教えるパソコン時短方法
1:ウェブサイトで効率よく画面スクロールする方法
『スペースキーを1回押すと、下に1画面分スクロールする』『シフトキーを押しながらスペースキーを押すと、上に1画面分スクロールする』
→ページ右のスライドバーを何度もクリックしたり、マウスのホイールボタンをコリコリ回す必要がなくなる。
2:ウェブサイト上のフォーム入力を効率化
『Tabキーを押すと次の入力項目へ進める』
→入力箇所がたくさんあるときに、いちいちマウスでカーソルを移動する必要がなくなる。
3:ウェブサイトの文字の大きさを瞬時に変える
『大きくする場合、Ctrlキー(コントロールキー)を押しながら+(プラス)を押す』『小さくする場合、Ctrlキー(コントロールキー)を押しながらー(マイナス)を押す』
→アップルのマックは「Commandキー」を使用する。
4:iPhoneで英語を入力するときの効率化
『文章の終わりでスペースキーを2回押せばピリオドが入力され、次の文の入力待ちになる
→次の文を入力すると自動的に先頭が大文字になり、ピリオドを入力して次の文字を大文字にするのにわざわざ記号入力に切り替える必要がない。
5:携帯電話の超簡単リダイヤル
『電話番号を入力せずに通話ボタンをそのまま押すと直前にかけた番号が自動入力される』
→そのままもう一度通話ボタンを押せばすぐに電話がかけられる。
6:留守番電話の応答メッセージをスキップする
『誰かに電話をかけて留守番電話になった場合、#を押すとガイダンスをスキップできる』
→すぐに用件を録音することができる。※電話会社によっては#以外のキーになっている可能生もある。
7:googleの活用法
『航空会社とフライト番号を入力する(例「ana 100」)』『「100ヤード メートル 変換」
→フライト情報が表示され、「100ヤード=91.44メートル」とわかりにくい単位を自動計算してくれる。
8:パソコンで文章編集のテクニック
『単語の上でダブルクリック』
→特定の単語を選択する
『単語の上でダブルクリックして該当の単語を選択したあと、そのまま文字入力を行なう(deleteキーを押す必要はない)』
→特定の単語を書き換える。
『ダブルクリックしたらクリックしたままマウスをドラッグする』
→単語の単位で選択範囲を伸ばす
9:カメラのシャッタータイムラグを無くす
『シャッターを半押しして焦点を予め合わせておけばシャッターを押した瞬間に写真が撮れる』
→シャッターを押してから実際に写真が取られるまでにかかる短いタイムラグこれはカメラが焦点などを計算するのにかかる時間で、シャッターチャンスを逃すおそれがある。
10:プレゼンテーションで聴衆の注目を集める
『画面を真っ黒にする:Bキーを押す』『画面を真っ白にする:Wキーを押す』
→KeynoteやPowerPointでプレゼンテーション中に、聴衆が何らかの理由でスライドに注目しており、話し手(自分)に注目を戻したい時に使える技。
ちりも積もれば山となるのがPC作業
ひとつひとつの技で短縮できる時間は1回あたりほんの数秒かもしれない。
しかしこれが毎日365日、今後何年も恩恵をもたらすとすればそれは何時間にも何日にもなる。
小さなことの積み重ねで時間効率は大きく変化するため、ぜひデビッド・ポーグのパソコン・スマホ時短術を積極活用したい。