今や経済大国となった日本では、地球の文化・経済・健康・平和について考え、より良い方向に牽引していく使命が、大小全ての会社を経営する経営者やリーダーに課せられています。これを果たすには、脳を柔軟に働かせる必要があります。では、どのようにすれば柔軟な脳の働きを得られるのでしょうか?
次の時代を作るためリーダーには思考の柔らかさが求められる
日本における戦後の復興は目覚ましく、電化製品の流通を見ても、洗濯機が出来、冷蔵庫か現れ、テレビが巷に出現し、この50年の間に各家庭や部屋の必需品となりました。
近所の電機屋さんにテレビを見せにもらいに行った光景が思い出される私にとって、これらは目覚ましい進歩です。
更に、車による人やモノの運送・流通経済が整った後、パソコンの普及により起きた情報革命は、私達の生活を一変させてしまいました。
今や経済大国となった日本では、地球の文化・経済・健康・平和について考え、より良い方向に牽引していく使命が、大小全ての会社を経営する経営者やリーダーに課せられています。
これを果たす上で最も必要なことは、千変万化し続ける地球のあらゆる事象に対して、脳を柔軟に働かせることです。
脳を柔軟に働かせる方法1:外部から新しい知識や体験を積極的に取り入れる
脳を柔軟に働かせる方法の一つめは、外部から新しい知識や体験を積極的に取り入れることです。
脳細胞は150億個ありますが、成人した人間は1日約10万個死滅しています。
しかし、生き方、使い方によっては脳細胞の減少を少なくし、何倍にも活躍させることが可能です。
「意識的腹式呼吸」を推奨した塩谷信男医学博士は、「毎日20分の呼吸によって、身体細胞を1.5倍長生きさせ、1日10万個死滅する脳細胞の減少を6万個に減らし、骨細胞の死滅を遅らせ新細胞の取り込みを早くする」と言っていました。
綺麗な酸素を隅々まで取り入れるだけで、体が若返り、脳の働きが良くなり、骨粗しょう症も無くなるとおっしゃった博士は、頭脳明晰のまま103歳で亡くなりました。
私達の身体は、脳細胞が死滅しても、残りの細胞が多彩な連絡網の通信によって、それをカバー出来る仕組みがあります。
細胞と細胞を繋いでいる神経伝達経路シナプスを何倍も増やすことによって、ツイッターやフェイスブックなどの通信媒体のように拡がる通信機能を、私達の身体は担っているのです。
また、シナプスは遺伝ではなく、多様な思考や体験によって回路を増加することが出来ます。
本業の知識を高めたり情報を取り入れるのは当然として、他分野の体験、異分野の人との接触、趣味の中からの発想を積極的に取り入れることは、シナプスを増幅させ、脳を柔らかくしてくれます。
脳を柔軟に働かせる方法2:心の状態が「真・善・美」であるよう心がける
もう一つ脳を柔らかくするコツがあります。
それは、常に心の状態を平穏で優しく保ち、「真・善・美」であるよう心がけることです。
本来人間は誰しも純粋無垢で誕生します。しかし、赤ちゃんから子供時代、少年少女から青年時代と色々な体験によってその心は変化し、社会で生存していくために様々な善悪の感情を身に着けながら成長します。
魂のレベルでは真・善・美を求めていても、心(感情や感覚)と体(肉体や神経)を持つ人間の性として、苦痛から遠ざかり安楽を求めてしまいます。
あの聖者イエス・キリストでさえも聖書で『わたしも完璧ではない』と言っているくらいです。
しかし、私達はこの地球に生まれてきた限り、何らかの形でこの星の為に奉仕し、良い方向に進化させていく責任があります。
悪を隠蔽し不正を行い利益を得たとしても、一瞬に情報が世界中に駆け巡る時代には、必ず悪業が露呈されるようになっています。
情報網だけではなく、個人個人のセンサーが研ぎ澄まされていて、集合体が真実を感知するのです。
個人のセンサーはハートにあると言われていますが、生理学的に言うと脳にあり、その感情が現れる場所は心臓部位です。
嬉しいことがあったり、好きな人に出会ったりすると拍動が大きくなり、心臓が張り裂けそうになるのは、そのような理由があります。
社長さんやリーダーは、あらゆる仕事や業務を決定し実行していく時に、悩んだらハートに聞いて下さい。
優しい感じやほのぼのとした感じ、うきうきした感じや嬉しい感じ、楽しい感じやエキサイティングな感じがしたら、魂から脳に“真・善・美”の判定が届いたのです。